今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 加島雅之 熊本赤十字病院 内科

監修: 上原由紀 順天堂大学医学部臨床検査医学科/総合診療科/微生物学

著者校正/監修レビュー済:2022/11/24
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1.  定期レビューを行い、診断方針、治療方針/治療の項目に若干の変更を行った。

概要・推奨   

  1. 日本の夏場または海外渡航歴のある患者の脳炎・髄膜炎症状を呈する患者には日本脳炎を考慮して対応する必要がある(推奨度1)
  1. 日本脳炎では視床病変が特徴とされるが、視床病変が画像検査で見つからなくても否定はできない(推奨度4)
  1. 日本脳炎を疑う患者では、海外渡航歴を詳細に聴取し、デング熱や西ナイルウイルスなどの他のフラビウイルス属の曝露の確認を行うべきである(推奨度1)
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病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 日本脳炎は、蚊によって媒介されるフラビウイルス属の日本脳炎ウイルスに感染することで発症する。
  1. 感染してもほとんどは無症状または発熱のみで、一部の感染者が脳炎症状を呈する。
  1. 4類感染症に定められており、診断した医師はただちに最寄りの保健所に届け出る。
  1. 日本脳炎ワクチン未接種者または不完全接種者で、夏季や、海外渡航歴がある者の脳炎患者では必ず日本脳炎を考慮する。
  1. 発症者のほとんどは、小児と高齢者である。
  1. 現在有効な治療法はなく、脳炎を発症した者の死亡率は20~40%であり、また、生存者の45~70%で精神神経学的後遺症が認められる(国立感染症研究所ウイルス第一部)。
 
  1. 日本の夏場または海外渡航歴のある患者の脳炎・髄膜炎症状を呈する患者には日本脳炎を考慮して対応する必要がある(推奨度 1o)
  1. まとめ:日本脳炎は頻度は少ないとはいえ、脳炎を発症した者は死亡率20~40%、精神神経学的後遺症は生存者の45~70%で認められる重篤な感染症である[1]。4類感染症に指定されており、医師は診断した場合にはただちに保健所に届け出なくてはならない。
  1. 追記:けいれんは小児では多いが、成人では少なく[2]、また指や眉のみの焦点発作や気分障害などの高次機能障害が前面に立つこともあり、注意を要する[3]
問診・診察のポイント  
  1. 日本脳炎ワクチンの接種歴を確認する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
加島雅之 : 講演料((株)ツムラ,クラシエ薬品(株)),原稿料(CZS(株))[2024年]
監修:上原由紀 : 特に申告事項無し[2025年]

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日本脳炎

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