製品名 (無効20200430)
ヒロポン注射液
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- 一般名
- Methamphetamine Hydrochloride
- 薬効分類
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中枢神経薬(その他)>覚醒剤
- 価格
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0.3%1mL1管:623円/管
- 製薬会社
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- 製造販売元:大日本住友製薬株式会社.
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効能・効果
用法・容量 -
効能・効果
- 下記疾病・症状の改善
- ナルコレプシー、各種の昏睡、嗜眠、もうろう状態、インシュリンショック、うつ病・うつ状態、統合失調症の遅鈍症
- 手術中・手術後の虚脱状態からの回復促進及び麻酔からの覚せい促進
- 麻酔剤、睡眠剤の急性中毒の改善
用法・用量
- 通常、成人には、1日1~2mL(メタンフェタミン塩酸塩として3~6mg)を皮下又は筋肉内に注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 下記疾病・症状の改善
- 禁忌
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【禁忌】
次の患者には投与しないこと
- モノアミン酸化酵素阻害剤投与中又は投与後2週間以内の患者〔「相互作用」(1)の項参照〕
- 重篤な高血圧症、動脈硬化症の患者〔血圧上昇のおそれがある。〕
- 心疾患のある患者〔本剤は心収縮力を増強し、心拍出量を増加させるため、症状が悪化するおそれがある。〕
- 甲状腺機能亢進症の患者〔心機能亢進状態にあるため、本剤が心機能に対し悪影響を及ぼす可能性がある。〕
- 本剤の成分又はアドレナリン作動薬に対し過敏症の患者〔過敏症が発現するおそれがある。〕
- 不眠症、激越状態にある患者〔症状が悪化するおそれがある。〕
- 薬物乱用の既往歴のある患者〔反復投与により薬物依存を生じるので、乱用のおそれがある。〕
- 副作用
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- 依存性
- 反復投与により薬物依存を生じるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し、慎重に投与すること。
- 注意
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慎重投与
次の患者には慎重に投与すること
- 高血圧症の患者〔血圧上昇のおそれがある。〕
- 腎機能障害のある患者〔排泄が遅延し、高い血中濃度が持続するおそれがある。〕
重要な基本的注意
- 反復投与により薬物依存を生じるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し、慎重に投与すること。
- 本剤投与中の患者には、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
- 治療の目的以外には使用しないこと。
適用上の注意
- 投与経路
- 皮下又は筋肉内注射にのみ使用すること。
- 筋肉内注射時
- 筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に注意すること。
- 同一部位への反復注射は避けること。
なお、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には特に注意すること。
- 神経走行部位を避けるよう注意すること。
- 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合には、直ちに針を抜き、部位を変えて注射すること。
- 同一部位への反復注射は避けること。
- アンプルカット時
- アンプルカット時には、異物の混入を避けるため、エタノール綿等で清拭することが望ましい。
高齢者への投与
- 高齢者には注意して投与すること。〔本剤は、主として腎臓から排泄される(「薬物動態」の項参照)が、高齢者では腎機能が低下していることが多いため、高い血中濃度が持続するおそれがある。〕
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔動物実験(マウス、家兎)で催奇形作用(脳ヘルニア、口蓋裂等)が報告されている。〕
- 排泄経路及び排泄率
- 排泄経路
- 主として尿中
- 排泄率
- 尿の液性によって変動し、投与後16時間の平均尿中排泄率は、酸性尿の場合には未変化体63%、活性代謝物アンフェタミン6.6%であったが、アルカリ性尿の場合には未変化体1.5%のみが検出された。〔外国人、メタンフェタミン塩酸塩13.7mg1回経口投与(承認範囲外用法・用量)〕