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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • ○高脂質血症
  • ○心身症(更年期障害、過敏性腸症候群)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ

用法・用量

  • <高脂質血症>

    • ガンマオリザノールとして、通常成人1日300mgを3回に分けて食後に経口投与する。
      なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • <心身症(更年期障害、過敏性腸症候群)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ>

    • ガンマオリザノールとして、通常成人1日10~50mgを経口投与する。
      なお、年齢、症状により適宜増減する。
      ただし、過敏性腸症候群に用いる場合は、1日最高50mgまでとする。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.3 肝機能障害患者
9.3.1 肝障害又はその既往歴のある患者
症状を増悪させるおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で胎児への移行が報告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

8.重要な基本的注意

<高脂質血症>
8.1 あらかじめ高脂質血症の基本である食事療法を行い、更に運動療法や高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分に考慮すること。
8.2 投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。

7.用法及び用量に関連する注意

1日あたりの製剤量は以下のとおりである。
成分量(1日投与量)製剤量(1日投与量)
ガンマオリザノールとして300mg細粒1.5g
ガンマオリザノールとして10~50mg細粒0.05~0.25g

5.効能又は効果に関連する注意

<高脂質血症>
適用の前に十分な検査を実施し、高脂質血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
健康成人9例にガンマオリザノール75mg注)、300mg及び600mg注)を食後単回経口投与した時、ガンマオリザノールの吸収は緩慢であるが、その血漿中濃度には良好な用量依存性が認められた。
16.5 排泄
ガンマオリザノールは尿中には未変化体として排泄されず、主に代謝物のフェルラ酸として排泄された。
注)本剤の1日用量は、高脂質血症300mg、心身症(更年期障害、過敏性腸症候群)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ10~50mgである。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

0.1~5%未満0.1%未満頻度不明
精神神経系めまい・ふらつき、浮上感眠気頭痛・頭重感、いらいら感等
消化器嘔気・嘔吐、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満感、食欲不振腹部不快感、腹鳴、胸やけ、げっぷ、無味感、口内炎等
過敏症発疹、そう痒、皮膚異常感潮紅等
循環器血圧上昇動悸等
肝臓AST、ALT上昇等の肝機能障害
その他倦怠感、体のほてり、不快感、夜間頻尿口渇、浮腫、脱力感
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