今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 林達哉 旭川医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科

監修: 森山寛1) 東京慈恵会医科大学附属病院

監修: 小島博己2) 東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科

著者校正/監修レビュー済:2025/01/29
参考ガイドライン:
  1. 米国小児科学会(AAP):Diagnosis and Management of Childhood Obstructive Sleep Apnea Syndrome(2012)
  1. 米国耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会(AAO-HNS):Clinical Practice Guideline: Tonsillectomy in children (Update) (2019)
  1. 米国睡眠医学会(AASM):The International classification of sleep disorders; 3rd ed, Academy of Sleep Medicine, Darien IL(2014)
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、以下について加筆・修正した。
  1. 前回改訂から新しいガイドラインは発表されていない。
  1. 睡眠障害国際分類第3版(ICDS-3)の「小児閉塞性睡眠時無呼吸症候群の診断基準(表)」を追加した。
  1. 終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)の実施が難しい場合の診断に関する推奨を整理した。
  1. 上記に伴い「小児のアデノイド増殖症・口蓋扁桃肥大 診断・治療アルゴリズム」を微修正した。

概要・推奨   

  1. 概要:
  1. 扁桃肥大(アデノイド肥大を含む)は小児の睡眠時無呼吸(obstructive sleep apnea:OSA)を含む閉塞性睡眠時呼吸障害(obstructive sleep-disordered breathing:oSDB)の最も一般的な原因であり、このような小児患者に口蓋扁桃摘出術 ± アデノイド切除術は非常に有効である。一方、扁桃肥大は成長とともに軽減すること、術後出血などの術後合併症もみられることから、手術適応は慎重に評価しなければならない。成人の扁桃肥大では腫瘍性病変の可能性を念頭に置いて診断を進める必要がある。
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病態・疫学・診察 

疫学情報・病態・注意事項  
  1. 「アデノイド」は元来、「咽頭扁桃肥大に伴って何らかの障害を来した状態」を意味する言葉であるが、近年「咽頭扁桃」と同義に用いられる傾向にある。したがって、「アデノイド肥大」と「咽頭扁桃肥大」は同義語として扱われる。
  1. 扁桃とは咽頭を取り囲むように存在する咽頭扁桃、耳管扁桃、口蓋扁桃、舌扁桃からなるリンパ組織(ワルダイエル咽頭輪)の総称であるが、単に「扁桃肥大」といった場合には「口蓋扁桃肥大」を指すことが多い。
  1. 扁桃組織は幼児期に生理的に増大し、アデノイドは4~6歳で、口蓋扁桃は5~7歳で最大となる。
  1. アデノイドや口蓋扁桃が咽頭腔に占める相対的なサイズが大きいとさまざまな臨床症状を生じる。
  1. 閉塞性睡眠時無呼吸障害にアデノイド肥大や扁桃肥大が果たす役割は幼小児で大きく、成人では小さい。
  1. 成人のアデノイド肥大では上咽頭癌(<図表>)や悪性リンパ腫(<図表>)との鑑別、口蓋扁桃肥大(特に片側性の場合)では中咽頭癌(<図表>)や悪性リンパ腫(<図表>)との鑑別が重要である。
問診・診察のポイント  
 
  1. アデノイド肥大の症状は、①アデノイドが上咽頭を物理的に閉塞するために生じる症状、②耳管咽頭口への影響に起因する症状、の大きく2つに分けられる。この2つの病態を想起して病歴を聴取し、診断を進める。アデノイド肥大は経鼻的内視鏡で直接観察可能である(<図表>)。幼小児では施行が難しいことも多くこの場合、上咽頭X線側面像にて肥大の程度を確認する(<図表>)。①は口蓋扁桃肥大が加わると著明となるため、口蓋扁桃の観察も同時に行う。
 
 
 
 
  1. アデノイドが鼻腔を後方から閉塞することにより鼻呼吸障害が起こる。鼻呼吸障害は覚醒時の症状(鼻閉、口呼吸、閉鼻声)や睡眠時の症状(いびき、閉塞性睡眠時呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群)の原因となる。それぞれの症状の頻度や程度(無呼吸の回数、努力性呼吸の有無)を聴取する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
林達哉 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:森山寛 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:小島博己 : 特に申告事項無し[2025年]

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アデノイド肥大・扁桃の異常(扁桃肥大含む)

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