令和2年度 診療報酬点数 医科第2章 特掲診療料第3部 検査第1節 検体検査料第1款 検体検査実施料(微生物学的検査) > D023 微生物核酸同定・定量検査

D023 微生物核酸同定・定量検査

  1.   1 細菌核酸検出(白血球)(1菌種あたり)
    130点
  2.   2 クラミジア・トラコマチス核酸検出
    198点
  3.   3 淋菌核酸検出
    204点
  4.   4 HBV核酸定量
    271点
  5.   5 淋菌及びクラミジア・トラコマチス同時核酸検出
    278点
  6.   6 レジオネラ核酸検出
    292点
  7.   7 マイコプラズマ核酸検出
    300点
  8.   8 EBウイルス核酸定量
    310点
  9.   9 HCV核酸検出、HPV核酸検出
    350点
  10. 注 HPV核酸検出については、別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、細胞診によりベ セスダ分類がASC-USと判定された患者又は過去に区分番号K867に掲げる子宮頸部(腟部)切除術、区分番号K867-3に掲げる子宮頸部摘出術(腟部切断術を含む。)若しくは区分番号K867-4に掲げる子宮頸部異形成上皮又は上皮内癌レーザー照射治療を行った患者に対して行った場合に限り算定する。
  11.   10 HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)、百日咳菌核酸検出
    360点
  12. 注 HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)については、別に厚生労働大臣が定 める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関 において、細胞診によりベセスダ分類がASC-USと判定された患者又は過去に区分番号K867に掲げる子宮頸部(腟部)切除術、区分番号K867-3に掲げる子宮頸部摘出術(腟部切断術を含む。)若しくは区分番号K867-4に掲げる子宮頸部異形成上皮又は上皮内癌レーザー照射治療を行った患者に対して行った場合に限り算定する。
  13.   11 インフルエンザ核酸検出、抗酸菌核酸同定、結核菌群核酸検出
    410点
  14.   12 マイコバクテリウム・アビウム及びイントラセルラー(MAC)核酸検出
    421点
  15.   13 HCV核酸定量
    437点
  16.   14 HBV核酸プレコア変異及びコアプロモーター変異検出、ブドウ球菌メチシリン 耐性遺伝子検出、SARSコロナウイルス核酸検出、HTLV-1核酸検出、単純疱疹ウイルス・水痘帯状疱疹ウイルス核酸定量
    450点
  17.   15 HIV-1核酸定量
    520点
  18. 注 検体の超遠心による濃縮前処理を加えて行った場合は、濃縮前処理加算として、130点を所定点数に加算する。
  19.   16 結核菌群リファンピシン耐性遺伝子検出、結核菌群ピラジナミド耐性遺伝子検出、結核菌群イソニアジド耐性遺伝子検出、サイトメガロウイルス核酸検出
    850点
  20.   17 ウイルス・細菌核酸多項目同時検出
    963点
  21. 注 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等 に届け出た保険医療機関において、別に厚生労働大臣が定める患者に対して実施した場合に限り算定する。
  22.   18 細菌核酸・薬剤耐性遺伝子同時検出
    1,700点
  23. 注 別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関において実施した場合に算定する。
  24.   19 HPVジェノタイプ判定
    2,000点
  25.   20 HIVジェノタイプ薬剤耐性
    6,000点

注 6、7、10(百日咳菌核酸検出に限る。)又は11(結核菌群核酸検出に限る。)に掲げる検査の結果について、検査実施日のうちに説明した上で文書により情報を 提供した場合は、迅速微生物核酸同定・定量検査加算として、100点を所定点数に 加算する。

通知

(1) クラミジア・トラコマチス核酸検出

「2」のクラミジア・トラコマチス核酸検出と区分番号「D012」感染症免疫学 的検査の「27」クラミジア・トラコマチス抗原定性を併用した場合は、主なもののみ 算定する。

イ クラミジア・トラコマチス核酸検出は、PCR法、LCR法、ハイブリッドキャプ チャー法若しくはTMA法による同時増幅法並びにHPA法及びDKA法若しくは核 酸ハイブリダイゼーション法による同時検出法、SDA法又はTRC法により、泌尿 器、生殖器又は咽頭からの検体により実施した場合に限り算定できる。

(2) 淋菌核酸検出

「3」の淋菌核酸検出、区分番号「D012」感染症免疫学的検査の「34」淋菌抗 原定性又は区分番号「D018」細菌培養同定検査(淋菌感染を疑って実施するもの) を併せて実施した場合は、主なもののみ算定する。

イ 淋菌核酸検出は、DNAプローブ法、LCR法による増幅とEIA法による検出を 組み合わせた方法、PCR法による増幅と核酸ハイブリダイゼーション法による検出 を組み合わせた方法、SDA法、TMA法による同時増幅法並びにHPA法及びDK A法による同時検出法又はTRC法による。淋菌核酸検出は、泌尿器、生殖器又は咽 頭からの検体(尿検体を含む。)によるものである。なお、SDA法、PCR法によ る増幅と核酸ハイブリダイゼーション法による検出を組み合わせた方法、TMA法に よる同時増幅法並びにHPA法及びDKA法による同時検出法又はTRC法において は咽頭からの検体も算定できる。

(3) 「4」のHBV核酸定量は、分岐DNAプローブ法、TMA法又はPCR法による。 また、B型肝炎ウイルス既感染者であって、免疫抑制剤の投与や化学療法を行っている 悪性リンパ腫等の患者に対して、B型肝炎の再活性化を考慮し、「4」のHBV核酸定 量を行った場合は、当該治療中及び治療終了後1年以内に限り、月 1 回を限度として算 定できる。

(4) 淋菌及びクラミジア・トラコマチス同時核酸検出

「5」の淋菌及びクラミジア・トラコマチス同時核酸検出は、クラミジア・トラコマ チス感染症若しくは淋菌感染症が疑われる患者又はクラミジア・トラコマチスと淋菌に よる重複感染が疑われる患者であって、臨床所見、問診又はその他の検査によっては感 染因子の鑑別が困難なものに対して治療法選択のために実施した場合及びクラミジア・ トラコマチスと淋菌の重複感染者に対して治療効果判定に実施した場合に算定できる。 ただし、区分番号「D012」感染症免疫学的検査の「34」淋菌抗原定性、同区分

「27」のクラミジア・トラコマチス抗原定性、区分番号「D018」細菌培養同定検 査(淋菌及びクラミジアによる感染を疑って実施するもの)、本区分「3」の淋菌核 酸検出又は「2」のクラミジア・トラコマチス核酸検出を併せて実施した場合は、主 たるもののみ算定する。

「5」の淋菌及びクラミジア・トラコマチス同時核酸検出は、TMA法による同時増 幅法並びにHPA法及びDKA法による同時検出法、PCR法による同時増幅法及び核 酸ハイブリダイゼーション法による同時検出法、SDA法又はTRC法による。淋菌及 びクラミジア・トラコマチス同時核酸検出は、泌尿器、生殖器又は咽頭からの検体(尿 検体を含む。)によるものである。なお、TMA法による同時増幅法並びにHPA法及 びDKA法による同時検出法、SDA法、PCR法による同時増幅法及び核酸ハイブリ ダイゼーション法による同時検出法又はTRC法においては咽頭からの検体も算定でき る。

(5) 「8」のEBウイルス核酸定量は、以下のいずれかに該当する患者に対して、リアルタ イムPCR法により実施した場合に算定する。

ア 臓器移植後の患者については、移植後3月以内の場合は1週に1回、移植後1年以内 の場合は1月に1回に限り算定する。ただし、移植後1年以内にEBウイルス核酸定量 の測定を行い、核酸量の高値が認められた患者については、移植後1年以上経過した場 合も、3月に1回に限り算定できる。

イ 造血幹細胞移植後の患者であって、HLA型不一致の移植が行われた患者又は移植に 伴い抗胸腺細胞グロブリンが投与された患者については、移植後3月以内の場合は1週 に1回、移植後1年以内の場合は1月に1回に限り算定する。

ウ 臓器移植後の急性拒絶反応又は造血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病に対して抗胸 腺細胞グロブリンが投与された患者については、抗胸腺細胞グロブリンの投与開始日か ら起算して2月以内の場合は1週に1回、6月以内の場合は1月に1回に限り算定する。

エ 移植後リンパ増殖性疾患を疑う患者に対して、当該疾患の診断の補助又は診断された 後の経過観察を目的として実施する場合に算定する。ただし、経過観察を目的とする場 合は、当該疾患と診断された日から起算して1月以内の場合は1週に1回、6月以内の 場合は1月に1回に限り算定する。

オ 悪性リンパ腫又は白血病の患者に対して、EBウイルス陽性の確認又は確認された後 の経過観察を目的として実施する場合に算定する。ただし、経過観察を目的とする場合 は、悪性リンパ腫又は白血病と診断された日から1年以内に限り、1月に1回に限り算 定する。

カ 再生不良性貧血の患者であって、抗胸腺細胞グロブリンが投与された患者については、 抗胸腺細胞グロブリンの投与開始日から起算して2月以内の場合は1週に1回、6月以 内の場合は1月に1回に限り算定する。

キ 慢性活動性EBウイルス感染症を疑う患者に対して、当該疾患の診断の補助又は診断 された後の経過観察を目的に実施された場合は、1月に1回に限り算定する。

(6) HCV核酸検出

「9」のHCV核酸検出は、PCR法又はTMA法により、C型肝炎の治療方法の選 択及び治療経過の観察に用いた場合にのみ算定できる。

イ 治療方法の選択の場合においては、抗体陽性であり、かつ、「13」のHCV核酸定 量で検出限界を下回る者について実施した場合に算定できるものとし、治療経過の観 察の場合においては、本検査と「13」のHCV核酸定量を併せて実施した場合には、 いずれか一方に限り算定する。

(7) HPV核酸検出、HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)

「9」のHPV核酸検出及び「10」のHPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)は、 予め行われた細胞診の結果、ベセスダ分類上ASC-US(意義不明異型扁平上皮) と判定された患者又は過去に子宮頸部円錐切除若しくはレーザー照射治療を行った患 者に対して行った場合に限り算定できる。なお、過去に子宮頸部円錐切除又はレーザ ー照射治療を行った患者以外の患者については、細胞診と同時に実施した場合は算定 できない。

「9」のHPV核酸検出と「10」のHPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)を併

せて実施した場合は、主たるもの1つに限り算定する。

(8) 「10」の百日咳菌核酸検出は、関連学会が定めるガイドラインの百日咳診断基準にお ける臨床判断例の定義を満たす患者に対して、LAMP法により測定した場合に算定で きる。

(9) 「11」のインフルエンザ核酸検出は、インフルエンザの感染が疑われる重症患者のみ に算定し、その場合には、当該検査が必要な理由について診療報酬明細書の摘要欄に記 載すること。

(10) 抗酸菌核酸同定

「11」の抗酸菌核酸同定は、マイクロプレート・ハイブリダイゼーション法による ものをいう。

イ 当該検査は、結核患者の退院の可否を判断する目的で、患者の病状を踏まえ頻回に 行われる場合においても算定できる。

(11) 「11」の結核菌群核酸検出は、核酸増幅と液相ハイブリダイゼーション法による検出を 組み合わせた方法、LCR法による核酸増幅とEIA法による検出を組み合わせた方法、 LAMP法又は核酸増幅とキャピラリ電気泳動分離による検出を組み合わせた方法によ る。

なお、結核患者の退院の可否を判断する目的で、患者の病状を踏まえ頻回に行われる 場合においても算定できる。

(12) マイコバクテリウム・アビウム及びイントラセルラー(MAC)核酸検出

「12」のマイコバクテリウム・アビウム及びイントラセルラー(MAC)核酸検出 は、他の検査により結核菌が陰性であることが確認された場合のみに算定できる。

イ 区分番号「D021」抗酸菌同定と併せて実施された場合にあっては、主なものの み算定する。

(13) HCV核酸定量

「13」のHCV核酸定量は、分岐DNAプローブ法又はPCR法により、急性C型 肝炎の診断、C型肝炎の治療法の選択及び治療経過の観察に用いた場合にのみ算定で きる。

イ 治療経過の観察の場合において、「13」のHCV核酸定量及び「9」のHCV核酸 検出を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

(14) HBV核酸プレコア変異及びコアプロモーター変異検出

「14」のHBV核酸プレコア変異及びコアプロモーター変異検出は、下記イ又はウ に掲げる患者に対し、PCR法により測定した場合に限り算定できる。

イ B型急性肝炎患者に対しては、劇症肝炎が疑われる場合に限り、患者1人につき1 回算定できる。

ウ B型慢性肝炎患者に対しては、経過観察中にALT異常値などにより肝炎増悪が疑 われ、かつ、抗ウイルス薬等のB型肝炎治療薬の投与対象患者の選択のために行われ た場合に限り算定できる。なお、本検査実施以降は、区分番号「D013」肝炎ウイ ルス関連検査のうちB型肝炎に関する検査(ただし、抗ウイルス薬等のB型肝炎治療 薬の治療効果判定に用いる検査を除く。)は、算定できない。

(15) 「14」のブドウ球菌メチシリン耐性遺伝子検出は、ED-PCR法又はPCR法により、

血液培養により黄色ブドウ球菌が検出された患者を対象として測定した場合又は免疫不 全状態であって、MRSA感染症が強く疑われる患者を対象として測定した場合のみ算 定できる。

(16) SARSコロナウイルス核酸検出

「14」のSARSコロナウイルス核酸検出は、LAMP法により測定した場合に限 り算定できる。

イ 本検査は、糞便又は鼻腔咽頭拭い液からの検体により行うものである。

ウ 本検査は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第 12 条第1 項及び第 14 条第2項に基づく届出の基準等について」(平成 18 年3月8日健感発第 0

308001 号)による臨床的特徴、届出基準によりSARS感染症の患者であることが強 く疑われる者に対して行った場合に、診断の確定までの間に1回を限度として算定す る。ただし、発症後 10 日以内に他疾患であるとの診断がつかない場合は、さらに1回 に限り算定できる。

(17) SARS-CoV-2(新型コロナウイルスをいう。以下同じ。)核酸検出は、喀痰、気道吸引 液、肺胞洗浄液、咽頭拭い液、鼻腔吸引液又は鼻腔拭い液からの検体を用いて、国立感 染症研究所が作成した「病原体検出マニュアル 2019-nCoV」に記載されたもの若しくは それに準じたもの又は体外診断用医薬品のうち、使用目的又は効果として、SARS-CoV-2 の検出(COVID-19 の診断又は診断の補助)を目的として薬事承認又は認証を得ているも のにより、COVID-19(新型コロナウイルス感染症をいう。以下同じ。)の患者であるこ とが疑われる者に対し COVID-19 の診断を目的として行った場合又は COVID-19 の治療を 目的として入院している者に対し退院可能かどうかの判断を目的として実施した場合に 限り算定できる。ただし、感染症の発生の状況、動向及び原因を明らかにするための積 極的疫学調査を目的として実施した場合は算定できない。

採取した検体を、国立感染症研究所が作成した「感染性物質の輸送規則に関するガイダ ンス 2013-2014 版」に記載されたカテゴリーB の感染性物質の規定に従って、検体採取 を行った保険医療機関以外の施設へ輸送し検査を委託して実施した場合は、本区分の「12」 SARSコロナウイルス核酸検出の所定点数4回分を合算した点数を準用して算定し、そ れ以外の場合は、同点数3回分を合算した点数を準用して算定する。なお、検体採取を行 った保険医療機関以外の施設へ輸送し検査を委託して実施した場合は、検査を実施した施 設名を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。

COVID-19 の患者であることが疑われる者に対し、診断を目的として本検査を実施した 場合は、診断の確定までの間に、上記のように合算した点数を 1 回に限り算定する。ただ し、発症後、本検査の結果が陰性であったものの、COVID-19 以外の診断がつかない場合 は、上記のように合算した点数をさらに1回に限り算定できる。なお、本検査が必要と判 断した医学的根拠を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。

COVID-19 の治療を目的として入院している者に対し、退院可能かどうかの判断を目的 として実施した場合は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律にお ける新型コロナウイルス感染症患者の退院及び就業制限の取扱いについて(一部改正)」

(令和2年2月 18 日健感発 0218 第3号)の「第1 退院に関する基準」に基づいて実施 した場合に限り、1回の検査つき上記のように合算した点数を算定する。なお、検査を実

施した日時及びその結果を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。

(18) HTLV-1核酸検出

「14」のHTLV-1核酸検出は、区分番号「D012」感染症免疫学的検査の「50」 のHTLV-Ⅰ抗体(ウエスタンブロット法及びラインブロット法)によって判定保留 となった妊婦を対象として測定した場合にのみ算定する。本検査を実施した場合は、H TLV-Ⅰ抗体(ウエスタンブロット法及びラインブロット法)の判定保留を確認した 年月日を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。

(19) 「14」の単純疱疹ウイルス・水痘帯状疱疹ウイルス核酸定量は、免疫不全状態であっ て、単純疱疹ウイルス感染症又は水痘帯状疱疹ウイルス感染症が強く疑われる患者を対 象としてリアルタイムPCR法により測定した場合に、一連として1回のみ算定できる。

(20) HIV-1核酸定量

「15」のHIV-1核酸定量は、PCR法と核酸ハイブリダイゼーション法を組み 合わせた方法により、HIV感染者の経過観察に用いた場合又は区分番号「D012」 感染症免疫学的検査の「17」HIV-1抗体、「16」のHIV-1,2抗体定性、同 半定量、HIV-1,2抗原・抗体同時測定定性、「18」のHIV-1,2抗原・抗体同 時測定定量、又は「18」のHIV-1,2抗体定量が陽性の場合の確認診断に用いた 場合にのみ算定する。

イ 当該検査と区分番号「D012」感染症免疫学的検査の「46」HIV-1抗体(ウ エスタンブロット法)を併せて実施した場合は、それぞれを算定することができる。

(21) 結核菌群リファンピシン耐性遺伝子検出、結核菌群ピラジナミド耐性遺伝子検出、結核 菌群イソニアジド耐性遺伝子検出

「16」の結核菌群リファンピシン耐性遺伝子検出、結核菌群ピラジナミド耐性遺伝 子検出及び結核菌群イソニアジド耐性遺伝子検出は、同時に結核菌を検出した場合に 限り算定する。

「16」の結核菌群リファンピシン耐性遺伝子検出、結核菌群ピラジナミド耐性遺伝 子検出及び結核菌群イソニアジド耐性遺伝子検出と「11」の結核菌群核酸検出を併用 した場合は、主たるもののみ算定する。

ウ 当該検査は、薬剤耐性結核菌感染が疑われる患者を対象として測定した場合のみ算 定できる。

(22) サイトメガロウイルス核酸検出

「16」のサイトメガロウイルス核酸検出は、先天性サイトメガロウイルス感染の診断 を目的として、尿を検体として等温核酸増幅法により測定した場合に、1回に限り算定 できる。

イ 先天性サイトメガロウイルス感染の診断を目的として、「16」のサイトメガロウイル ス核酸検出と区分番号「D012」感染症免疫学的検査の「11」ウイルス抗体価(定性

・半定量・定量)又は「40」グロブリンクラス別ウイルス抗体価におけるサイトメガロ ウイルスを対象とした検査を併せて実施した場合には、主たるもののみ算定する。

(23) ウイルス・細菌核酸多項目同時検出

「17」のウイルス・細菌核酸多項目同時検出は、重症呼吸器感染症と診断された又は 疑われる場合に、病原微生物の検索を目的として、マイクロアレイ法(定性)により、

鼻腔咽頭拭い液中のインフルエンザウイルス、コロナウイルス、パラインフルエンザウ イルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス、RSウイルス、ヒトライノウイ ルス、エンテロウイルス、マイコプラズマ・ニューモニエ、クラミジア・ニューモニエ 及び百日咳菌の核酸検出を同時に行った場合に、一連の治療につき 1 回に限り算定する。 なお、検査を実施した年月日を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。

イ 本検査は、以下のいずれかに該当する場合に算定できる。

(イ) 区分番号「A300」救命救急入院料、区分番号「A301」 特定集中治療室 管理料、区分番号「A301-4」小児特定集中治療室管理料、区分番号「A30 2」新生児特定集中治療室管理料又は区分番号「A303」総合周産期特定集中治 療室管理料の「2」新生児集中治療室管理料を算定する病床で集中治療が行われた 場合。

(ロ) (イ)に掲げる病床以外の病床で、(イ)に掲げる病床で行われる集中治療に準じた 治療が行われた場合。なお、この場合においては、治療内容を診療報酬明細書の摘 要欄に記載すること。

ウ 一連の治療期間において別に実施した以下の検査については別に算定できない。

(イ) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「4」のマイコプラズマ抗体定性 (ロ) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「4」のマイコプラズマ抗体半定量

(ハ) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「9」のクラミドフィラ・ニューモニ エIgG抗体

(ニ) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「10」のクラミドフィラ・ニューモニ エIgA抗体

(ホ) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「11」のウイルス抗体価(定性・半定 量・定量)(1項目当たり)において算定対象として掲げられているもののうち、 インフルエンザウイルスA型、インフルエンザウイルスB型、パラインフルエンザ ウイルスⅠ型、パラインフルエンザウイルスⅡ型、パラインフルエンザウイルスⅢ 型又はRSウイルスに関する検査

(ヘ) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「12」の百日咳菌抗体定性

(ト) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「12」の百日咳菌抗体半定量

(チ) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「21」のRSウイルス抗原定性

(リ) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「22」のインフルエンザウイルス抗原 定性

(ヌ) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「24」のヒトメタニューモウイルス抗 原定性

(ル) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「25」のマイコプラズマ抗原定性(免 疫クロマト法)

(ヲ) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「26」のクラミドフィラ・ニューモニ エIgM抗体

(ワ) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「31」のマイコプラズマ抗原定性(F A法)

(カ) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「35」のアデノウイルス抗原定性(糞

便を除く。)

(ヨ) 区分番号「D012」感染症免疫学的検査「45」の百日咳菌抗体

(タ) 区分番号「D023」微生物核酸同定・定量検査「7」のマイコプラズマ核酸検 出

(レ) 区分番号「D023」微生物核酸同定・定量検査「10」の百日咳菌核酸検出

(ソ) 区分番号「D023」微生物核酸同定・定量検査「11」のインフルエンザ核酸検 出

(24) 細菌核酸・薬剤耐性遺伝子同時検出

「18」の細菌核酸・薬剤耐性遺伝子同時検出は、敗血症が疑われる患者に対して、 細菌核酸及び関連する薬剤耐性遺伝子(計 15 項目以上)をマイクロアレイ法により同 時測定した場合に、当該疾患に対する一連の治療につき1回に限り算定できる。なお、 本検査を行う場合には、関連学会が定める実施指針を遵守すること。

「18」の細菌核酸・薬剤耐性遺伝子同時検出と「1」の細菌核酸検出(白血球)、

「14」のブドウ球菌メチシリン耐性遺伝子検出又は区分番号「D023-2」その他 の微生物学的検査「1」の黄色ブドウ球菌ペニシリン結合蛋白2’(PBP2’)定 性を併せて測定した場合には、主たるもののみ算定する。

ウ 本検査を実施した場合には、関連学会が定める敗血症診断基準に基づいて、敗血症 を疑う根拠を診療録及び診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。

(25) HPVジェノタイプ判定

「19」のHPVジェノタイプ判定は、あらかじめ行われた組織診断の結果、CIN 1又はCIN2と判定された患者に対し、治療方針の決定を目的として、ハイリスク 型HPVのそれぞれの有無を確認した場合に算定する。

イ 当該検査は、「9」のHPV核酸検出及び「10」のHPV核酸検出(簡易ジェノタ イプ判定)の施設基準を届け出ている保険医療機関のみ算定できる。

ウ 当該検査を算定するに当たっては、あらかじめ行われた組織診断の実施日及び組織 診断の結果、CIN1又はCIN2のいずれに該当するかを診療報酬明細書の摘要欄 に記載する。

エ 同一の患者について、当該検査を2回目以降行う場合は、当該検査の前回実施日を 上記に併せて記載する。

(26) 「20」のHIVジェノタイプ薬剤耐性は、抗HIV治療の選択及び再選択の目的で行っ た場合に、3月に1回を限度として算定できる。


エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。