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二酸化炭素

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他剤形 薬剤一覧

効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • ○酸素吸入時の呼吸中枢の刺激。
  • ○高山病における呼吸困難,麻酔時における覚せいと手術後の肺拡張不全の予防。
  • ○一酸化炭素,モルヒネ,シアン化合物などの中毒時における呼吸中枢の興奮性低下。
  • ○炭酸水の水浴による脈拍及び拡張期血圧の減少,静脈血の心臓還流の改善と拍出量の増加,皮膚の充血,呼吸量の増加。
  • ○ドライアイスでの狼瘡,色素斑などの皮膚疾患の腐食剤としての使用。
  • ○腹腔鏡下外科手術に必要な視野及び術野の確保。
  • ○X線コンピュータ断層撮影に必要な腸管の拡張。

用法・用量

  • 酸素吸入に併用する場合は,通常純酸素に対して数%本品を混ぜる。

禁忌 

注意 

8.重要な基本的注意

8.1 使用に当たっては,必ずガス名を「医薬品ラベル」で確認すること。
8.2 吸入により軽いめまい,呼吸困難,嘔吐などの中毒症状を呈した場合は清浄な空気を吸わせること。また,しばらく安静にさせること。
8.3 吸入により意識を失ったときは,直ちに投与を中止し人工呼吸,あるいは酸素吸入を行うこと。
8.4 腹腔鏡下外科手術及びX線コンピュータ断層撮影時の送気ガスとして使用する際は,該当医療機器の添付文書を必ず参照すること。

14.適用上の注意

14.1 薬剤調整時の注意
14.1.1 本品は「液化ガス」のため,容器は立てて使用する。
14.1.2 容器のバルブは静かに開閉する。
14.1.3 容器は粗暴な取扱いをせず,転倒,転落等による衝撃及びバルブの損傷を防止するために,安定した床に倒れないように置き,ロープ等で固定して使用する。
14.1.4 容器と配管等の取付部は,使用に先立ち漏洩検知液等で必ず点検する。
14.1.5 調整器及び圧力計等は,二酸化炭素用のものを使用する。
14.1.6 使用方法によっては,-70℃以下の超低温になることがあるため,凍傷等を起こさないように注意する。
14.1.7 使用後は容器バルブを必ず閉める。
14.2 薬剤投与時の注意
14.2.1 容器は常に温度40℃以下で使用し,直射日光を避け,火気・暖房の付近に置かない。
14.2.2 酸欠の危険性があるので,換気に十分に注意する。
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