製品名 ベストコール静注用0.5g
ベストコール静注用1g

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一般名
Cefmenoxime Hydrochloride
薬効分類
抗菌薬
 >抗菌薬(セフェム系 第3世代)
価格
500mg1瓶:742円/瓶
1g1瓶:1174円/瓶

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • <適応菌種>

    • セフメノキシムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属
  • <適応症>

    • 敗血症
    • 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
    • 急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染
    • 膀胱炎、腎盂腎炎
    • 腹膜炎
    • 胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍
    • バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎
    • 化膿性髄膜炎

用法・用量

  • 成人

    • 通常、セフメノキシム塩酸塩として1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内に注射する。
      なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分割投与する。
  • 小児

    • 通常、セフメノキシム塩酸塩として1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内に注射する。
      なお、年齢、症状に応じ、適宜増減するが、難治性又は重症感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分割投与するが、化膿性髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。
  • 静脈内注射に際しては、日本薬局方「注射用水」、日本薬局方「生理食塩液」又は日本薬局方「ブドウ糖注射液」に溶解して用いる。
    また、成人では本剤の1回用量0.5~2g(力価)を糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの補液に加えて、30分~2時間で点滴静脈内注射を行うこともできる。
    小児では上記投与量を考慮した1回用量を補液に加えて、30分~1時間で点滴静脈内注射を行うこともできる。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
原則禁忌

次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること

  • セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
副作用
ショック、アナフィラキシー(0.1%未満)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、不快感、口内異常感、眩暈、便意、耳鳴、発汗、喘鳴、呼吸困難、血管浮腫、全身の潮紅・蕁麻疹等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎障害等の重篤な腎障害(0.1%未満)があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
顆粒球減少(0.1~5%未満)、また、無顆粒球症(0.1%未満)があらわれることがあり、また、他のセフェム系抗生物質で溶血性貧血があらわれることが報告されているので、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(0.1%未満)があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群(0.1%未満)等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
痙攣(頻度不明)等の中枢神経症状があらわれることがある。特に、腎不全患者にあらわれやすい。(<用法・用量に関連する使用上の注意>の項参照)
AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
高度の腎障害のある患者[高い血中濃度が持続することがある。](【薬物動態】の項参照)
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。]

重要な基本的注意

本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとること。
事前に既往歴等について十分な問診を行うこと。なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認すること。
投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておくこと。
投与開始から投与終了後まで、患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行うこと。特に、投与開始直後は注意深く観察すること。
投与経路
本剤は静脈内注射にのみ使用すること。
投与方法
静脈内大量投与により、まれに血管痛、血栓性静脈炎を起こすことがあるので、これを予防するために注射液の調製、注射部位、注射方法等について十分注意し、その注射速度はできるだけ遅くすること。
溶解後
溶解後は速やかに使用すること。なお、やむを得ず保存を必要とする場合でも12時間以内に使用すること。
高度の腎障害のある患者には、投与量・投与間隔の適切な調節をするなど慎重に投与すること。(【薬物動態】の項参照)
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最少限の期間の投与にとどめること。
急性気管支炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

高齢者への投与

次の点に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
高齢者では生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすい。
高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがある。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していない。

薬物動態

血中濃度
腎機能正常の成人及び小児に静注あるいは点滴静注して得られた血中濃度は図1~4のとおりであり、用量依存性を示す。
図1 静注時の血中濃度(成人:腎機能正常)
図2 静注時の血中濃度(小児:腎機能正常)
図3 点滴静注時の血中濃度(成人:腎機能正常)
図4 点滴静注時の血中濃度(小児:腎機能正常)
排泄
主として腎より排泄され、成人(腎機能正常者)に1回0.5、1、2g静注あるいは点滴静注後6時間までの尿中排泄率は60~82%である。
また、1gを静注後の尿中濃度は0~2時間で約4,400μg/mL、2~4時間で約750μg/mL、4~6時間で約120μg/mLである。
小児(腎機能正常者)に1回10、20、40mg/kg静注あるいは点滴静注後6時間までの尿中排泄率は成人とほぼ同様である。
体液・組織内移行
1g静注時の胆汁中濃度は2時間後に194μg/mLと最高値を示し、6時間後においても14μg/mLを示す(胆石摘出術後患者)。また、1g静注0.5~2時間後の胆のう壁内濃度は10.2~48.8μg/gである(胆道感染症)。
また、喀痰、扁桃、髄液、胸水、腹腔内滲出液、乳癌手術部滲出液、腎、膀胱壁、子宮、卵管、卵巣、骨盤死腔滲出液、臍帯血、羊水等への移行が認められている。なお、乳汁中へもわずかに移行する。
代謝
尿中には抗菌活性代謝物質は認められていない。
腎機能障害時の血中濃度、尿中排泄
腎機能の低下に伴い、血中濃度の上昇、半減期の延長及び尿中排泄率の低下が認められる(図5)。従って、腎機能障害者に本剤を投与する場合には、投与量、投与間隔の適切な調節が必要である。
図5 腎機能障害度と血中濃度

エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
Thank you for serving us!