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食道穿孔・破裂

著者: 柏木秀幸 富士市立中央病院 外科

監修: 木下芳一 製鉄記念広畑病院

著者校正/監修レビュー済:2020/09/03

概要・推奨  

  1. 嘔吐、胸部痛、皮下気腫のMacklerの3徴がみられる場合、特発性食道破裂が疑われる(推奨度2)
  1. 食道穿孔が疑われる場合、造影CT検査の感度は高く(92~100%)、周辺臓器の変化の把握や、他の疾患の鑑別に有用である(推奨度1)。
  1. 食道穿孔が疑われる例に対する食道造影には、水溶性造影剤を使用することが推奨される(推奨度1)
  1. 迅速な診断と治療の開始が推奨される(推奨度2)
  1. 予後規定因子は、①穿孔から治療までの時間、②穿孔部位、③穿孔の原因疾患である(推奨度1)
  1. 熟練した外科チームにより、保存的治療を含め、治療法を選択していくことで、治療成績は向上する(推奨度1)
  1. 特発性食道破裂の再破裂はきわめてまれである(推奨度1)
  1. 鑑別疾患として、症状や画像が類似する特発性縦隔気腫の存在を忘れてはならない(推奨度1)
  1. 食道穿孔に対する治療として、保存的治療、穿孔部閉鎖、食道切除などが行われているが、死亡率の観点からは差はない(推奨度1)
  1. 内視鏡治療(ステント、クリップ、吸引)は、食道穿孔に対する治療の選択肢となるが、原因、重症度などから慎重に適応を判断する必要がある(推奨度2)。
  1. 20~30歳代男性の特発性食道破裂の原因として、好酸球性食道炎が関与する(推奨度2)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント
  1. 定期レビューを行い、主に内視鏡治療について改訂を行った。

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