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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 各種手術時の補助的な止血

用法・用量

  • 出血部位に適当量をあてるか充填する。止血の達成後、余剰分は可能な限り取り除く。

禁忌 

【禁忌】

次の場合には使用しないこと

  • 骨孔の周り、骨の境界、脊髄周辺、視神経や視束交叉の周囲への留置(<用法及び用量に関連する使用上の注意>の項を参照)
  • 骨折面又は椎弓切除術創への留置(<用法及び用量に関連する使用上の注意>の項を参照)
  • 大動脈の出血部(十分な止血効果を得られないため)(重要な基本的注意の項を参照)
  • 非出血性の多量の漿液浸出部(十分な止血効果を得られないため)

注意 

重要な基本的注意

本剤の使用は縫合、結紮等の止血に代わるものではないことに留意すること。
血管手術の際の血管の覆い又は巻いて使用する場合、あまりきつく適用しないこと[血管が狭窄したとの報告がある]。
本剤を汚染された創に留置すると、合併症の誘発のおそれがあるので注意すること。
本剤は広範囲の病原微生物に対して、in vitroで抗菌性を有するとの報告があるが、術後感染防止などのために全身投与される抗菌剤に代わるものではない。
耳鼻咽喉科、歯科の処置において、本剤が患者によって吸引されないよう注意すること。
本剤を硝酸銀などの腐食性薬物の存在下で使用すると、本剤の吸収が妨げられることがある。
本剤に抗菌剤、止血剤、緩衝剤をしみこませて使用しないこと。
癒着防止材として使用しないこと。

適用上の注意

本剤は乾燥した状態で使用することにより、より高い止血効果が得られるので、湿らせて使用しないよう留意すること。
膨潤による圧迫が正常な機能を妨げる可能性があるので、創腔又は組織の間隙に使用する場合には、詰めすぎないように注意すること。

用法用量に関連する使用上の注意

次の場合には、止血が達成された後、本剤を取り除くこと。
骨孔の周り、骨の境界、椎弓切除術創、脊髄周辺、視神経や視束交叉の周囲、気管等の狭窄しうる管状構造の近傍での止血補助[上記部位へ留置した場合、本剤の膨潤による圧迫に伴う神経症状(麻痺や視力障害等)や狭窄に伴う症状(気管狭窄に伴う呼吸困難等)を起こすことがある]。
肺葉切除、前頭骨破損の修復での止血補助[上記部位へ留置した場合、本剤の一部が脊髄周辺や眼窩周辺の骨孔へ移動し、圧迫に伴う神経症状を起こすことがある]。
骨折面での止血補助[骨再生を妨げ、嚢胞を形成することがある]。
創腔に充填した場合[異物反応が発生する恐れを最小限にするため]。

薬物動態

本剤の組織での吸収性は、その使用量、血液の浸潤量、適用部位等の種々の要因により異なるが、多くの場合、本剤は体内に吸収され、適用部位に残ることはない。
[参考]
ラットの皮下組織に本剤を埋入・移植した場合、1日目で、本剤はゼラチン状の液状物になりはじめ、5日目では、溶解・吸収されるのが目視でも確認できる程になる。7日目には、未だゼラチン状の物質は認められるものの、本剤の外観の形状が確認できなくなり、15日目になると、本剤は完全に吸収されることが報告されている。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
局所止血剤
トロンビン
本剤をトロンビンと併用すると止血効果が低下することがある。
使用にあたっては、トロンビン溶液をアルカリ性にする。
トロンビン活性の低下

重大な副作用 

骨再生抑制
骨折面に留置された場合、骨再生を妨げ、嚢胞を形成することがある。(「禁忌」、<用法及び用量に関連する使用上の注意>の項を参照)
神経障害
本剤の膨潤による圧迫に伴う神経障害を起こすことがある。(「禁忌」、<用法及び用量に関連する使用上の注意>の項を参照)
視力障害
本剤の膨潤による圧迫に伴う視力障害を起こすことがある。(「禁忌」、<用法及び用量に関連する使用上の注意>の項を参照)
異物反応
鼻粘膜壊死、鼻中隔穿孔、腸閉塞、尿管閉塞等の異物反応が起こったとの報告がある。

その他の副作用 

頻度不明
皮膚発疹、発赤、皮膚炎
その他発熱、頭痛、刺激痛、焼けつくような痛み、くしゃみ
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