製品名 イムノマックス-γ注100
イムノマックス-γ注50

一般名
Interferon Gamma-1a(Genetical Recombination)
薬効分類
血液成分製剤
 >インターフェロン
価格
100万国内標準単位1瓶(溶解液付):8699円/瓶
50万国内標準単位1瓶(溶解液付):4536円/瓶

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 腎癌
  • 慢性肉芽腫症に伴う重症感染の頻度と重篤度の軽減
  • 菌状息肉症,セザリー症候群

用法・用量

  • 腎癌

    • 生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し,1法又は2法により点滴静注する。
      • 1法:連日投与

        • 通常,成人には1日1回200万~300万国内標準単位/m2(体表面積)を連日投与する。
      • 2法:間欠投与

        • 通常,成人には1日1回1000万国内標準単位/m2(体表面積)を5日間連日投与し,9日間休薬する。これを2回繰り返す。
          その後,1日1回1000万国内標準単位/m2(体表面積)を隔日3回投与し,9日間休薬する。これを2回以上繰り返す。
      • なお,年齢,症状により適宜増減する。
  • 慢性肉芽腫症に伴う重症感染の頻度と重篤度の軽減

    • 通常,1日1回25万国内標準単位/m2(体表面積)を週1~3回皮下注射する。
      なお,安全性からみて上記投与量の継続が困難と判断されたときは適宜減量又は中止する。
      1回25万国内標準単位/m2(体表面積)を超える高用量の投与は望ましくない。
      上記の投与量を超える用量を投与した場合の安全性及び有効性は確立されていない。
  • 菌状息肉症,セザリー症候群

    • 通常,成人には1日1回200万国内標準単位を生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し,週5回点滴静注する。
      効果が不十分な場合には,1日1回400万国内標準単位を上限として増量できる。
      なお,患者の状態により適宜減量する。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤又は他のインターフェロン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
  • ワクチン等生物学的製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
副作用
間質性肺炎(0.1~1%未満)
間質性肺炎があらわれることがあるので,患者の状態に十分注意し,発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常等の呼吸器症状があらわれた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等適切な処置を行うこと。また,咳嗽,呼吸困難等があらわれた場合には直ちに連絡するよう患者に対し注意を与えること。
ショック(頻度不明)
ショックを起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
重篤なうつ状態(0.1~1%未満)
重篤なうつ状態があらわれることがあるので,患者の精神状態に十分注意し,不眠,不安,焦燥等があらわれた場合には投与を中止するなど,投与継続の可否について慎重に検討すること。また,投与にあたってはこれら精神神経症状発現の可能性について患者及びその家族に十分理解させ,不眠,不安等があらわれた場合には直ちに連絡するよう注意を与えること。
なお,類薬(インターフェロン-α,β製剤)で,自殺企図,躁状態,攻撃的行動の症例が報告されている。
急性腎不全(頻度不明)
急性腎不全を起こすことがあるので,定期的に腎機能検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
心不全(0.1~1%未満)
心不全を起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
白血球減少,血小板減少(5%以上),汎血球減少(頻度不明)
これらの副作用があらわれることがあるので,定期的に血液学的検査を行い,治療の継続が困難と認められた場合には減量又は休薬するなど適切な処置を行うこと。
自己免疫現象(頻度不明)
自己免疫現象によると思われる症状・徴候(肝炎,潰瘍性大腸炎の悪化等)があらわれることがあるので,自己免疫性疾患の患者又はその素因のある患者には慎重に投与すること。
糖尿病(0.1~1%未満)
糖尿病が増悪又は発症することがあるので,定期的に検査(血糖値,尿糖等)を行い,異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

間欠投与又は一時中止し,再投与する場合
薬物過敏症の既往歴のある患者
アレルギー素因のある患者
心疾患又はその既往歴のある患者[心疾患が悪化することがある。]
重篤な肝障害又は腎障害のある患者[症状が悪化することがある。]
高度の白血球減少又は血小板減少のある患者[白血球減少又は血小板減少が更に悪化することがある。]
精神神経障害又はその既往歴のある患者[症状が悪化することがある。]
自己免疫疾患又はその素因のある患者[症状が悪化又は顕性化することがある。]

重要な基本的注意

本剤の投与により,間質性肺炎,重篤なうつ状態,自己免疫現象があらわれることがあるので,患者に対し副作用発現の可能性について十分説明すること。[「副作用(1)重大な副作用」の項参照]
なお,類薬(インターフェロン-α製剤)で,間質性肺炎は小柴胡湯との併用例で多く報告されているため,注意すること。
本剤を長期投与する場合には,臨床効果及び副作用の程度を考慮し,投与を行うこと。
なお,効果が認められない場合には投与を中止すること。
慢性肉芽腫症の場合は,本剤を長期投与(1年以上)したときの安全性(成長や発育に対する影響)は確立していないので,長期投与になる場合には十分な観察を行うこと。
過敏症等の反応を予測するため,使用に際しては十分な問診を行うとともに,あらかじめ本剤によるプリック試験を行うことが望ましい。
本剤の投与において,一般に発熱がみられる。その程度は個人差が著しいが高熱を呈する場合もあるので,発熱に対してあらかじめ十分配慮すること。
骨髄機能抑制,肝機能障害,腎機能障害等があらわれることがあるので,定期的に臨床検査を行うなど患者の状態を十分に観察し,異常が認められた場合には減量,休薬等適切な処置を行うこと。

適用上の注意

調製方法
イムノマックス-γ注50
腎癌,菌状息肉症及びセザリー症候群の場合
1瓶あたり,添付の日局注射用水0.5mLをゆっくり加え,激しい振盪を避けて溶解する。更に,1日投与量を生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等200~500mLに加えて点滴静注する。
慢性肉芽腫症に伴う重症感染の頻度と重篤度の軽減の場合
1瓶あたり,添付の日局注射用水0.5mLをゆっくり加え,激しい振盪を避けて溶解し,皮下注射する。
用時調製し,溶解後速やかに使用すること。残薬は廃棄すること。
イムノマックス-γ注100
腎癌,菌状息肉症及びセザリー症候群の場合
1瓶あたり,添付の日局注射用水1mLをゆっくり加え,激しい振盪を避けて溶解する。更に,1日投与量を生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等200~500mLに加えて点滴静注する。
慢性肉芽腫症に伴う重症感染の頻度と重篤度の軽減の場合
1瓶あたり,添付の日局注射用水1mLをゆっくり加え,激しい振盪を避けて溶解し,皮下注射する。
用時調製し,溶解後速やかに使用すること。残薬は廃棄すること。
菌状息肉症及びセザリー症候群の内臓病変を有する患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので用量に留意すること。

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
やむを得ず授乳婦に投与する場合には授乳を避けさせること。[授乳婦に対する使用経験はなく,十分な安全性は確立していない。]

小児等への投与

腎癌の場合
低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立されていない。[使用経験が少ない。]
慢性肉芽腫症に伴う重症感染の頻度と重篤度の軽減の場合
低出生体重児,新生児,乳児に対する安全性は確立されていない。[使用経験がない。]
菌状息肉症,セザリー症候群の場合
低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立されていない。[使用経験がない。]

薬物動態

吸収
点滴静注
血清中濃度
成人悪性腫瘍患者10例に200万国内標準単位(JRU)/m2(1時間点滴静注)を投与したときの血清中濃度は,投与終了時が最も高く,その後の消失は2相性を示した。
薬物動態パラメータ
表1 薬物動態パラメータ(成人悪性腫瘍患者,1時間点滴静注)
投与量
(JRU/m2
nCmax
(JRU/mL)
AUC0-∞
(JRU・hr/mL)
T1/2(α)
(hr)
T1/2(β)
(hr)
150万598.5±45.3449±3570.4±0.24.7±2.6
(測定法:bioassay)(mean±S.D.)
皮下注射
健康成人男性18例に50万国内標準単位(JRU)(承認外用量)を単回皮下注射したときの血清中濃度は,投与から6~12時間後にピークに達し,その後の消失は1相性を示した。薬物動態パラメータを表2に示す。
表2 薬物動態パラメータ(健康成人,皮下注射)
投与量
(JRU)
nCmax
(JRU/mL)
Tmax
(hr)
AUC0-∞注1
(JRU・hr/mL)
T1/2注1
(hr)
50万180.441±0.2528.3±1.49.695±4.91312.82±6.45
注1:n=16(測定法:ELISA)(mean±S.D.)
分布
(参考)
ラットに125I-標識インターフェロン ガンマ-1a(遺伝子組換え)を静脈内投与したときの5分後の組織内濃度は,肝臓で最も高く,副腎,肺,骨髄,甲状腺,血清の順で,脳においては非常に低かった。
代謝
(参考)
ラットに静脈内投与したインターフェロン ガンマ-1a(遺伝子組換え)は血清及び主要臓器から時間の経過につれて消失するが,尿中及び胆汁中に全く排泄されないことから,インターフェロン ガンマ-1a(遺伝子組換え)は代謝されることによって消失していくものと思われる。
なお,代謝物について各種の検討を行ったが,代謝物を分離精製することができず,インターフェロン ガンマ-1a(遺伝子組換え)の血中代謝物を明らかにできなかった。
排泄
成人悪性腫瘍患者3例に200万国内標準単位(JRU)/m2(1時間点滴静注)を投与し,尿中濃度をbioassay又はRIAで測定した。その結果,投与後24時間までの尿中濃度はいずれの測定法でも測定限界以下であった。
※:人血清アルブミン含有製剤(旧製剤)で得られたデータ

エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
Thank you for serving us!