今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 小野田尚佳 隈病院 診療本部

監修: 平田結喜緒 公益財団法人 兵庫県予防医学協会 健康ライフプラザ

著者校正/監修レビュー済:2022/08/31
参考ガイドライン:
  1. 日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会:甲状腺腫瘍診療ガイドライン2018
  1. 日本頭頸部癌学会:頭頸部癌診療ガイドライン 2022年版 第4版
  1. 日本内分泌外科学会 甲状腺微小癌取扱い委員会:成人の甲状腺低リスク微小乳頭癌 cT1aN0M0 に対する積極的経過観察の適応と方法: 日本内分泌外科学会 甲状腺微小癌取扱い委員会 による提言
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 甲状腺腫瘍診療ガイドライン2018、頭頸部癌診療ガイドライン 2022年版などに基づき、執筆した。

概要・推奨   

  1. 甲状腺癌の診療には、甲状腺腫瘍診療ガイドライン2018(日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会)と、頭頸部癌診療ガイドライン 2022年版 第4版(日本頭頸部癌学会)の2つのガイドラインが存在する。両者の記述は基本的に同様である。
  1. 甲状腺腫瘍診療ガイドラインは、日本と海外の甲状腺診療の違いを踏まえて(治療の項コラム参照:)、わが国独自の治療アルゴリズムの確立を目指し、病期分類も本邦の甲状腺癌取扱い規約に依っている。
  1. 頭頸部癌診療ガイドラインの病期分類は国際基準の記載方法に依っており、内容は上記の甲状腺腫瘍診療ガイドラインだけでなく、海外のガイドライン(米国甲状腺学会ガイドライン、NCCN(National Comprehensive Cancer Network))の内容を広く紹介している。
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病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. わが国における甲状腺癌罹患数は増加している。2018年における甲状腺癌診断数は18,636人、うち男性4,790人、女性13,846人で、男女比は1:2.9と女性に多い。2019年における甲状腺癌による死亡数は1,862人、うち男性619人、女性1,243人[1]
  1. 米国では1975年から2009年の34年間に甲状腺癌罹患率が4.9人/10万人から14.3人/10万人と2.9倍に増加したが、死亡率は0.5人/10万人と変化がなかった[2]。濾胞癌、髄様癌、未分化癌の増加はなく、乳頭癌の中でも2cm以下の癌のみが増加していた[3]。この結果から、無症候性の小さい乳頭癌の診断が増加していることが明らかで、全世界的に同様の傾向が示されている。2000年代初頭に、甲状腺癌が急激に増加したとの疫学的観察があったが、検診の増加に伴う発見頻度の増加であった[4]
  1. 小児期の放射線被曝は、甲状腺癌の明らかなリスク因子である[5]。旧ソビエトの原子力発電所事故後に小児の甲状腺癌の罹患が増加した[6]。福島の原子力発電所事故後調査は続行中であるが、これまで甲状腺癌罹患者が増加したという報告はない[7]
 
病理組織分類:
  1. 甲状腺癌は、組織学的形態により乳頭癌、濾胞癌、低分化癌、未分化癌、髄様癌に分類する。甲状腺原発の非上皮性悪性腫瘍には、慢性甲状腺炎を背景として発生するリンパ腫がある。その他の組織型が発生する頻度は極めて少ない[8]
  1. ヨウ素摂取量が少ない地域では濾胞癌が多く、摂取量が多い地域では乳頭癌が多い。ヨウ素摂取の多いわが国では甲状腺悪性腫瘍の90%以上が乳頭癌、約5%が濾胞癌であり、低分化癌、未分化癌、髄様癌、リンパ腫がそれぞれ1~2%である。
  1. 甲状腺癌は病理組織型によって遺伝子変異、臨床像、治療法、予後が大きく異なる。
 
甲状腺癌の病理組織型別特徴

出典

著者提供
各病理組織型の特徴  
乳頭癌:
  1. 濾胞上皮に由来し、最も多いタイプ(>90%)で、進行は緩徐。腫瘤径1cm以下を微小乳頭癌と称し、後述するように非手術経過観察の対象となり得る。(微小乳頭癌の非手術経過観察についての項参照: >詳細情報 )

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
小野田尚佳 : 講演料(エーザイ(株))[2025年]
監修:平田結喜緒 : 特に申告事項無し[2025年]

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