今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 藤本千里 東京大学大学院医学系研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野

監修: 森山寛1) 東京慈恵会医科大学附属病院

監修: 小島博己2) 東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科

著者校正/監修レビュー済:2024/04/03
参考ガイドライン:
  1. 日本めまい平衡医学会:前庭神経炎診療ガイドライン 2021年版
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 最新の知見基づき新たに執筆した。

概要・推奨   

  1. 突発的な回転性めまい発作で発症し、その後、体動時あるいは歩行時のふらつき感が持続する。めまいに随伴する聴覚症状を認めない。第Ⅷ脳神経以外の神経症状がない。
  1. めまいの発現の数日前に上気道感染症、あるいは感冒に罹患していることがある。
  1. 回転性めまい発作時に自発および頭位眼振検査で方向固定性の水平性または水平回旋混合性眼振を認める。聴力検査で正常聴力またはめまいと関連しない難聴を示す。温度刺激検査により末梢前庭機能障害を認める。
アカウントをお持ちの方はログイン
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧には
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が 必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧には
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必 要となります。閲覧にはご契約が必要となります。

病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 疫学
  1. 前庭神経炎の有病率は1993年の本邦の調査では3.5人/10万人とされている [1]。一方、近年のドイツの疫学調査では14人/10万人[2]、クロアチアでは11.7〜15.5人/10万人となっているが[3] 、診断方法が様々であるため、単純な比較は困難である。1981年の厚生省前庭機能異常研究班の報告では、発症年齢は40〜50歳代に多く、性差はないとする報告がある一方で[4]、男性にやや多いという報告もある[1]
  1. 病態
  1. 前庭神経炎は、聴覚症状を伴わない突発性の回転性めまい症状を来す疾患である。めまいの発現の数日前に上気道感染症、あるいは感冒に罹患していることがある。前駆症状として上気道炎が認められた割合は17-60%と報告により差がある[5][6][7]
  1. 前庭神経炎症例の側頭骨病理組織所見については、前庭神経節細胞数および神経線維数の減少、残存神経の変性といった報告や[8]、前庭神経と感覚上皮の萎縮といった報告がある[9]
  1. 前庭神経炎発症の原因はいまだ明らかではない。これまでウイルス感染との関連を示唆する文献的報告として、上述した上気道感染・感冒が先行することがあるという臨床症状や[5] 、前庭神経における組織学的所見が耳性帯状疱疹の所見に類似しているという病理学的所見の報告などがある [9]。ヒト前庭神経節における単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)の存在[10]、動物実験におけるHSVによる前庭神経炎様症状の発症などから[11]、前庭神経節に潜伏感染しているHSV-1の再活性化により前庭神経炎が発症するとの説が提唱されている。一方、血流障害との関連を示唆する報告もある[8]
問診・診察のポイント  
  1. 突発的な回転性めまい発作で発症し、その後、体動時あるいは歩行時のふらつき感が持続する。めまいに随伴する聴覚症状を認めない。第Ⅷ脳神経以外の神経症状がない。
  1. 回転性めまい発作時に自発および頭位眼振検査で方向固定性の水平性または水平回旋混合性眼振を認める。聴力検査で正常聴力またはめまいと関連しない難聴を示す。温度刺激検査により末梢前庭機能障害を認める。

これより先の閲覧には個人契約のトライアルまたはお申込みが必要です。

最新のエビデンスに基づいた二次文献データベース「今日の臨床サポート」。
常時アップデートされており、最新のエビデンスを各分野のエキスパートが豊富な図表や処方・検査例を交えて分かりやすく解説。日常臨床で遭遇するほぼ全ての症状・疾患から薬剤・検査情報まで瞬時に検索可能です。

まずは15日間無料トライアル
本サイトの知的財産権は全てエルゼビアまたはコンテンツのライセンサーに帰属します。私的利用及び別途規定されている場合を除き、本サイトの利用はいかなる許諾を与えるものでもありません。 本サイト、そのコンテンツ、製品およびサービスのご利用は、お客様ご自身の責任において行ってください。本サイトの利用に基づくいかなる損害についても、エルゼビアは一切の責任及び賠償義務を負いません。 また、本サイトの利用を以て、本サイト利用者は、本サイトの利用に基づき第三者に生じるいかなる損害についても、エルゼビアを免責することに合意したことになります。  本サイトを利用される医学・医療提供者は、独自の臨床的判断を行使するべきです。本サイト利用者の判断においてリスクを正当なものとして受け入れる用意がない限り、コンテンツにおいて提案されている検査または処置がなされるべきではありません。 医学の急速な進歩に鑑み、エルゼビアは、本サイト利用者が診断方法および投与量について、独自に検証を行うことを推奨いたします。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
藤本千里 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:森山寛 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:小島博己 : 特に申告事項無し[2025年]

ページ上部に戻る

前庭神経炎

戻る