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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 経口・経腸管栄養補給が不能又は不十分で高カロリー静脈栄養に頼らざるを得ない場合のビタミン補給

用法・用量

  • 1バイアルに注射用水、生理食塩液又は高カロリー経静脈栄養輸液を約5mL加えて溶解した後、その溶解液を高カロリー経静脈栄養輸液に添加し、点滴静注する。
    用量は通常、成人1日1バイアルとする。
    なお、年齢・症状により適宜増減する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤又は本剤配合成分に過敏症の既往歴のある患者
  • 血友病患者[出血時間を延長することがある(パンテノール含有のため)。]

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

高カルシウム血症の患者(血液・尿検査を行い、異常がみられた場合は、投与を中止すること。)[コレカルシフェロール含有のため、高カルシウム血症患者の症状を悪化させるおそれがある。]
腎障害のある患者[腎機能が低下しているため、副作用発現の可能性がある。]
本人又は両親・兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギーを起こしやすい体質を持つ患者
薬物過敏症の既往歴のある患者
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児(「小児等への投与」の項参照)

重要な基本的注意

本剤は、高カロリー輸液添加用として使用し、経口・経腸栄養が可能になった場合は、速やかに経口投与に切り替えること。
本剤の添加剤であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有する医薬品でショックの発現が報告されているので、投与に際しては、アレルギー既往歴、薬物過敏症等について十分な問診を行うこと。
また、経過観察を十分に行い、異常があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置をとること。

適用上の注意

調製時
本剤は、アミノ酸製剤とのみ混合した場合、ビタミンの分解が促進されることがある。
調製後
本剤溶解後は速やかに高カロリー輸液に添加し、通常12時間以内に投与を終了すること。
投与時
ビタミンの光分解を防ぐため、遮光カバーを用いるなど十分に注意すること。
その他
可塑剤としてDEHP[di-(2-ethylhexyl)phthalate;フタル酸ジ-(2-エチルヘキシル)]を含むポリ塩化ビニル製の輸液セット等を使用した場合、DEHPが製剤中に溶出するので、DEHPを含まない輸液セット等を使用することが望ましい。

高齢者への投与

減量するなど注意すること。[一般に高齢者では生理機能が低下している。]

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠3ヵ月以内又は妊娠を希望する婦人に投与する場合は用法・用量に留意し、本剤によるビタミンAの投与は5,000IU/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。[外国において、妊娠前3ヵ月から妊娠初期3ヵ月までにビタミンAを10,000IU/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果がある。]
ビタミンD過剰にならぬように、慎重に投与すること。

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児には慎重に投与すること。[ビタミンD過剰を起こしやすい。]

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
パーキンソン病治療薬
レボドパ
レボドパの作用を減弱させるおそれがある。本剤に含まれるピリドキシン塩酸塩は、レボドパの脱炭酸酵素の補酵素であり、併用によりレボドパの末梢での脱炭酸化を促進し、レボドパの脳内作用部位への到達量を減弱させる。
クマリン系抗凝血薬
ワルファリン
ワルファリンの作用を減弱するおそれがある。本剤に含まれるメナテトレノン(ビタミンK2)が、ワルファリンの作用に拮抗するため。

重大な副作用 

ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明)
ショック、アナフィラキシー様症状(初期症状:血圧低下、意識障害、呼吸困難、チアノーゼ、悪心、胸内苦悶、顔面潮紅、そう痒感、発汗等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用 

0.1%未満頻度不明
過敏症注)発疹、そう痒顔面潮紅
消化器腹痛、下痢、食欲不振、悪心

注)投与を中止すること。

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