製品名 エポセリン坐剤125
エポセリン坐剤250
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- 一般名
- Ceftizoxime Sodium
- 薬効分類
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抗菌薬>抗菌薬(セフェム系 第3世代)
- 価格
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125mg1個:234.1円/個
250mg1個:316.5円/個
- 製薬会社
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- 販売元:日本ジェネリック株式会社
製造販売元:長生堂製薬株式会社
- 販売元:日本ジェネリック株式会社
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効能・効果
用法・容量 -
効能・効果
<適応菌種>
- セフチゾキシムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ・メラニノジェニカ
<適応症>
- 急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎
用法・用量
- 通常、小児に体重kg当りセフチゾキシムとして1日20~70mg(力価)を、3~4回に分けて肛門内に挿入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 禁忌
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【禁忌】
次の患者には投与しないこと
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 原則禁忌
次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること
- セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
- 副作用
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- ショック
- ショック(0.1%未満)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- アナフィラキシー
- アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 血液障害
- 汎血球減少(0.1%未満)、無顆粒球症(0.1%未満、初期症状:発熱、咽頭痛、頭痛、倦怠感等)、溶血性貧血(0.1%未満、初期症状:発熱、ヘモグロビン尿、貧血症状等)、血小板減少(0.1%未満、初期症状:点状出血、紫斑等)があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 肝障害
- 黄疸(0.1%未満)、AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇(各0.1~5%未満)等があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 腎障害
- 急性腎障害等の重篤な腎障害(0.1%未満)があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 大腸炎
- 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(0.1%未満)があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 間質性肺炎、PIE症候群
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群(各0.1%未満)等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
- 皮膚障害
- 他のセフェム系抗生物質で中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれることが報告されているので、観察を十分に行い、発熱、頭痛、関節痛、皮膚や粘膜の紅斑・水疱、皮膚の緊張感・灼熱感・疼痛等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 注意
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慎重投与
次の患者には慎重に投与すること
- ペニシリン系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者
- 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
- 高度の腎障害のある患者(<用法・用量に関連する使用上の注意>の項参照)
- 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。]
重要な基本的注意
- 本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、事前に既往歴等について十分な問診を行うこと。なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認すること。
適用上の注意
- 投与経路
- 本剤は直腸投与にのみ使用し、経口投与しないこと。
- 投与時
- 本剤はできるだけ排便後に用いること。
- 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
- 高度の腎障害のある患者では、血中濃度が持続するので、腎障害の程度に応じて投与量を減量し、投与の間隔をあけて使用すること。
- 急性気管支炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
小児等への投与
- 低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していない。(使用経験が少ない。)
薬物動態
- 血清中濃度
- 患児に本剤125mg(平均11.1mg/kg)、250mg(平均15.8mg/kg)を直腸内に投与したとき、血清中濃度ピーク値はそれぞれ6.01μg/mL(投与15分後)、8.59μg/mL(投与30分後)を示した。また、血清中濃度半減期は1.21時間(125mg投与時)、1.33時間(250mg投与時)であった。
- エポセリン坐剤の血清中濃度
- 組織内移行
- 患児に本剤250mg(平均10.4mg/kg)を直腸内投与したときの扁桃組織内濃度は2.73μg/g(投与30分後)であった。
- 尿中排泄
- 患児に本剤125mg(平均5.2mg/kg)、250mg(平均9.2mg/kg)を直腸内投与したときの尿中回収率(投与後6時間まで)は、それぞれ31.4%、32.2%であった。また、投与後2時間までの尿中濃度は270.8μg/mL(125mg投与時)、622.7μg/mL(250mg投与時)であった。