L101 神経ブロック(神経破壊剤又は高周波凝固法使用)
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注
注 上記以外の神経ブロック(神経破壊剤又は高周波凝固法使用)は、区分番号L102に掲げる神経幹内注射で算定する。
通知
(1) 神経ブロックとは、疼痛管理に専門的知識を持った医師が行うべき手技であり、疾病 の治療又は診断を目的とし、主として末梢の脳脊髄神経節、脳脊髄神経、交感神経節等 に局所麻酔剤、ボツリヌス毒素若しくはエチルアルコール(50%以上)及びフェノール
(2%以上)等の神経破壊剤の注入又は高周波凝固法により、神経内の刺激伝達を遮断 することをいう。
(2) 神経ブロックは、疼痛管理を専門としている医師又はその経験のある医師が、原則と して局所麻酔剤、ボツリヌス毒素若しくは神経破壊剤又は高周波凝固法を使用した場合 に算定する。ただし、医学的な必要性がある場合には、局所麻酔剤又は神経破壊剤とそ れ以外の薬剤を混合注射した場合においても神経ブロックとして算定できる。なお、こ の場合において、医学的必要性について診療報酬明細書に記載する。
(3) 同一神経のブロックにおいて、神経破壊剤又は高周波凝固法使用によるものは、がん 性疼痛を除き、月1回に限り算定する。また、同一神経のブロックにおいて、局所麻酔 剤又はボツリヌス毒素により神経ブロックの有効性が確認された後に、神経破壊剤又は 高周波凝固法を用いる場合に限り、局所麻酔剤又はボツリヌス毒素によるものと神経破 壊剤又は高周波凝固法によるものを同一月に算定できる。
(4) 同一名称の神経ブロックを複数か所に行った場合は、主たるもののみ算定する。また、 2種類以上の神経ブロックを行った場合においても、主たるもののみ算定する。
(5) 椎間孔を通って脊柱管の外に出た脊髄神経根をブロックする「1」の神経根ブロックに 先立って行われる選択的神経根造影等に要する費用は、「1」の神経根ブロックの所定点 数に含まれ、別に算定できない。
(6) 神経ブロックに先立って行われるエックス線透視や造影等に要する費用は、神経ブロ ックの所定点数に含まれ、別に算定できない。
(7) 同一日に神経ブロックと同時に行われたトリガーポイント注射や神経幹内注射につい ては、部位にかかわらず別に算定できない。
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
