今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 水守康之 姫路医療センター 呼吸器内科

監修: 杉山幸比古 練馬光が丘病院 呼吸器内科

著者校正済:2025/07/09
現在監修レビュー中
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、最新の知見に基づき追記を行なった。
  1. 乳糜胸水の約83%は片側性(右側50%、左側33%)で17%は両側性との報告を追記した(Bhatnagar M, et al. J Thorac Dis, 2024. PMID:38505027)。
  1. 胸水の性状は、乳糜状(乳白色)78%、漿液性13%、漿血性7%、血性7%との報告を追記した(Bhatnagar M, et al. J Thorac Dis, 2024. PMID:38505027)。
  1. 悪性リンパ腫が悪性腫瘍による非外傷性乳糜胸水の原因の約70%を占めること、多発性骨髄腫、その他の血液系悪性腫瘍も原因となり得ることを追記した(Bhatnagar M, et al. J Thorac Dis, 2024. PMID:38505027)。
  1. 適切な治療が行われない場合は死亡リスクが高い疾患であること、予後不良因子についての報告を追記した(Porcel JM, et al. ERJ Open Res. 2023. PMID:37850216)。

概要・推奨   

  1. 胸水検査の際には乳糜胸水を念頭に置いてTGを測定することが勧められる(推奨度1)
  1. 外傷歴のない乳糜胸水を認めた際には、悪性腫瘍の検索を行うことが勧められる(推奨度2)
  1. 乳糜胸水の患者には絶食・完全静脈栄養(TPN)を行うことが勧められる(推奨度2)
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病態・疫学・診察 

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
水守康之 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:杉山幸比古 : 特に申告事項無し[2025年]

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乳糜胸水

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