今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

次没食子酸ビスマス「ニッコー」

一部のコンテンツを閲覧になるにはご契約が必要となります。

効能・効果/用法・用量 

  • (経口)

    下痢症
    • 次没食子酸ビスマスとして、通常成人1.5~4gを3~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • (外用)

    次の疾患並びに状態における乾燥・収れん・保護
    • きわめて小範囲の皮膚のびらん及び潰瘍、痔疾
    • 通常、そのまま散布剤として使用するか、5~10%の散布剤、軟膏又はパスタ剤として使用する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • (経口のみ)

    • 出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある。]
    • 慢性消化管通過障害又は重篤な消化管潰瘍のある患者[ビスマスの吸収による副作用が起こるおそれがある。]
原則禁忌

次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合は慎重に投与すること

  • (経口のみ)

    • 細菌性下痢患者[治療期間の延長をきたすおそれがある。]

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

便秘の患者、結腸瘻造設術、回腸瘻造設術又は人工肛門造設術を受けた患者、消化管憩室のある患者[ビスマスが吸収され、重大な副作用が起こるおそれがある。]

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

本剤に対し過敏症の既往歴のある患者

重要な基本的注意

精神神経系障害があらわれるおそれがあるので長期連続投与を避け、やむを得ない場合には、原則として1ヶ月に20日程度(1週間に5日以内)の投与にとどめること。

重要な基本的注意

患部が化膿している場合には、あらかじめ適切な処置を行った後使用すること。

適用上の注意

投与経路
浣腸には使用しないこと。
投与時
本剤の服用によって便の色が黒くなることがある。[ビスマスが黒色の硫化ビスマスになるため。]

適用上の注意

使用部位
広範囲の病変部には使用しないこと。
軟膏、パスタ剤として使用する場合、眼には使用しないこと。
使用時
散布剤として使用する場合、誤って吸入しないよう注意させること。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦に対する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、投与量、投与期間等に注意して投与すること。

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していないので、小児等には、投与量、投与期間等に注意して投与すること。

重大な副作用 

精神神経系
ビスマス塩類(次硝酸ビスマス、次没食子酸ビスマス)1日3~20gの連続経口投与(1ヶ月~数年間)により、間代性痙れん、昏迷、錯乱、運動障害等の精神神経系障害(頻度不明)(初期症状:不安、不快感、記憶力減退、頭痛、無力感、注意力低下、振せん等)があらわれたとの報告がある。
これらの報告によれば、症状は投与中止後、数週間~数ヶ月で回復している。
精神神経系
ビスマス含有の外用剤の長期連続使用(約10年間)で頭痛、記憶力減退、集中力低下、振せん、間代性痙れん、昏迷、運動障害等の精神神経系障害があらわれたとの報告がある。
これらの報告によれば、症状は使用中止後、数週間~数ヶ月で回復している。

その他の副作用 

頻度不明0.1%~5%未満
消化器嘔気、食欲不振
粘膜注)歯齦縁、舌、口腔内等に青色又は青黒色の着色

注)このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。

戻る

さらなるご利用にはご登録が必要です。

こちらよりご契約または優待日間無料トライアルお申込みをお願いします。

(※トライアルご登録は1名様につき、一度となります)


ご契約の場合はご招待された方だけのご優待特典があります。

以下の優待コードを入力いただくと、

契約期間が通常12ヵ月のところ、14ヵ月ご利用いただけます。

優待コード: (利用期限:まで)

ご契約はこちらから