製品名 レキップ錠0.25mg
レキップ錠1mg
レキップ錠2mg

一般名
Ropinirole Hydrochloride
薬効分類
パーキンソン病・認知症治療薬
 >ドパミンアゴニスト:非麦角系
価格
0.25mg1錠:43.6円/錠
1mg1錠:151.1円/錠
2mg1錠:278.1円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • パーキンソン病

用法・用量

  • 通常、成人にはロピニロールとして1回0.25mg、1日3回(1日量0.75mg)から始め、1週毎に1日量として0.75mgずつ増量し、4週目に1日量を3mgとする。以後経過観察しながら、必要に応じ、1日量として1.5mgずつ1週間以上の間隔で増量し、維持量(標準1日量3~9mg)を定める。いずれの投与量の場合も1日3回に分け、経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減するが、ロピニロールとして1日量15mgを超えないこととする。
禁忌

【警告】

  • 前兆のない突発的睡眠及び傾眠等がみられることがあり、また突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されているので、患者に本剤の突発的睡眠及び傾眠等についてよく説明し、本剤服用中には、自動車の運転、機械の操作、高所作業等危険を伴う作業に従事させないよう注意すること。(「重要な基本的注意」及び「副作用」の項参照)
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
副作用
突発的睡眠、極度の傾眠
前兆のない突発的睡眠(0.6%)、極度の傾眠(0.1%)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行うこと。(「重要な基本的注意」の項参照)
幻覚、妄想、興奮、錯乱、譫妄
幻覚(5.9%)、妄想(1.7%)、興奮(0.7%)、錯乱(0.7%)、譫妄(0.3%)等の精神症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行うこと。
悪性症候群(0.1%)
本剤の投与後、減量後又は中止後に、高熱、意識障害、高度の筋硬直、不随意運動、ショック症状等があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には、投与開始初期の場合は中止し、また、継続投与中の用量変更・中止時の場合は一旦もとの投与量に戻した後慎重に漸減し、体冷却、水分補給等の適切な処置を行うこと。なお、投与継続中にも同様の症状があらわれることがある。
発現頻度は承認時までの臨床試験、特定使用成績調査及び製造販売後臨床試験の結果を合わせて算出した。
注意

次の患者には慎重に投与すること

幻覚、妄想等の精神症状又はそれらの既往のある患者[症状が増悪又は発現しやすくなることがある。]
重篤な心疾患又はその既往歴のある患者[本剤は薬理作用から心拍数低下を起こす可能性がある。]
低血圧症の患者[症状が悪化することがある。]
重度の腎障害(クレアチニンクリアランス30mL/分未満)のある患者[本剤は主として腎臓で排泄される。また、これらの患者での使用経験はなく安全性は確立されていない。なお、血液透析を受けている患者に対して、透析による用量調節の必要性はない。]
肝障害のある患者[本剤は主として肝臓で代謝される。また、これらの患者での使用経験はなく安全性は確立されていない。]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されていることから、患者には突発的睡眠及び傾眠等についてよく説明し、自動車の運転、機械の操作、高所作業等危険を伴う作業に従事させないよう注意すること。なお、海外において突発的睡眠を起こした症例の中には、傾眠や過度の眠気のような前兆を認めなかった例あるいは投与開始後1年以上経過した後に初めて発現した例も報告されている。(「副作用」の項参照)
起立性低血圧がみられることがあるので、本剤の投与は少量から始め、めまい、立ちくらみ、ふらつき等の起立性低血圧の徴候や症状が認められた場合には、減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行うこと。
本剤を他の抗パーキンソン剤と併用した場合、ジスキネジー、幻覚、錯乱等の副作用が発現しやすくなる可能性があるため、これらの副作用があらわれた場合には減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行うこと。(「副作用」の項参照)
本剤の減量、中止が必要な場合は、漸減すること。[急激な減量又は中止により、高熱、意識障害、高度の筋硬直、不随意運動、ショック症状等の悪性症候群があらわれることがある。(「副作用」の項参照)]
レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により、病的賭博(個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず、持続的にギャンブルを繰り返す状態)、病的性欲亢進、強迫性購買、暴食等の衝動制御障害が報告されているので、このような症状が発現した場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。また、患者及び家族等にこのような衝動制御障害の症状について説明すること。
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
本剤の投与は「用法・用量」に従い少量から始め、消化器症状(悪心、嘔吐等)、血圧等の観察を十分に行い、忍容性をみながら慎重に増量し患者ごとに適切な維持量を定めること。また、本剤投与中止後再投与する場合にも少量から開始することを考慮すること。
一般に空腹時投与において悪心、嘔吐等の消化器症状が多く発現する可能性があるため、食後投与が望ましい。
臨床試験において高齢者に幻覚等の精神症状が多くみられたので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[動物実験(ラット)で胎児毒性(体重減少、死亡数増加及び指の奇形)が報告されている。]
授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。[臨床試験で本剤投与後に血漿中プロラクチン濃度の低下が認められたため、乳汁分泌が抑制されるおそれがある。また、動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。]
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
血中濃度
健康成人男性にロピニロール塩酸塩(ロピニロールとして0.4mg)を空腹時単回経口投与した時のロピニロール及び主代謝物(脱プロピル体)の血漿中濃度推移と薬物動態を検討した。ロピニロールは投与後1.6時間にCmax 0.68±0.38ng/mLに達した。
図-1 健康成人男性に本剤0.4mgを単回経口投与した時の血漿中濃度推移と薬物動態
測定対象Cmax(ng/mL)Tmax(hr)AUCt(ng・hr/mL)
ロピニロール0.68±0.381.6±0.51.40±0.78
主代謝物0.56±0.101.6±0.73.33±1.10
(平均±SD;n=9)
パーキンソン病患者に各患者の維持量である1~3.5mgを1日3回、食後に反復経口投与した時のトラフ濃度は、投与量に依存して上昇した。また、維持量において投与後8時間までの血漿中濃度推移を測定した患者(n=10)での消失半減期は、約5時間であった。
図-2 パーキンソン病患者に維持量を投与した時のトラフ濃度
食事の影響(外国人のデータ)
パーキンソン病患者に0.5mg、1日3回より投与を開始し、1週ごとに1mg、1.5mg、2mgと反復漸増投与し、2mg、1日3回投与時に、クロスオーバー法により、空腹時及び食後の本剤の薬物動態を検討した。食後投与では、空腹時投与に比べてTmaxが2.5時間遅延し、Cmaxが約25%低下したが、AUCにはほとんど差は認められず、食事の影響はないと考えられた。
表-1 パーキンソン病患者に空腹時及び食後に単回経口投与した時の薬物動態
投与条件Cmax(ng/mL)Tmax(hr)AUC0-8(ng・hr/mL)
空腹時投与6.53±2.101.27±0.3629.1±9.6
食後投与5.01±2.093.75±1.4225.9±10.7
(平均値±SD、n=12)
代謝・排泄
健康成人男性に、0.1、0.2及び0.4mgを単回経口投与した時の投与後24時間までの本剤及び主代謝物の尿中排泄率は以下のとおりであった。
表-2 健康成人男性に本剤0.1~0.4mgを投与した時の尿中排泄率
投与量(mg)ロピニロール主代謝物合計
0.16.4±2.935.3±11.241.7±12.1
0.29.7±5.840.3±13.950.0±13.2
0.43.3±0.939.3±6.442.6±6.5
(投与量に対する%:ロピニロール換算、平均値±SD、n=9)
健康成人男性に、14C標識体0.6mgを単回経口投与した時の投与後48時間までの総放射能排泄率は、尿中に86.1±3.1%、糞中に0.6±0.5%(n=4)であった(外国人のデータ)。
その他の薬物速度論的パラメータ
血漿蛋白結合率
35~42%(in vitro