今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 樋口敬和 獨協医科大学埼玉医療センター 輸血部

監修: 神田善伸 自治医科大学附属病院 血液科

著者校正/監修レビュー済:2021/03/24
参考ガイドライン:
  1. Lynch DT, Hall J, Foucar K: How I investigate monocytosis? Int J Lab Hem 2018;40:107-1148
  1. Freriel J, Depasse F, Geneviève F: How I investigate basophilia in daily practice. Int J Lab Hem 2020;42:237-245
  1. Chabot-Richards DS, George TI: Leukocytosis. Int J Lab Hem 36: 279-288, 2014
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 内容について定期レビューを行った。

概要・推奨   

  1. 末梢血の単球単球数>800/μl(時に>1,000/μlの場合を単球増多、単球数<200/μlの場合を単球減少とする。
  1. クローン性の単球増多は、単球以外の血球の異常、単球の形態異常などの血液所見から疑うことができることが多い。
  1. 反応性の単球増多自体は非特異的所見であり、単球増多をきたす基礎疾患(原因)を検討する。
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まとめ 

疫学情報・病態・注意事項  
  1. 末梢血中の白血球には、好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球の5種類がある。ここでは、単球、好塩基球、リンパ球の数的異常を取り上げる。
 
単球:
  1. 成人では末梢血の単球は白血球の1~9%で、単球数>800/μl(時に>1,000/μl)の場合を単球増多、単球数<200/μlの場合を単球減少とする。
  1. 単球の数的異常が単独で生ずることはまれで、通常は他の血球の異常を伴う。
  1. 単球増多の多くは反応性の増加であり、単球数の異常を来す基礎疾患の検討が重要である。
 
好塩基球:
  1. 好塩基球数>150/μlを好塩基球増多、好塩基球数<20/μlを好塩基球減少とする。
  1. クローン性(腫瘍性、一次性)の増多と反応性(二次性)の増多があるが、反応性好塩基球増多を来すことはまれである。
  1. 骨髄増殖性腫瘍、骨髄異形成症候群や一部の白血病で増加することがあり、特に慢性骨髄性白血病で増加する。
  1. IgEが関与する即時型アレルギーの際に増加することがある。
  1. 潰瘍性大腸炎、若年性関節リウマチなどの炎症性疾患、甲状腺機能低下症などの内分泌疾患でも増加することがある。
  1. ときに水痘などの感染症で増加する。
  1. 好塩基球減少を診断することはしばしば困難であるが、好塩基球減少を来す病態が知られている(<図表>)。これらの病態について検討する。
 
リンパ球:
  1. リンパ球は通常末梢血白血球の20~40%であり、一般にリンパ球絶対数>4,000/μlをリンパ球増多、<1,000/μlをリンパ球減少とする。
  1. 腫瘍性(クローン性、一次性)と反応性(二次性)に増加するが、リンパ球増多の多くは反応性のものであり、感染症に伴うものが多く、ウイルス感染症によるものが大部分である。
  1. リンパ系悪性腫瘍を見逃さないことが重要である。
  1. リンパ球減少は、①産生の低下、②破壊の亢進、③再分布、④喪失などの機序により生ずる。
問診・診察のポイント  
問診:
  1. 既往歴の確認

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
樋口敬和 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:神田善伸 : 講演料(旭化成(株),MSD(株),ノバルティスファーマ(株),ファイザー(株),サノフィ(株),中外製薬(株),アステラス製薬(株),協和キリン(株)),奨学(奨励)寄付など(協和キリン(株),中外製薬(株))[2024年]

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その他の白血球分画異常(単球、好塩基球、リンパ球異常)

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