製品名 セタプリル錠12.5mg
セタプリル錠25mg
セタプリル錠50mg

一般名
Alacepril
薬効分類
降圧薬
 >ACE阻害薬
価格
12.5mg1錠:19.1円/錠
25mg1錠:24円/錠
50mg1錠:25.6円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 本態性高血圧症、腎性高血圧症

用法・用量

  • 通常、成人にアラセプリルとして1日25~75mgを1~2回に分割経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。
    なお、重症例においても1日最大投与量は100mgまでとする。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 血管浮腫の既往歴のある患者(アンジオテンシン変換酵素阻害剤等の薬剤による血管浮腫、遺伝性血管浮腫、後天性血管浮腫、特発性血管浮腫等)〔高度の呼吸困難を伴う血管浮腫を発現することがある。〕
  • デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスを施行中の患者〔ショックを起こすことがある。「相互作用」の項参照〕
  • アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた血液透析施行中の患者〔アナフィラキシーが発現することがある。「相互作用」の項参照〕
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人〔「妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照〕
  • アリスキレンを投与中の糖尿病患者(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)〔非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。「重要な基本的注意」の項参照〕
副作用
(いずれも0.1%未満)
血管浮腫
呼吸困難を伴う顔面、舌、声門、喉頭の腫脹を症状とする血管浮腫があらわれることがあるので、このような場合には、直ちに投与を中止し、気道の確保など適切な処置を行うこと。
無顆粒球症
無顆粒球症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
天疱瘡様症状
天疱瘡様症状があらわれることがあるので、このような場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
高カリウム血症
重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
汎血球減少、急性腎不全、膵炎
他のアンジオテンシン変換酵素阻害剤(カプトプリル又はエナラプリル)で、これらの副作用が報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者〔「重要な基本的注意」の項参照〕
高カリウム血症の患者〔「重要な基本的注意」の項参照〕
重篤な腎機能障害のある患者〔「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照〕
高齢者〔「高齢者への投与」の項参照〕

重要な基本的注意

両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること
高カリウム血症の患者においては、高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること
また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。
アリスキレンを併用する場合、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。
腎機能障害のある患者及び腎疾患の既往歴のある患者に投与する場合には、投与は少量かつ1日1回投与より開始し、増量を必要とする場合は、患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
本剤の投与により次の患者では、初回投与後一過性の急激な血圧低下を起こす場合があるので、投与は少量より開始し、増量する場合は、患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
重症の高血圧症患者
血液透析中の患者
利尿降圧剤投与中の患者(特に最近利尿降圧剤投与を開始した患者)
厳重な減塩療法中の患者
降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
手術前24時間は投与しないことが望ましい。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。〔PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。〕

用法・用量に関連する使用上の注意

重篤な腎機能障害のある患者では、活性代謝物の血中濃度が上昇し、過度の血圧低下、腎機能の悪化が起こるおそれがあるので、血清クレアチニン値が3mg/dLを超える場合には、投与量を減らすか又は投与間隔を延ばすなど慎重に投与すること。〔「薬物動態」の項参照〕

高齢者への投与

低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。〔高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)。〕

妊婦・産婦・授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。また、投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止すること。〔妊娠中期及び末期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された高血圧症の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、頭蓋顔面の変形等があらわれたとの報告がある。また、海外で実施されたレトロスペクティブな疫学調査で、妊娠初期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された患者群において、胎児奇形の相対リスクは降圧剤が投与されていない患者群に比べ高かったとの報告がある。〕
授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には、授乳を中止させること。〔動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが認められている。〕

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない。〔使用経験がない。〕

薬物動態

血漿中濃度
(健康成人、空腹時1回投与、測定対象:遊離型カプトプリル)
投与量Tmax(h)Cmax(ng/mL)t1/2(h)
25mg186.11~2
50mg0.51501~2
(本態性高血圧症患者7例、非空腹時25mg1回投与)
測定対象Tmax(h)Cmax(ng/mL)t1/2(h)
遊離型カプトプリル3.4±0.271.9±11.02.6±0.6
総カプトプリル3.9±0.4305.9±66.27.2±0.9
平均値±標準誤差
(健康成人8例、非空腹時100mg1回投与)
測定対象Tmax(h)Cmax(ng/mL)t1/2(h)
遊離型デアセチルアラセプリル2.4±1.423.6±14.03.7
総デアセチルアラセプリル3.9±2.964.3±13.34.9
平均値±標準偏差
吸収率(参考)
約67%(ラット)
血漿蛋白結合率
約61%(健康成人、空腹時50mg投与1時間後)
主な代謝産物及び代謝経路
主な代謝産物
カプトプリル(活性あり)、デアセチルアラセプリル(活性あり)
代謝経路
アラセプリルは体内で脱アセチル化され、デアセチルアラセプリルとなり、次いでフェニルアラニンを遊離し、カプトプリルに至る。デアセチルアラセプリルとカプトプリルは生体内で蛋白質等とジスルフィド結合を行う。
排泄経路及び排泄率
排泄経路
主として尿中
排泄率
投与後24時間までに投与量の60~70%が遊離型カプトプリル及びジスルフィド結合体として尿中排泄される。(健康成人)
効果発現時間
投与後約1時間(本態性高血圧症患者、非空腹時25mg1回投与)
腎機能障害患者における薬物動態
〔血清クレアチニン2.0~8.7mg/dL(平均4.4mg/dL)の腎機能障害患者9例及び健康成人7例、空腹時50mg1回投与〕
血漿中濃度
パラメータ遊離型カプトプリル総カプトプリル
腎障害者健康成人腎障害者健康成人
Tmax(h)1.1±0.21.0±0.22.8±0.41.6±0.4
Cmax(ng/mL)239±33226±531,433±142764±73
t1/2(h)1.6±0.21.5±0.118.3±3.85.0±0.1
AUC(ng・hr/mL)763±56861±4721,006±2,2694,056±395
平均値±標準誤差
排泄率
総カプトプリル尿中排泄率(%)(0~24h)
腎障害者健康成人
34.5±3.459.2±2.8
平均値±標準誤差