今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 西村純一1) 大阪大学大学院医学系研究科 血液・腫瘍内科

著者: 金倉 譲2) 一般財団法人 住友病院

監修: 木崎昌弘 埼玉医科大学総合医療センター

著者校正/監修レビュー済:2020/07/09
参考ガイドライン:
厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業 特発性造血障害に関する調査研究班:発作性夜間ヘモグロビン尿症診療の参照ガイド 令和1年改訂版
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 上記ガイドラインに基づき、主に診断、重症度、治療などについて改訂を行った。新規治療薬としてラブリズマブが追加された。

概要・推奨   

  1. PNHの診断には抗CD55および抗CD59モノクローナル抗体またはFLAERを用いたフローサイトメトリー法が有用である(推奨度1)
  1. PNH溶血に対するプレドニゾロンの副作用は、隔日投与とすることで軽減できる(推奨度2)
  1. PNHの輸血には、必ずしも洗浄赤血球は必要なく、通常の赤血球濃厚液で十分である(推奨度2)
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病態・疫学・診察 

疾患情報  
  1. 発作性夜間血色素尿症(paroxysmal nocturnal hemoglobinuria、 PNH)は、PIGAを含むGPIアンカー合成に関わる遺伝子に変異を持った造血幹細胞がクローン性に拡大した結果、補体介在性の血管内溶血を主徴とする造血幹細胞疾患である。(定義)
  1. 補体介在性の血管内溶血とそれに伴うヘモグロビン尿、 血栓症 、 骨髄不全 を3大症状とするが、それぞれの症状の程度と全体のバランスは症例ごとにさまざまで1例として同じ症例はない。特徴的な早朝ヘモグロビン尿を呈する症例は、全体の1/4から1/3にすぎない。 血栓症 はわが国ではまれであるが、PNHに特徴的な合併症である。 再生不良性貧血 (aplastic anemia、 AA)を代表とする後天性骨髄不全疾患としばしば合併・相互移行する。<図表>(病態)
 
典型的なPNH症例のヘモグロビン尿

このような特徴的な早朝ヘモグロビン尿を呈する症例は、全体の1/4から1/3にすぎない。

出典

西村純一他: 発作性夜間ヘモグロビン尿症. 難治性貧血の診療ガイド. 小澤敬也, 中尾眞二, 小島勢二, 澤田賢一, 黒川峰夫, 金倉譲, 梶井英治, 赤司浩一(編集). 南江堂; pp.93-130,2011.
 
  1. 確定診断のための溶血所見としては、血清LDH値上昇、網赤血球増加、間接ビリルビン値上昇、血清ハプトグロビン値低下が参考になる。PNHタイプ赤血球(III型)が1%以上で、血清LDH値が正常上限の1.5倍以上であれば、臨床的PNHと診断してよい。<図表>(診断基準)
  1. 発作性夜間血色素尿症は、指定難病であり、「溶血所見に基づいた重症度分類」で中等症以上または軽症でも特段の理由がある場合などでは申請し、認定されると保険料の自己負担分の一部が公費負担として助成される。(https://www.nanbyou.or.jp/entry/3784)
  1.  難病法に基づく医療費助成制度 
問診・診察のポイント  
  1. 骨髄不全の既往を確認する。(例:AA 再生不良性貧血 、 骨髄異形成症候群 (myelodysplastic syndromes、MDS)、 貧血 などの既往と輸血歴)

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
西村純一 : 未申告[2024年]
金倉 譲 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:木崎昌弘 : 未申告[2024年]

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発作性夜間血色素尿症(PNH)

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