今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 中野創 弘前大学大学院医学研究科皮膚科学講座

監修: 戸倉新樹 掛川市・袋井市病院企業団立 中東遠総合医療センター 参与/浜松医科大学 名誉教授

著者校正/監修レビュー済:2022/10/12
参考ガイドライン:
  1. 日本皮膚科学会:色素性乾皮症診療ガイドライン 森脇真一ほか. 日皮会誌 125 (11): 2013-2022, 2015.
  1. 日本皮膚科学会:皮膚疾患遺伝子診断ガイドライン(第1版)澤村大輔ほか. 日皮会誌 122 (3): 561-573, 2012.
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、「骨髄性プロトポルフィン症」を「赤芽球性(骨髄性)プロトポルフィリン症」に改めた。

概要・推奨   

  1. 光線過敏症を疑った場合は、露光部に皮膚症状がみられる疾患との鑑別診断を疑う。
  1. 光線過敏症が確実な場合は露光を避ける指導をする。
  1. 色素性乾皮症の確定診断は色素性乾皮症診療ガイドラインと皮膚疾患遺伝子診断ガイドライン第1版に基づき、特定の施設で行われる。
アカウントをお持ちの方はログイン
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧には
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲

病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 光線(日光)によって皮膚症状が生じる疾患を光線過敏症という。
  1. 光線過敏症の主なものとして、光線過敏症型薬疹、日光蕁麻疹、多形日光疹、慢性光線過敏性皮膚炎、色素性乾皮症、皮膚ポルフィリン症(赤芽球性[骨髄性]プロトポルフィリン症と晩発性皮膚ポルフィリン症)が挙げられる。
  1. 疾患によって原因となる光線の種類(作用波長)が異なる。
  1. 皮膚症状は日光の当たる部位(露光部)にみられる。疾患によって皮膚症状が異なる。
  1. 露光部に皮膚症状がみられる疾患を鑑別する。接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、全身性エリテマトーデス、慢性円板状エリテマトーデス、皮膚筋炎、酒さ、酒さ様皮膚炎などが挙げられる。
問診・診察のポイント  
  1. 発症年齢と症状の推移を尋ねる。色素性乾皮症は1~2歳頃に、赤芽球性(骨髄性)プロトポルフィリン症は7~8歳に発症する。その他の光線過敏症は成人以降にみられる。

これより先の閲覧には個人契約のトライアルまたはお申込みが必要です。

最新のエビデンスに基づいた二次文献データベース「今日の臨床サポート」。
常時アップデートされており、最新のエビデンスを各分野のエキスパートが豊富な図表や処方・検査例を交えて分かりやすく解説。日常臨床で遭遇するほぼ全ての症状・疾患から薬剤・検査情報まで瞬時に検索可能です。

まずは15日間無料トライアル
本サイトの知的財産権は全てエルゼビアまたはコンテンツのライセンサーに帰属します。私的利用及び別途規定されている場合を除き、本サイトの利用はいかなる許諾を与えるものでもありません。 本サイト、そのコンテンツ、製品およびサービスのご利用は、お客様ご自身の責任において行ってください。本サイトの利用に基づくいかなる損害についても、エルゼビアは一切の責任及び賠償義務を負いません。 また、本サイトの利用を以て、本サイト利用者は、本サイトの利用に基づき第三者に生じるいかなる損害についても、エルゼビアを免責することに合意したことになります。  本サイトを利用される医学・医療提供者は、独自の臨床的判断を行使するべきです。本サイト利用者の判断においてリスクを正当なものとして受け入れる用意がない限り、コンテンツにおいて提案されている検査または処置がなされるべきではありません。 医学の急速な進歩に鑑み、エルゼビアは、本サイト利用者が診断方法および投与量について、独自に検証を行うことを推奨いたします。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
中野創 : 未申告[2024年]
監修:戸倉新樹 : 講演料(サノフィ(株),日本イーライリリー(株),アッヴィ合同会社,協和キリン(株))[2024年]

ページ上部に戻る

光線過敏症

戻る