振戦以外の不随意運動 :トップ    
監修: 高橋裕秀 みどり野リハビリテーション病院
花島律子 鳥取大学医学部医学科 脳神経医科学講座脳神経内科学分野

概要

  1. ジストニア診療ガイドライン2018
の発表に伴い、現在アップデート中
 
症状のポイント:
  1. 不随意運動は、動きの性状によって種々のものがある。動きの観察によりどの不随意運動かまず見極めることで診断に近づけ、適切な薬剤などの治療法を選ぶことが可能となる。不随意運動には本態性のもの、神経変性疾患によるものなどがあるが、一般診療で比較的頻度が高くみられるのは、二次性のものである。腎不全や肝不全などの代謝異常、薬物などの中毒、脳炎・脳梗塞による二次性の不随意運動を見逃さないことが大事である。問診や病歴、家族歴の聴取も重要な情報を与えてくれる。
 
緊急対応: >詳細情報 
  1. 通常、一時的な不随意運動は緩徐に出現・悪化するものであり、また致死的なものではないので緊急性には乏しいことが多い。ただし、2次的なものは急性であり、けいれんと間違われることもあるので、原因となる病態を明らかにして原因の改善を対処する。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 二次性のものはその原因疾患に対する治療を行う。
  1. 動きが大きく苦痛が強いときには、動きを止める薬剤を投与する。舞踏病にはハロペリドールなどの向精神薬やベンゾジアゼピン系薬剤、ミオクローヌスに対しては抗てんかん薬やベンゾジアゼピン系薬剤、ジストニアに対しては抗コリン系薬剤を使用する。
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 不随意運動がすぐに改善しないとき、原因が不明のとき、不随意運動の種類の判定も困難な場合には専門家へ紹介する。
 
診断へのアプローチ:(診察: >詳細情報 ・アルゴリズム:アルゴリズム アルゴリズム
  1. 動きの観察によりどの不随意運動かまず見極めることで診断に近づけ、適切な薬剤などの治療法を選ぶことが可能となる。
  1. 不随意運動には本態性のもの、神経変性疾患によるものなどがあるが、一般診療で比較的頻度が高くみられるのは、二次性のものである。特に、症状が突然出現するような場合は、二次性の可能性が高い。腎不全や肝…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

急性に発症した不随意運動に対する評価例
  1. 不随意運動の原因となる、改善可能な病態を見逃さないために、頻度の高い代謝性異常や、脳梗塞、脳炎などを見逃さないための検査を行う。
○ 改善可能な病態を見逃さないために、必要に応じて1)~11)を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

不随意運動の検査の進め方
不随意運動の鑑別(振戦以外)
痙性斜頚
著者校正/監修レビュー済
2017/12/25