今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 中瀬順介 金沢大学整形外科

監修: 酒井昭典 産業医科大学 整形外科学教室

著者校正/監修レビュー済:2023/11/22
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 著者の交代に伴い全面的に書き直しを行った。

概要・推奨   

  1. 膝蓋腱の牽引による脛骨粗面部の骨端症で、12歳前後の活動性の高い男児に好発する。
  1. 脛骨粗面の疼痛、腫脹、熱感を訴え、病初期はスポーツ活動の継続が可能であることが多い。
  1. 初期病変の描出には超音波が優れ、病期が進行すると単純エックス線でも描出可能となる。
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病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 成長期の膝スポーツ障害として代表的な疾患で、脛骨粗面部の骨端症である。
  1. 発生率は10-20%と報告されており、男児に多く、約30%は両側発生である[1][2]
  1. 大腿四頭筋の筋力と脛骨粗面部の骨化段階の関係により、男児では12歳前後、女児では10歳前後に発生することがほとんどである。
  1. 脛骨粗面部の骨化過程の途中に膝伸展機構(大腿四頭筋-膝蓋腱)からの力が加わって、2次骨化中心の一部が剥離して発生する[3]
  1. 発育急進期の大腿骨と脛骨の成長に筋腱の伸長が追い付かず、相対的に筋・腱のタイトネスが上昇する時期に発生する。
  1. 下肢の長軸方向の成長は70%程度が膝関節周囲で生じるため、大腿四頭筋とハムストリングスのタイトネスが急激に増加し、この時期には膝伸展筋力も急激に発達することが分かっている[4]
問診・診察のポイント  
  1. 主症状は、脛骨粗面部位の疼痛であり、同部位に圧痛、腫脹と軽度の熱感を認める。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
中瀬順介 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:酒井昭典 : 講演料(旭化成ファーマ(株),帝人ヘルスケア(株))[2025年]

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