今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 尾田琢也 おだこどもアレルギークリニック

監修: 野口善令 豊田地域医療センター 総合診療科

著者校正/監修レビュー済:2023/08/16
参考ガイドライン:
  1. 内山真(睡眠障害の診断・治療ガイドライン研究会):睡眠障害の対応と治療ガイドライン第3版. 2019
  1. 厚生労働科学研究班・日本睡眠学会ワーキンググループ作成「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」,2013
  1. 標準的神経治療:不眠・過眠と概日リズム障害:神経治療学 33巻4号
  1. 三島和夫:睡眠薬の適正使用・休薬ガイドライン,2014
  1. 日本老年医学会高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った(変更なし)。

概要・推奨   

  1. 不眠症患者に対しては、うつ病の合併がないかどうかをスクリーニングすることが推奨される(推奨度2)
  1. 不眠症患者に対して、精神疾患、内科疾患、睡眠障害をきたすその他の疾患の合併がないかどうかをスクリーニングすることが推奨される(推奨度2)
  1. 併存疾患がある場合は、不眠症の治療とともに併存疾患の治療を行うことが推奨される(推奨度2)
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病態・疫学・診察 

疫学情報・病態・注意事項  
  1. 不眠症は、プライマリ・ケア医を受診する患者の32.6%を占める、頻度の高い疾患である[1]。全年齢でみられるが、有病率は加齢と共に急増し、高齢女性に多い[2]
  1. 不眠症の症状は3つのタイプに大別される。すなわち、①入眠困難、②中途覚醒、③早朝覚醒――である。
  1. 入眠困難とは、入眠潜時(就寝から入眠までに要した時間)が20分以上(小児や若年成人)、30分以上(高齢者)の場合である。
  1. 中途覚醒とは、中途覚醒が20分以上(小児や若年成人)、30分以上(高齢者)の場合である。
  1. 早朝覚醒とは、希望する起床時刻の30分以上前に目覚める場合である。
  1. 十分な睡眠環境が整っているにもかかわらず、睡眠の質や維持に関する問題のため日中の機能的な障害が生じた状態が不眠症と定義され、不眠症を生活の質の低下をもたらすQOL障害としてとらえるようになっている。
  1. DSM-5の診断基準では、上記に加えて1週間に3夜以上、3カ月持続するものとして定義されている。
  1. これまで、一次性(原発性)不眠と、ほかに原因となる併存疾患のある二次性(併存)不眠に分類されていたが、認知行動療法がさまざまな心身の疾患による不眠(続発性ないし二次性不眠)に対しても有効であることが明らかになった[3]。結果、不眠を原発性と続発性(二次性)に区別することに疑問が投げかけられるようになった。2014年に改訂されたDSM-5では原発性不眠という用語を廃し、不眠障害という診断カテゴリが設けられた。すなわち、不眠障害は、それのみで単独で起こることもあれば、他の心身の疾患に併存することもある独立した疾患であるという考えである。
  1. 不眠症患者の85%で内科疾患を合併し、27~45%で精神疾患を合併していたという報告もある[4]
  1. 不眠症患者の併存疾患は、精神疾患(うつ病や不安障害など)、内科疾患(睡眠時無呼吸症候群、下肢静止不能症候群[むずむず脚症候群、restless legs syndrome]、心不全、慢性閉塞性肺疾患[COPD]、気管支喘息、胃食道逆流症[GERD]、排尿障害、甲状腺機能異常、関節リウマチ、アトピー性皮膚炎、認知症、パーキンソン病、慢性疼痛など)、薬剤やアルコールなど多岐にわたる。
  1. 不眠は一症状であり、背景にある上記のような併存症がないか検索する必要がある。
  1. 不眠の危険因子として、時差ぼけ、交代勤務、カフェインの過剰摂取、喫煙、寝室環境などの睡眠衛生不良、薬剤(β遮断薬、α刺激薬・遮断薬、利尿薬、脂質異常症治療薬、抗うつ薬SSRI[選択的セロトニン再取り込み阻害薬]、ステロイド、テオフィリン、甲状腺ホルモン[5][6]、鎮静薬の離脱症状)、死別反応などが挙げられる。
  1. 十分な睡眠がとれているにもかかわらず、睡眠が不十分だと感じ、不眠を訴える患者もいる。
  1. 不眠症の診断基準(ICSD-2)[7]
  1. 睡眠の質や維持に関する訴えがある(入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒)。
  1. 十分な睡眠環境が整っている。
  1. 以下の日中の機能障害が最低1つみられる。
  1. 倦怠感
  1. 注意力・集中力・記憶力の低下
  1. 社会的機能の低下
  1. 気分の障害あるいは焦燥感
  1. 日中の眠気
  1. 活気の低下
  1. 仕事中・運転中のミスや事故の危険
  1. 睡眠不足に伴う緊張・頭痛・消化器症状
  1. 睡眠に関する不安
問診・診察のポイント  
  1. 不眠に特異的な身体所見はなく、病歴聴取が重要である。睡眠習慣の偏りが不眠の原因となっていることがあるため、以下の項目を確認する[8][9]。睡眠状況が確認できない場合は、2週間ほど睡眠日誌(就床時刻・入眠時刻・覚醒時刻・起床時刻)をつけてもらい、これを活用する。
  1. 訴えの背景にある不眠症状(入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒)は?

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
尾田琢也 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:野口善令 : 特に申告事項無し[2025年]

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