製品名 ロヒプノール錠1
ロヒプノール錠2

一般名
Flunitrazepam
薬効分類
鎮静薬(麻酔薬含む)
 >ベンゾジアゼピン系薬(中間型)
価格
1mg1錠:12.6円/錠
2mg1錠:14.5円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 不眠症
  • 麻酔前投薬

用法・用量

  • 通常成人1回、フルニトラゼパムとして、0.5~2mgを就寝前又は手術前に経口投与する。
    なお、年齢・症状により適宜増減するが、高齢者には1回1mgまでとする。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 急性狭隅角緑内障の患者[眼圧を上昇させるおそれがある。]
  • 重症筋無力症の患者[重症筋無力症の症状を悪化させるおそれがある。]
原則禁忌

次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること

  • 肺性心、肺気腫、気管支喘息及び脳血管障害の急性期等で呼吸機能が高度に低下している患者[炭酸ガスナルコーシスを起こしやすい。]
副作用
依存性(頻度不明)
連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。
刺激興奮、錯乱(頻度不明)
刺激興奮、錯乱等があらわれることがある。
呼吸抑制(0.1%未満)、炭酸ガスナルコーシス(頻度不明)
呼吸抑制があらわれることがある。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあるので、このような場合には気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を講ずること。
肝機能障害、黄疸(頻度不明)
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。
悪性症候群(Syndrome malin)(頻度不明)
他の抗精神病薬等との併用により悪性症候群があらわれたとの報告がある。高熱、意識障害、高度の筋硬直、不随意運動、発汗、頻脈等があらわれることがあるので、このような場合には、本剤の投与中止、体冷却、水分補給、呼吸管理等の適切な処置を行うこと。
意識障害(頻度不明)
うとうと状態から昏睡等の意識障害があらわれることがあるので、注意すること。特に高齢者においてあらわれやすいので、慎重に投与すること(【用法・用量】の項参照)。
一過性前向性健忘、もうろう状態(頻度不明)
一過性前向性健忘、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど、慎重に行うこと。なお、十分に覚醒しないまま、車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。異常が認められた場合には投与を中止すること。
注意

次の患者には慎重に投与すること

次の患者には少量から投与を開始するなど注意すること。
衰弱患者
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
心障害のある患者[呼吸抑制があらわれやすい。]
肝障害又は腎障害のある患者
脳に器質的障害のある患者[作用が強くあらわれやすい。]
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
小児等(「小児等への投与」の項参照)
本剤の影響が翌朝以後におよび、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、自動車の運転等の危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避けること。本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討すること(「重大な副作用」の項参照)。
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
不眠症には、就寝の直前に服用させること。また、服用して就寝した後、睡眠途中において一時的に起床して仕事等をする可能性があるときは服用させないこと。
高齢者へ投与する場合には、慎重に投与すること(【用法・用量】の項参照)。[運動失調、意識障害等の中枢神経抑制症状があらわれやすい。]
動物実験で催奇形作用が報告されているので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、投与しないことが望ましい。
妊娠動物(ラット)に投与した実験で、50mg/kgの用量で催奇形作用が認められる。
妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム、クロルジアゼポキシド等)を服用していた患者が出産した新生児において、口唇裂、口蓋裂等が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。
ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。また、ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。
分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系化合物で報告されている。
授乳婦に投与する場合には授乳を避けさせること。
ヒト母乳中へ移行することが報告されており、また、新生児の黄疸を増強する可能性がある。
ヒト母乳中へ移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことが他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム)で報告されている。
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
血中濃度
単回投与試験
健康成人男性20例にフルニトラゼパム2mgを単回経口投与した時、未変化体の血漿中濃度は投与後45分で最高に達し、その時の血漿中濃度は22.2ng/mL、半減期は19.2時間であった。
図:健康成人男性におけるフルニトラゼパム2mg単回経口投与後の血漿中未変化体濃度推移(平均±標準偏差,n=20)
フルニトラゼパム2mg単回経口投与時の薬物動態パラメータ
tmax(h)Cmax(ng/mL)t1/2(h)AUC0-72h(ng・h/mL)
0.75(0.50-4.00)22.2±6.5019.2±4.38213±37.2
平均±標準偏差tmaxは中央値(最小値-最大値),n=20
反復投与試験
健康成人男性5例にフルニトラゼパム2mgを1日1回7日間連続経口投与した時、3~5日間後で定常状態に達し、その最高血中濃度は単回経口投与時の約1.3倍であった。
尿中主要代謝物
健康成人男性5例にフルニトラゼパム4mgを単回経口投与した時、72時間目までの尿中代謝物として7-amino-flunitrazepam、2-methyl-amino-5-nitro-2'-fluorobenzophenone及び3-hydroxy-flunitrazepamが検出された。
※承認された用量は1回0.5~2mgである(高齢者には1回1mgまで)