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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • ○全身麻酔
  • ○鎮痛

用法・用量

  • 本剤は酸素と併用し、酸素の吸気中濃度は必ず20%以上に保つこと。使用目的・患者の状態に応じ、適宜酸素濃度を増加させること。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 ビタミンB12欠乏症の患者
本剤の副作用が強くあらわれるおそれがある。
9.1.2 造血機能障害のある患者
本剤の副作用が強くあらわれるおそれがある。
9.1.3 耳管閉塞、気胸、腸閉塞、気脳症等、体内に閉鎖腔のある患者
閉鎖腔内容量及び内圧が変化する。
9.1.4 タンポナーデに用いられた気体(パーフルオロプロパン、六フッ化硫黄等)が硝子体内に存在している眼手術後の患者
本剤の体内閉鎖腔内圧上昇作用により眼圧が急激に上昇し、失明するおそれがあるため、本剤を使用しないこと。
9.5 妊婦
妊婦(3ヶ月以内)又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で催奇形成作用が報告されている。

8.重要な基本的注意

・ビタミンB12の不活性化により造血機能障害や神経障害を起こすことがあるので、患者の観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合にはビタミンB12を投与するなど適切な処置を行うこと。
・麻酔を行う際には原則としてあらかじめ絶食させておくこと。
・麻酔を行う際には原則として麻酔前投薬を行うこと。
・麻酔中は気道に注意して呼吸・循環に対する観察を怠らないこと。
・麻酔の深度は手術、検査に必要な最低の深さにとどめること。

14.適用上の注意

14.1 ガスの使用にあたっての注意
・使用に当たっては換気をよくし、喫煙、火気の使用を禁止すること。
・亜酸化窒素が高濃度で存在し、かつ可燃物が存在する部位では、電気メス、レーザーメス等の火気を使用しないこと。
・本剤は液化ガスのため容器は必ず立てて使用し、転倒しないように固定すること。また凍傷の危険性があるため、清潔で乾いた革手袋を使用すること。
・発火する場合があるので、容器の口金、圧力調整器、配管など本剤と直接接する全ての部位に油脂類、有機物、塵埃などが付着しないようにすること。
・容器内のガスは高圧ガスであるため、所定の圧力調整器を取り付けて使用すること。
・バルブの接続は、所定のパッキンを使用し、接続後、ガス漏れのないことを確かめてから使用すること。圧力調整器の取付部、および配管設備等のガス漏れの恐れのある箇所は使用に先立って、必ず漏れチェックをすること。
・使用する時はバルブをゆっくりと全開にし、使用を停止する時や使用後容器が空になった時はバルブを全閉にすること。
・容器内の亜酸化窒素の液状部がなくなってくるとガスのみとなり液化ガスの特性として急激に圧力が下がってくるため、圧力が下がり始めたら新しい容器と交換すること。
・使用後は残圧を残してバルブをしっかり閉め、袋ナット、バルブ保護キャップを取付けて空容器置場に保管すること。
・職業的に数年にわたり本剤に曝露された女性で、自然流産率が高いことが報告されているので、本剤の使用に際しては換気等に十分注意すること。
14.2 投与時の注意
14.2.1 麻酔開始時の注意
・吸気中酸素濃度は30%を越えることが望ましい。
・麻酔開始の時には、亜酸化窒素の肺内残気による希釈を防ぐために十分な脱窒素を行うこと。
14.2.2 麻酔終了時の注意
麻酔終了と同時に空気呼吸を開始すると酸素欠乏症に陥ることがあるので、5分以上の100%酸素を吸入させることが望ましい。
14.3 ガスの吸入にあたっての注意
本剤のカフ内への拡散によりカフ内圧が高まり、カフの変形、破裂、その他のトラブルが生じることがあるので十分注意すること。

16.薬物動態

16.2 吸収
ヒトにおける本剤の吸収は、吸入開始直後は大量(約1000mL/分)に吸収されるが時間の経過とともに急速に減少し、20~30分でほぼ飽和に達し、以後はごく僅かの量しか吸収されない。また、排泄は、吸収と同じパターンをとる。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
プロポフォール麻酔作用が増強されたり、収縮期血圧、拡張期血圧、平均動脈圧及び心拍出量が低下することがあるので、併用する場合には、プロポフォールの投与速度を減速するなど慎重に投与すること。相互に作用(麻酔作用)を増強させる。

重大な副作用 

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、頻度は不明であるが(再審査対象外)、次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 造血機能障害(顆粒球や血小板の減少等)
顆粒球や血小板の減少等、造血機能障害があらわれることがあるので、長期にわたって連用する場合には血液検査を行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
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