平成30年度 診療報酬点数 医科第1章 基本診療料第1部 初・再診料第2節 再診料 > A001 再診料

A001 再診料

  1. A001 再診料
    72点

1 保険医療機関(許可病床のうち一般病床に係るものの数が200以上のものを除 く。)において再診を行った場合に算定する。

2 医療用医薬品の取引価格の妥結率に関して別に厚生労働大臣が定める施設基準 を満たす保険医療機関(許可病床数が200床以上である病院に限る。)において再 診を行った場合には、注1の規定にかかわらず、特定妥結率再診料として、53点 を算定する。

3 同一保険医療機関において、同一日に他の傷病について、別の診療科を再診と して受診した場合は、注1の規定にかかわらず、2つ目の診療科に限り、36点( 注2に規定する場合にあっては、26点)を算定する。この場合において、注4か ら注8まで及び注10から注16までに規定する加算は算定しない。

4 6歳未満の乳幼児に対して再診を行った場合は、乳幼児加算として、38点を所定点数に加算する。ただし、注5又は注6に規定する加算を算定する場合は算定 しない。

5 保険医療機関が表示する診療時間以外の時間、休日又は深夜において再診を行 った場合は、時間外加算、休日加算又は深夜加算として、それぞれ65点、190点 又は420点(6歳未満の乳幼児又は妊婦の場合においては、それぞれ135点、260 点又は590点)を所定点数に加算する。ただし、区分番号A000に掲げる初診 料の注7のただし書に規定する保険医療機関にあっては、同注のただし書に規定 する時間において再診を行った場合は、180点(6歳未満の乳幼児又は妊婦の場合にあっては、250点)を所定点数に加算する。

6 小児科を標榜する保険医療機関(区分番号A000に掲げる初診料の注7のただし書に規定するものを除く。)にあっては、夜間であって別に厚生労働大臣が 定める時間、休日又は深夜(当該保険医療機関が表示する診療時間内の時間に限 る。)において6歳未満の乳幼児に対して再診を行った場合は、注5の規定にか かわらず、それぞれ135点、260点又は590点を所定点数に加算する。

7 区分番号A000に掲げる初診料の注9に規定する別に厚生労働大臣が定める 施設基準を満たす保険医療機関(診療所に限る。)が、午後6時(土曜日にあっ ては正午)から午前8時までの間(深夜及び休日を除く。)、休日又は深夜であ って、当該保険医療機関が表示する診療時間内の時間において再診を行った場合 は、夜間・早朝等加算として、50点を所定点数に加算する。ただし、注5のただし書、注6又は注16に規定する場合にあっては、この限りでない。

8 入院中の患者以外の患者に対して、慢性疼痛疾患管理並びに別に厚生労働大臣が定める検査並びに第7部リハビリテーション、第8部精神科専門療法、第9部 処置、第10部手術、第11部麻酔及び第12部放射線治療を行わないものとして別に 厚生労働大臣が定める計画的な医学管理を行った場合は、外来管理加算として、 52点を所定点数に加算する。

9 患者又はその看護に当たっている者から電話等によって治療上の意見を求めら れて指示をした場合においても、再診料を算定することができる。ただし、この 場合において、注8の外来管理加算、注12の地域包括診療加算及び注13の認知症 地域包括診療加算は算定しない。

10 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等 に届け出た保険医療機関(診療所に限る。)において再診を行った場合には、当 該基準に係る区分に従い、次に掲げる点数をそれぞれ所定点数に加算する。

イ 時間外対応加算1 5点

ロ 時間外対応加算2 3点

ハ 時間外対応加算3 1点

11 個別の費用の計算の基礎となった項目ごとに記載した明細書の発行等につき別 に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関(診療所に限る。)を受 診した患者については、明細書発行体制等加算として、1点を所定点数に加算す る。

12 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等 に届け出た保険医療機関(診療所に限る。)において、脂質異常症、高血圧症、 糖尿病又は認知症のうち2以上の疾患を有する患者に対して、当該患者の同意を 得て、療養上必要な指導及び診療を行った場合には、地域包括診療加算として、 当該基準に係る区分に従い、次に掲げる点数を所定点数に加算する。

イ 地域包括診療加算1 25点

ロ 地域包括診療加算2 18点

13 別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関(診療所に限る。) において、認知症の患者(認知症以外に1以上の疾患(疑いのものを除く。)を 有するものであって、1処方につき5種類を超える内服薬の投薬を行った場合及び1処方につき抗うつ薬、抗精神病薬、抗不安薬又は睡眠薬を合わせて3種類を 超えて投薬を行った場合のいずれにも該当しないものに限る。)に対して、当該 患者又はその家族等の同意を得て、療養上必要な指導及び診療を行った場合には、 認知症地域包括診療加算として、当該基準に係る区分に従い、次に掲げる点数を 所定点数に加算する。

イ 認知症地域包括診療加算1 35点

ロ 認知症地域包括診療加算2 28点

14 注12又は注13の場合において、他の保険医療機関に入院した患者又は介護保険 法第8条第28項に規定する介護老人保健施設(以下「介護老人保健施設」とい う。)に入所した患者について、当該他の保険医療機関又は介護老人保健施設と 連携して薬剤の服用状況や薬剤服用歴に関する情報共有等を行うとともに、当該 他の保険医療機関又は介護老人保健施設において処方した薬剤の種類数が減少し た場合であって、退院後又は退所後1月以内に当該他の保険医療機関又は介護老人保健施設から入院中又は入所中の処方内容について情報提供を受けた場合には、 薬剤適正使用連携加算として、退院日又は退所日の属する月から起算して2月目 までに1回に限り、30点を更に所定点数に加算する。

15 妊婦に対して再診を行った場合は、妊婦加算として、38点を所定点数に加算す る。ただし、注5又は注16に規定する加算を算定する場合は算定しない。

16 産科又は産婦人科を標榜する保険医療機関(区分番号A000に掲げる初診料の注7のただし書に規定するものを除く。)にあっては、夜間であって別に厚生 労働大臣が定める時間、休日又は深夜(当該保険医療機関が表示する診療時間内 の時間に限る。)において妊婦に対して再診を行った場合は、注5の規定にかか わらず、それぞれ135点、260点又は590点を所定点数に加算する。

通知

(1) 再診料は、診療所又は一般病床の病床数が 200 床未満の病院において、再診の都度(同 一日において2以上の再診があってもその都度)算定できる。

(2) 「注2」に規定する保険医療機関の取扱いについては、区分番号「A000」初診料 の(9)から(11)までと同様である。

(3) 2以上の傷病について同時に再診を行った場合の再診料は、当該1日につき1回に限 り算定する。ただし、同一保険医療機関において、同一日に他の傷病(1つ目の診療科 で診療を受けた疾病又は診療継続中の疾病と同一の疾病又は互いに関連のある疾病以外 の疾病のことをいう。)について、患者の意思に基づき、別の診療科(医療法上の標榜 診療科のことをいう。)を再診として受診した場合(1つ目の診療科の保険医と同一の 保険医から診察を受けた場合を除く。)は、現に診療継続中の診療科1つに限り、「注3」に掲げる所定点数を算定できる。この場合において、「注4」から「注8」まで、「注 10」から「注 16」までに規定する加算は、算定できない。

(4) A傷病について診療継続中の患者が、B傷病に罹り、B傷病について初診があった場合、 当該初診については、初診料は算定できないが、再診料を算定できる。

(5) 再診料における時間外加算、休日加算、深夜加算、時間外特例加算及び夜間・早朝等加 算の取扱いは、初診料の場合と同様である。

(6) 外来管理加算

ア 外来管理加算は、処置、リハビリテーション等(診療報酬点数のあるものに限 る。)を行わずに計画的な医学管理を行った場合に算定できるものである。

イ 外来管理加算を算定するに当たっては、医師は丁寧な問診と詳細な身体診察(視診、 聴診、打診及び触診等)を行い、それらの結果を踏まえて、患者に対して症状の再確 認を行いつつ、病状や療養上の注意点等を懇切丁寧に説明するとともに、患者の療養 上の疑問や不安を解消するため次の取組を行う。

[提供される診療内容の事例]

1 問診し、患者の訴えを総括する。

「今日伺ったお話では、『前回処方した薬を飲んで、熱は下がったけれど、 咳が続き、痰の切れが悪い。』ということですね。」

2 身体診察によって得られた所見及びその所見に基づく医学的判断等の説明 を行う。

「診察した結果、頸のリンパ節やのどの腫れは良くなっていますし、胸の 音も問題ありません。前回に比べて、ずいぶん良くなっていますね。」

3 これまでの治療経過を踏まえた、療養上の注意等の説明・指導を行う。

「先日の発熱と咳や痰は、ウイルスによる風邪の症状だと考えられますが、○○さんはタバコを吸っているために、のどの粘膜が過敏で、ちょっとした 刺激で咳が出やすく、痰がなかなか切れなくなっているようです。症状が落 ち着くまで、しばらくの間はタバコを控えて、部屋を十分に加湿し、外出す るときにはマスクをした方が良いですよ。」

4 患者の潜在的な疑問や不安等を汲み取る取組を行う。

「他に分からないことや、気になること、ご心配なことはありません か。」

ウ 診察に当たっては、イに規定する項目のうち、患者の状態等から必要と思われるも のを行うこととし、必ずしも全ての項目を満たす必要はない。また、患者からの聴取 事項や診察所見の要点を診療録に記載する。

エ 外来管理加算は、標榜する診療科に関係なく算定できる。ただし、複数科を標榜す る保険医療機関において、外来患者が2以上の傷病で複数科を受診し、一方の科で処 置又は手術等を行った場合は、他科においては外来管理加算は算定できない。

オ 区分番号「C000」往診料を算定した場合にも、再診料に加えて外来管理加算を 算定できる。

カ 投薬は本来直接本人を診察した上で適切な薬剤を投与すべきであるが、やむを得ない 事情で看護に当たっている者から症状を聞いて薬剤を投与した場合においても、再診料は算定できるが、外来管理加算は算定できない。また、多忙等を理由に、イに該当 する診療行為を行わず、簡単な症状の確認等を行ったのみで継続処方を行った場合に あっては、再診料は算定できるが、外来管理加算は算定できない。

キ 「注8」の厚生労働大臣が別に定める検査とは、第2章第3部第3節生体検査料のう ち、次の各区分に掲げるものをいう。

超音波検査等

脳波検査等

神経・筋検査

耳鼻咽喉科学的検査

眼科学的検査

負荷試験等

ラジオアイソトープを用いた諸検査 内視鏡検査

(7) 電話等による再診

ア 当該保険医療機関で初診を受けた患者について、再診以後、当該患者又はその看護に 当たっている者から直接又は間接(電話、テレビ画像等による場合を含む。)に、治 療上の意見を求められた場合に、必要な指示をしたときには、再診料を算定できる。なお、定期的な医学管理を前提として行われる場合は算定できない。ただし、平成 3 0 年3月 31 日以前に、3月以上継続して定期的に、電話、テレビ画像等による再診料 を算定していた患者については、当該医学管理に係る一連の診療が終了するまでの間、 当該再診料を引き続き算定することができる。その場合には、オの規定にかかわらず、 時間外加算、休日加算、深夜加算又は夜間・早朝等加算は算定できない。

イ 電話、テレビ画像等を通した再診(聴覚障害者以外の患者に係る再診については、フ ァクシミリ又は電子メール等によるものは含まない。)については、患者の病状の変 化に応じ療養について医師の指示を受ける必要のある場合であって、当該患者又はそ の看護に当たっている者からの医学的な意見の求めに対し治療上必要な適切な指示を した場合に限り算定する。ただし、電話、テレビ画像等を通した指示等が、同一日に おける初診又は再診に附随する一連の行為とみなされる場合、時間おきに病状の報告 を受ける内容のものである場合等には、再診料を算定できない。また、ファクシミリ 又は電子メール等による再診については、再診の求めに速やかに応じた場合に限り算 定できるものとし、この場合においては、診療録に当該ファクシミリ等の送受信の時 刻を記載するとともに、当該ファクシミリ等の写しを貼付すること。

ウ 乳幼児の看護に当たっている者から電話等によって治療上の意見を求められて指示し た場合は、「注4」の乳幼児加算を算定する。

エ 妊婦又はその看護に当たっている者から電話等によって治療上の意見を求められて指 示した場合は、「注 15」の妊婦加算を算定する。

オ 時間外加算を算定すべき時間、休日、深夜又は夜間・早朝等に患者又はその看護に当 たっている者から電話等によって治療上の意見を求められて指示した場合は、時間外 加算、休日加算、深夜加算又は夜間・早朝等加算を算定する。ただし、ファクシミリ 又は電子メール等による再診については、これらの加算は算定できない。

カ 当該再診料を算定する際には、第2章第1部の各区分に規定する医学管理等は算定で きない。

キ 当該再診料を算定する際には、予約に基づく診察による特別の料金の徴収はできない。

(8) 時間外対応加算

ア 時間外対応加算は、地域の身近な診療所において、患者からの休日・夜間等の問い 合わせや受診に対応することにより、休日・夜間に病院を受診する軽症患者の減少、 ひいては病院勤務医の負担軽減につながるような取組を評価するものである。

イ 当該加算を算定するに当たっては、当該保険医療機関において、算定する区分に応 じた対応を行うとともに、緊急時の対応体制や連絡先等について、院内掲示、連絡先 を記載した文書の交付、診察券への記載等の方法により患者に対して周知すること。

ウ 電話等による相談の結果、緊急の対応が必要と判断された場合には、外来診療、往診、他の医療機関との連携又は緊急搬送等の医学的に必要と思われる対応を行うこと。

エ なお、電話等による再診の場合であっても、時間外対応加算の算定が可能であること。

(9) 健康保険法(大正 11 年法律第 70 号)における療養の給付又は高齢者の医療の確保に 関する法律(昭和 57 年法律第 80 号)における療養の給付と労働者災害補償保険法(昭 和 22 年法律第 50 号)における療養補償給付を同時に受けている場合の再診料(外来診療料を含む。)は、主たる疾病の再診料(外来診療料を含む。)として算定する。なお、 入院料及び往診料は、当該入院あるいは往診を必要とした疾病に係るものとして算定する。

(10) 地域包括診療加算

ア 地域包括診療加算は、外来の機能分化の観点から、主治医機能を持った診療所の医師 が、複数の慢性疾患を有する患者に対し、患者の同意を得た上で、継続的かつ全人的な 医療を行うことについて評価したものであり、初診時や訪問診療時(往診を含む。)は 算定できない。なお、地域包括診療料と地域包括診療加算はどちらか一方に限り届出す ることができる。

イ 地域包括診療加算の対象患者は、高血圧症、糖尿病、脂質異常症及び認知症の4疾 病のうち、2つ以上(疑いは除く。)を有する者である。なお、当該医療機関で診療を行う対象疾病(上記4疾病のうち2つ)と重複しない疾病を対象とする場合に限り、 他医療機関でも当該加算、認知症地域包括診療加算、地域包括診療料又は認知症地域包括診療料を算定可能とする。

ウ 当該患者を診療する担当医を決めること。担当医は、慢性疾患の指導に係る適切な 研修を修了した医師とし、担当医により指導及び診療を行った場合に当該加算を算定 する。

エ 当該患者に対し、以下の指導、服薬管理等を行うこと。

(イ) 患者の同意を得て、計画的な医学管理の下に療養上必要な指導及び診療を行う こと。

(ロ) 他の保険医療機関と連携の上、患者が受診している医療機関を全て把握するとともに、当該患者に処方されている医薬品を全て管理し、診療録に記載すること。 必要に応じ、担当医の指示を受けた看護職員等が情報の把握を行うことも可能であること。

(ハ) 当該患者について、原則として院内処方を行うこと。ただし、(ニ)の場合に限 り院外処方を可能とする。

(ニ) 院外処方を行う場合は、以下のとおりとする。

① 調剤について 24 時間対応できる体制を整えている薬局(以下「連携薬局」と いう。)と連携していること。

② 原則として、院外処方を行う場合は連携薬局にて処方を行うこととするが、患者の同意がある場合に限り、その他の薬局での処方も可能とする。その場合、 当該患者に対して、時間外においても対応できる薬局のリストを文書により提供し、説明すること。

③ 当該患者が受診している医療機関のリスト及び当該患者が当該加算を算定し ている旨を、処方箋に添付して患者に渡すことにより、当該薬局に対して情報 提供を行うこと。

④ 患者に対して、当該医療機関を受診時に、薬局若しくは当該医療機関が発行す るお薬手帳を持参させること。また、当該患者の院外処方を担当する保険薬局か ら文書で情報提供を受けることでもよい。なお、保険薬局から文書で情報提供を 受けた場合も、当該患者に対し、事後的にお薬手帳の提示に協力を求めることが 望ましい。

⑤ 診療録にお薬手帳若しくは保険薬局からの文書のコピーを貼付又は当該点数の 算定時の投薬内容について診療録に記載すること。

(ホ) 当該患者に対し、標榜時間外の電話等による問い合わせに対応可能な体制を有し、 連絡先について情報提供するとともに、患者又は患者の家族等から連絡を受けた場合には、受診の指示等、速やかに必要な対応を行うこと。

(ヘ) 当該患者に対し、健康診断や検診の受診勧奨を行い、その結果等を診療録に記載するとともに、患者に提供し、評価結果を基に患者の健康状態を管理すること。

(ト) 当該患者に対し、必要に応じ、要介護認定に係る主治医意見書を作成すること。

(チ) 患者の同意について、当該加算の初回算定時に、別紙様式 47 を参考に、当該患者の署名付の同意書を作成し、診療録に添付すること。ただし、直近1年間に4 回以上の受診歴を有する患者については、別紙様式 47 を参考に診療の要点を説明 していれば、同意の手続きは省略して差し支えない。なお、当該医療機関自ら作 成した文書を用いることでよい。

(リ) 当該加算を算定する場合は、投薬の部に掲げる「7種類以上の内服薬の投薬を 行う場合」の規定は適用しないものであること。

(ヌ) 認知症の患者に対し本加算を算定する場合であって、当該患者の病状から、患者 への説明及び患者の同意について、患者の家族等への説明及び当該患者の家族等に よる同意による方が適切と考えられる場合には、当該部分について「患者」を「患 者の家族等」と読み替えるものとする。

オ 当該医療機関において、院内掲示により以下の対応が可能なことを周知し、患者の求 めがあった場合に適切に対応すること。

(イ) 健康相談を行っていること。

(ロ) 介護保険に係る相談を行っていること。

カ 抗菌薬の適正な使用を推進するため、「抗微生物薬適正使用の手引き」(厚生労働省 健康局結核感染症課)を参考に、抗菌薬の適正な使用の普及啓発に資する取組を行って いること。

キ 地域包括診療加算1を算定する医療機関においては、往診又は訪問診療を提供可能で あること。往診又は訪問診療の対象の患者には、24 時間対応可能な連絡先を提供し、 患者又は患者の家族等から連絡を受けた場合には、往診、外来受診の指示等、速やかに 必要な対応を行うこと。「特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱 いについて」(平成 30 年3月5日保医発 0305 第3号)の第9在宅療養支援診療所の施設基準の1の(1)に規定する在宅療養支援診療所以外の診療所においては以下の(ロ)、 在宅療養支援診療所以外の診療所については以下の全てについて、連携する他の保険医療機関とともに行うことも可能であること。

(イ) 24 時間の連絡体制

(ロ) 連絡を受けて行う往診又は外来診療の体制

(11) 認知症地域包括診療加算

ア 認知症地域包括診療加算は、外来の機能分化の観点から、主治医機能を持った診療 所の医師が、認知症患者であって以下の全ての要件を満たす患者に対し、患者の同意 を得た上で、継続的かつ全人的な医療を行うことについて評価したものであり、初診 時や訪問診療時(往診を含む。)は算定できない。

(イ) 認知症以外に1以上の疾病(疑いは除く。)を有する者

(ロ) 同月に、当該保険医療機関において以下のいずれの投薬も受けていない患者

① 1処方につき5種類を超える内服薬があるもの

② 1処方につき抗うつ薬、抗精神病薬、抗不安薬及び睡眠薬をあわせて3種類を 超えて含むもの

なお、(ロ)①の内服薬数の種類数は錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤及び液剤については、1銘柄ごとに1種類として計算する。また、(ロ)②の抗うつ薬、抗精神病薬、 抗不安薬及び睡眠薬の種類数は区分番号「F100」処方料の注1における向精神薬の種類と同様の取扱いとする。

イ (10)のウからカまで(エの(リ)を除く。)を満たすこと。

ウ 認知症地域包括診療加算1を算定する場合には、(10)のキを満たすこと。

エ 当該保険医療機関で診療を行う疾病(認知症を含む2つ以上)と重複しない疾病を対 象とする場合に限り、他医療機関でも地域包括診療加算又は地域包括診療料を算定可能 である。また、他医療機関で当該診療加算又は認知症地域包括診療料は算定できない。

(12) 薬剤適正使用連携加算

「注 12」に規定する地域包括診療加算又は「注 13」に規定する認知症地域包括診療加 算を算定する患者であって、他の保険医療機関に入院又は介護老人保健施設に入所してい たものについて、以下の全てを満たす場合に、退院日又は退所日の翌月までに1回算定す る。なお、他の保険医療機関又は介護老人保健施設(以下(12)において「保険医療機関等」という。)との情報提供又は連携に際し、文書以外を用いた場合には、情報提供内容 を診療録等に記載すること。

ア 患者の同意を得て、入院又は入所までに、入院又は入所先の他の保険医療機関等に対 し、処方内容、薬歴等について情報提供していること。処方内容には、当該保険医療機 関以外の処方内容を含む。

イ 入院又は入所先の他の保険医療機関等から処方内容について照会があった場合には、 適切に対応すること。

ウ 退院又は退所後1か月以内に、ア又はイを踏まえて調整した入院・入所中の処方内容 について、入院・入所先の他の保険医療機関等から情報提供を受けていること。

エ 以下の(イ)で算出した内服薬の種類数が、(ロ)で算出した薬剤の種類数よりも少ない こと。いずれも、屯服は含めずに算出すること。

(イ) ウで入院・入所先の他の保険医療機関等から情報提供された入院・入所中の処方 内容のうち、内服薬の種類数

(ロ) アで情報提供した処方内容のうち、内服薬の種類数

(公開日:2018/04/01)