製品名 ドルコール錠250mg

一般名
Pipemidic Acid Hydrate
薬効分類
抗菌薬
 >抗菌薬(キノロン系)
価格
250mg1錠:26.1円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • <適応菌種>

    • ピペミド酸に感性の大腸菌,赤痢菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,プロテウス属,腸炎ビブリオ,緑膿菌
  • <適応症>

    • 膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),感染性腸炎,中耳炎,副鼻腔炎

用法・用量

  • 膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症)の場合

    ピペミド酸として,通常,成人に1日500~2,000mgを3~4回に分割経口投与する。
  • 感染性腸炎,中耳炎,副鼻腔炎の場合

    通常,成人に1日1,500~2,000mgを3~4回に分割経口投与する。
  • なお,症状により適宜増減する。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)
  • 小児(「小児等への投与」の項参照)
副作用
(いずれも0.1%未満)
ショック
ショックがあらわれることがあるので,観察を十分に行い,発疹,そう痒感,悪寒,冷汗,呼吸困難,血圧低下等があらわれた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
これらの副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと。
急性腎不全
類似化合物(ピロミド酸)で,急性腎不全があらわれるとの報告がある。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

高度の腎障害のある患者[高い血中濃度が持続するので,投与量を減量又は投与間隔をあけて投与すること。]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により,硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
本剤の使用にあたっては,耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
感染性腸炎,副鼻腔炎への使用にあたっては,「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し,抗菌薬投与の必要性を判断した上で,本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

高齢者への投与

用量ならびに投与間隔に留意し,慎重に投与すること。[高齢者では腎機能が低下していることが多いため,高い血中濃度が持続するおそれがあり,副作用が発現しやすい。]

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
授乳中の婦人に投与する場合には,授乳を中止させること。[母乳中への移行が報告されている。]

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していないので,投与しないこと。(「その他の注意」の項参照)

薬物動態

血漿中濃度
(健康成人,500mg1回投与)
Tmax(hr)Cmax(μg/mL)t1/2
14.4データなし
なお,投与6時間後には0.9μg/mLに低下した。
血清蛋白結合率
27~35%(in vitro,ヒト血清,限外ろ過法)
組織内移行
胆嚢腫瘍等の患者に1,000mgを1回経口投与したときの胆汁中濃度は,3~7時間後にピークに達し,2.9~20.6μg/mLであった。また,前立腺液,耳漏,鼻汁,乳汁,上顎洞粘膜等へも移行が認められた。
主な代謝産物及び代謝経路
体内ではほとんど代謝されず,未変化体のまま主として尿中へ排泄される。
排泄経路及び排泄率
排泄経路
主として尿中
排泄率
投与後24時間までの尿中累積回収率は平均88%であった。また,尿中濃度は2~4時間尿にピークがみられ,平均約1,100μg/mLであった(健康成人,500mg1回投与)。また,投与後0~24時間に採取した糞便中の平均濃度は約1,100μg/gであった(健康成人,1,000mg1回投与)。
相互作用
健康成人にテオフィリン400mg/日と本剤1.5g/日を併用投与したところ,5日目には,テオフィリンの単独投与に比べて,テオフィリンの最高血中濃度,血中濃度曲線下面積はそれぞれ1.6,1.8倍に増加した。