今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 吉本貴宣 東京都立広尾病院 糖尿病内分泌科

監修: 平田結喜緒 公益財団法人 兵庫県予防医学協会 健康ライフプラザ

著者校正/監修レビュー済:2025/01/15
参考ガイドライン:
  1. 日本内分泌学会:原発性アルドステロン症診療ガイドライン2021
  1. 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会編:高血圧治療ガイドライン2019
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った(変更なし)。

概要・推奨   

  1. 国内外多施設からの報告より、原発性アルドステロン症(PA)の罹患率は高血圧の約10%であり、高血圧ではPAの鑑別を考慮して診療にあたるべきである(推奨度1)
  1. PAは年齢、性別、罹病期間、血圧レベルが同程度の本態性高血圧と比較して、脳卒中、心筋梗塞、心肥大、不整脈、腎障害を高率に合併することから、早期に診断し治療することが重要である(推奨度1)
  1. ①未治療の高血圧(150/100 mmHg以上)、②治療抵抗性高血圧、③低カリウム血症を伴う高血圧(利尿薬誘発性も含む)、④高血圧を伴う副腎偶発腫瘍、⑤若年での脳卒中発症、⑥40歳未満での高血圧発症、⑦睡眠時無呼吸を伴う高血圧、はPA罹患のハイリスク群である(推奨度2)
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病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 原発性アルドステロン症(PA)の診断は、高血圧において副腎からのアルドステロンの自律的過剰産生を確認することである。
  1. PAは、高血圧の約5~10%と高頻度で、同程度の 本態性高血圧症 と比べ心血管合併症が高頻度であり、早期診断・治療が重要である。
  1. PAスクリーニングはPAC(CLEIA法)(pg/mL)/PRA(ng/mL/時)比(ARR)≧ 200かつPAC ≧ 60 pg/mLで陽性と判定する。PAC ≦ 60 pg/mLでもPAは完全には否定できない点に留意する。但し、CLEIA法による測定値が普及・一般化し、至適カットオフ値が確定するまではARR100~200を「ARR境界域」として位置づけ、ARR100~200かつPAC ≧ 60 pg/mLも暫定的に陽性とし、患者ニーズと臨床所見を考慮して、機能確認検査実施の要否を個別に検討する[1]。スクリーニング時の採血条件、内服中の降圧薬の影響について留意する。 低カリウム血症 の合併のない例も多い。
  1. PAスクリーニング陽性例に対し、少なくとも1種類以上の機能確認検査陽性で診断を確定する。
  1. 引き続き、副腎からのアルドステロン過剰産生部位が片側性か両側性かをCTおよび選択的副腎静脈サンプリング(AVS)にて診断し、治療方針(手術治療 or 薬物治療)を決定する。
  1. 原発性アルドステロン症診断のアルゴリズム:アルゴリズム
 
PAにおける副腎CT画像

副腎造影CT画像を示す。
(a)片側PAの一例:右副腎に径15 mmの腺腫病変を認める。AVSで同側のアルドステロン過剰産生が証明され、片側APAと診断。
(b)両側性PAの一例:左右の副腎は形態上正常である。AVSで両側のアルドステロン過剰産生が証明された(CT、AVSの情報からは両側過形成病変か両側性の微小APAかは診断できない点に留意)。

出典

著者提供
 
  1. PAは年齢、性別、罹病期間、血圧レベルが同程度の本態性高血圧と比較して、脳卒中、心筋梗塞、心肥大、不整脈、腎障害を高率に合併することから、早期に診断し治療することが重要である(推奨度1)
  1. 研究背景:国内外に多数の観察研究結果が示されている[2][3]
  1. 研究事例: わが国の大規模PAレジストリ研究(JPAS研究)でも、PAでは年齢、性別、血圧をマッチさせた本態性高血圧に比べ複合心血管イベント、脳卒中、蛋白尿の発現が多いことが示されており[3]、同様の結果は多施設より報告されている。PAでの高アルドステロン血症の程度、低カリウム血症、片側病変、合併するコルチゾール過剰が脳・心血管・腎合併症の主な寄与因子である[3]。PAでは本態性高血圧に比べ耐糖能異常、肥満、睡眠時無呼吸症候群の合併が多いことも示されている[4]
  1. 結論:PAでは同程度の本態性高血圧と比べて、高率に心血管合併症を発症することから、早期発見・治療することが重要である。
  1. 追記:PAで心血管合併症が多い原因として、アルドステロンによる直接的な心血管障害作用が基礎研究レベルで報告されている[5]
病歴・診察のポイント  
  1. PAスクリーニングの対象者を選別する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
吉本貴宣 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:平田結喜緒 : 特に申告事項無し[2025年]

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原発性アルドステロン症

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