オスグッド・シュラッター病 :トップ    
監修: 酒井昭典 産業医科大学 整形外科学教室
津田英一1) 石橋恭之2) 1)弘前大学大学院医学研究科リハビリテー... 2)弘前大学大学院医学研究科整形外科学講...

概要

疾患のポイント:
  1. オスグッド・シュラッター病とは膝伸展機構のオーバーユースによる障害で、運動時の膝前面痛が主たる症状である。内因性リスクファクターとして、グローススパートによる骨の長軸成長に対して筋腱組織の伸長が遅れることによる膝伸展機構のタイトネス増大がある。
 
診断:アルゴリズム >詳細情報 
  1. 好発年齢(10~15歳頃)、スポーツ歴などの社会歴に加え、典型的症状(膝前面痛、脛骨粗面の圧痛)から診断する。
  1. X線側面像にて脛骨粗面骨端核の不整像、透亮像、分裂像、遊離骨片の有無を確認する。
  1. オスグッド・シュラッター病の局所所見:<図表>
  1. 大腿四頭筋タイトネスの評価:<図表>
  1. X線検査所見:<図表>
 
重症度・予後: >詳細情報 
  1. 病状が進行すると疼痛が増悪し、運動以外の日常生活動作でも出現する。通常、保存療法を十分行うことにより症状は軽快し、スポーツ復帰も可能となる。
  1. 手術を行った場合、手術成績はおおむね良好であるが、スポーツ復帰や就労後に愁訴が残存する場合もあるため、術前に十分な説明が必要である。
 
治療:

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

診断、保存治療例
  1. オスグッド・シュラッター病を疑う場合は、単純X線検査(膝関節正面、側面、軸写)を行う。
  1. 成長期では原則として保存治療(運動制限、大腿四頭筋のストレッチング・筋力訓練、NSAIDs含有外用薬、ストラップ装具)を行う。
○ 画像診断は1)の3方向で行う。治療は、急性期では2)、疼痛が強い例では5)または6)を併用する。急性期の疼痛が軽減した後に3)、4)を追加する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

オスグッド・シュラッター病 診断と治療のアルゴリズム
膝伸展機構の解剖
大腿四頭筋タイトネスの評価
X線検査所見
大腿四頭筋のストレッチング
遊離骨片摘出術
脛骨粗面部の腫脹・突出
膝関節単純X線検査側面像
著者校正/監修レビュー済
2016/08/05