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ファーストシン静注用0.5g、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • <適応菌種>

    • セフォゾプランに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア、アシネトバクター属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属
  • <適応症>

    • 敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、眼窩感染、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼内炎(全眼球炎を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎

用法・用量

  • ファーストシン静注用0.5g

    • 本剤の使用に際しては、投与開始後3日をめやすとしてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。さらに、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること。
    • 成人

      • 通常、成人にはセフォゾプラン塩酸塩として1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。
        なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、難治性又は重症感染症には1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分けて投与する。
    • 小児

      • 通常、小児には1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。
        なお、難治性又は重症感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分けて投与する。化膿性髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。ただし、成人における1日最大用量4g(力価)を超えないこととする。
    • 新生児(低出生体重児を含む)

      • 通常、新生児(低出生体重児を含む)には1回20mg(力価)/kgを0日齢(生後24時間未満)は1日1~2回、1(生後24時間以降)~7日齢は1日2~3回、8日齢以降は1日3~4回静脈内注射又は点滴静脈内注射する。
        なお、重症又は難治性感染症には1回40mg(力価)/kgまで増量できる。
    • <バイアル製剤>

      • 静脈内注射の場合

        • 日局「注射用水」、日局「生理食塩液」又は日局「ブドウ糖注射液」に溶解して、緩徐に静脈内に注射する。
      • 点滴静脈内注射の場合

        • 糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの輸液に加えて、30分~2時間かけて静脈内に点滴注射する。
  • ファーストシン静注用1g

    • 本剤の使用に際しては、投与開始後3日をめやすとしてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。さらに、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること。
    • 成人

      • 通常、成人にはセフォゾプラン塩酸塩として1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。
        なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、難治性又は重症感染症には1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分けて投与する。
    • 小児

      • 通常、小児には1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。
        なお、難治性又は重症感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分けて投与する。化膿性髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。ただし、成人における1日最大用量4g(力価)を超えないこととする。
    • 新生児(低出生体重児を含む)

      • 通常、新生児(低出生体重児を含む)には1回20mg(力価)/kgを0日齢(生後24時間未満)は1日1~2回、1(生後24時間以降)~7日齢は1日2~3回、8日齢以降は1日3~4回静脈内注射又は点滴静脈内注射する。
        なお、重症又は難治性感染症には1回40mg(力価)/kgまで増量できる。
    • <バイアル製剤>

      • 静脈内注射の場合

        • 日局「注射用水」、日局「生理食塩液」又は日局「ブドウ糖注射液」に溶解して、緩徐に静脈内に注射する。
      • 点滴静脈内注射の場合

        • 糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの輸液に加えて、30分~2時間かけて静脈内に点滴注射する。
  • ファーストシン静注用1gバッグS

    • 本剤の使用に際しては、投与開始後3日をめやすとしてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。さらに、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること。
    • 成人

      • 通常、成人にはセフォゾプラン塩酸塩として1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。
        なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、難治性又は重症感染症には1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分けて投与する。
    • 小児

      • 通常、小児には1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。
        なお、難治性又は重症感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分けて投与する。化膿性髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。ただし、成人における1日最大用量4g(力価)を超えないこととする。
    • 新生児(低出生体重児を含む)

      • 通常、新生児(低出生体重児を含む)には1回20mg(力価)/kgを0日齢(生後24時間未満)は1日1~2回、1(生後24時間以降)~7日齢は1日2~3回、8日齢以降は1日3~4回静脈内注射又は点滴静脈内注射する。
        なお、重症又は難治性感染症には1回40mg(力価)/kgまで増量できる。
    • <生理食塩液添付のバッグ製剤>

      • 投与に際しては、生理食塩液側を手で圧し隔壁を開通させ、セフォゾプラン塩酸塩を溶解した後、30分~2時間かけて静脈内に点滴注射する。
  • ファーストシン静注用1gバッグG

    • 本剤の使用に際しては、投与開始後3日をめやすとしてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。さらに、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること。
    • 成人

      • 通常、成人にはセフォゾプラン塩酸塩として1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。
        なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、難治性又は重症感染症には1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分けて投与する。
    • 小児

      • 通常、小児には1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。
        なお、難治性又は重症感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分けて投与する。化膿性髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。ただし、成人における1日最大用量4g(力価)を超えないこととする。
    • 新生児(低出生体重児を含む)

      • 通常、新生児(低出生体重児を含む)には1回20mg(力価)/kgを0日齢(生後24時間未満)は1日1~2回、1(生後24時間以降)~7日齢は1日2~3回、8日齢以降は1日3~4回静脈内注射又は点滴静脈内注射する。
        なお、重症又は難治性感染症には1回40mg(力価)/kgまで増量できる。
    • <5%ブドウ糖注射液添付のバック製剤>

      • 投与に際しては、5%ブドウ糖注射液側を手で圧し隔壁を開通させ、セフォゾプラン塩酸塩を溶解した後、30分~2時間かけて静脈内に点滴注射する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • <製剤共通>

    • 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • <5%ブドウ糖注射液添付のバッグ製剤>

    • 2.2 低張性脱水症の患者[電解質を含まない糖液を投与すると脱水が増悪することがある。]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
<製剤共通>
9.1.1 セフェム系又はペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者(ただし、本剤に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しないこと)
9.1.2 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
9.1.3 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者
観察を十分に行うこと。ビタミンK欠乏症状があらわれることがある。
<5%ブドウ糖注射液添付のバッグ製剤>
9.1.4 カリウム欠乏傾向のある患者
ブドウ糖がカリウムと共に細胞内に取り込まれ、カリウム欠乏傾向を助長することがある。
9.1.5 糖尿病の患者
静脈内へのブドウ糖の投与により血糖値が急速に上昇する可能性がある。
9.1.6 尿崩症の患者
電解質を含まない糖液の投与により水分のみが負荷される。
<生理食塩液添付のバッグ製剤>
9.1.7 心臓、循環器系機能障害のある患者
ナトリウムの負荷により障害が悪化することがある。
9.2 腎機能障害患者
<製剤共通>
9.2.1 高度の腎障害のある患者
投与量・投与間隔の適切な調節をするなど慎重に投与すること。本剤は主として腎臓から排泄されるため、高度の腎機能障害(例えばクレアチニンクリアランス値:30mL/分以下等)のある患者では高い血中濃度が持続することがある。[11.1.7、16.6.1参照]
<5%ブドウ糖注射液添付のバッグ製剤>
9.2.2 腎不全の患者
電解質を含まない糖液の投与により水分のみが負荷される。
<生理食塩液添付のバッグ製剤>
9.2.3 腎障害のある患者
ナトリウムの貯留を助長することがある。
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 高度の肝障害のある患者
肝障害が悪化することがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。母乳中へ移行することが報告されている。
9.7 小児等
新生児(低出生体重児を含む)に投与する場合は、日齢に応じた1日投与回数にすること。特に0日齢では腎機能が未熟なため血中濃度の半減期が延長し、高い血中濃度が長時間持続するおそれがある。[16.1参照]
9.8 高齢者
次の点に注意し、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[7.参照]
9.8.1 生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすい。
9.8.2 腎機能が低下していることが多く、本剤は主として腎臓から排泄されるため、高度の腎機能障害(例えばクレアチニンクリアランス値:30mL/分以下等)のある患者では高い血中濃度が持続することがある。
9.8.3 ビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがある。

8.重要な基本的注意

8.1 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
8.2 本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとること。[11.1.1参照]
8.2.1 事前に既往歴等について十分な問診を行うこと。なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認すること。
8.2.2 投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておくこと。
8.2.3 投与開始から投与終了後まで、患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行うこと。特に、投与開始直後は注意深く観察すること。
8.3 患者の状態などから判断して、7日以上にわたって本剤を投与する場合には、その理由を常時明確にし、発疹の出現や肝機能異常等の副作用に留意し、漫然とした継続投与は行わないこと。
8.4 急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.2参照]

14.適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意
<製剤共通>
14.1.1 溶解後は速やかに使用すること。なお、やむを得ず保存を必要とする場合でも12時間以内に使用すること。
14.1.2 本剤はブロムヘキシン塩酸塩製剤と配合すると配合直後に混濁が起こることがあり、ジフェンヒドラミン塩酸塩・臭化カルシウム製剤と配合すると1時間以内に混濁が起こることがあるので、これらの製剤との配合は避けること。また、フルオロウラシル製剤と配合すると2時間以内に、クリニタミン注と配合すると6時間以内に残存力価が90%以下になることがあるので、配合後は速やかに使用すること。
なお、本剤と他剤とを配合使用したとき、一般にpHが8以上では、力価の低下が促進されることがあるので、使用に際しては注意すること。
<バイアル製剤>
14.1.3 静脈内注射に際しては静注用0.5gは通常10mLに、静注用1gは通常20mLに希釈して投与する。点滴静脈内注射を行う場合、注射用水を用いると溶液が低張となるため用いないこと。
<バッグ製剤>
14.1.4 溶解液部分を手で圧し、隔壁を開通させ、抗生剤部分と溶解液部分を交互に押して抗生剤を完全に溶解すること。
14.2 薬剤投与時の注意
<製剤共通>
14.2.1 静脈内大量投与により、まれに血管痛、血栓性静脈炎を起こすことがあるので、これを予防するために注射液の調製、注射部位、注射方法等について十分注意し、その注射速度はできるだけ遅くすること。
<バッグ製剤>
14.2.2 分割投与しないこと。
14.2.3 容器の液目盛りはおよその目安として使用すること。

7.用法及び用量に関連する注意

高度の腎機能障害(例えばクレアチニンクリアランス値:30mL/分以下等)のある高齢者では、投与回数を1日1回に減ずるなど投与間隔等に留意し、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[9.8参照]

5.効能又は効果に関連する注意

<効能共通>
5.1 本剤投与前に感受性の確認が行えなかった場合、本剤投与開始後3日をめやすとして本剤に対する感受性を確認し、本剤投与が適正であるか判断すること。なお、本剤に感受性が認められない場合、速やかに他の薬剤に変更すること。
<咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎>
5.2 「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
腎機能正常の成人及び小児に静注あるいは点滴静注して得られた血中濃度は図1~4のとおりであり、用量依存性を示す。
また、腎機能正常の1日齢以降の低出生体重児を含む新生児に静注して得られた血中濃度は図5のとおりであり用量依存性を示す。なお、1回20mg/kgでの静注と30分点滴静注との血中薬物動態について比較した結果、血中濃度推移、血中濃度半減期共にほとんど差は認められていない。[9.7参照]
図1 静注時の血中濃度(成人:腎機能正常)
図2 点滴静注時の血中濃度(成人:腎機能正常)
図3 静注時の血中濃度(小児:腎機能正常)
図4 点滴静注時の血中濃度(小児:腎機能正常)
図5 静注又は点滴静注時の血中濃度(低出生体重児を含む新生児:腎機能正常)
16.3 分布
肺組織、喀痰、胆汁、胆嚢組織、腹腔内滲出液、腹壁腹膜、創部滲出液、膿汁、前立腺、女性性器組織、扁桃、耳漏、鼻汁等の耳鼻咽喉組織、涙液及び髄液等への移行が認められている。なお、乳汁中へもわずかに移行する。
16.4 代謝
血中及び尿中には抗菌活性代謝物質は認められていない。
健康成人の2g単回静注後の尿について、カラムクロマトグラフィーによる着色物質の検索を行った結果、尿着色(赤色)物質は極微量であり、単離同定には至らなかったが、本剤に由来する微量の代謝物(分解物)であると考えられる。
なお、ラット及びイヌに1,000mg/kg/日、サルに300mg/kg/日を反復静脈内投与した際の尿を薄層クロマトグラフィーで分析したところ、ラット尿中には濃青色成分が、イヌ尿中には赤色成分が、サルには両成分が認められている。[15.1参照]
16.5 排泄
主として腎より排泄され、成人(腎機能正常者)に1回0.5、1、2g静注あるいは点滴静注後6時間までの尿中排泄率は72~85%である。また、1gを静注後の尿中濃度は0~2時間で約4,200μg/mL、2~4時間で約1,800μg/mL、4~6時間で約750μg/mLである。
また、小児(腎機能正常者)に1回10、20、40mg/kg静注後6時間までの尿中排泄率は69~85%であり、1日齢以降の低出生体重児を含む新生児(腎機能正常者)に1回10、20、40mg/kg静注後6時間までの尿中排泄率は28~62%である。
16.6 特定の背景を有する患者
16.6.1 腎機能障害患者
腎機能の低下に伴い、血中濃度の上昇、血中濃度半減期の延長及び尿中排泄率の低下が認められる(図6)。従って、腎機能障害者に本剤を投与する場合には、投与量、投与間隔の適切な調節が必要である。[9.2.1参照]
図6 腎機能障害度と血中濃度

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
利尿剤
フロセミド等
他のセフェム系抗生物質で併用による腎障害増強作用が報告されているので、併用する場合には腎機能に注意すること。機序は不明であるが、利尿時の脱水による血中濃度の上昇等が考えられている。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも0.1%未満注)
不快感、口内異常感、眩暈、便意、耳鳴、発汗、喘鳴、呼吸困難、血管浮腫、全身の潮紅・蕁麻疹等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.2参照]
11.1.2 急性腎障害等の重篤な腎障害(0.1%未満注))[8.4参照]
11.1.3 汎血球減少、無顆粒球症(いずれも0.1%未満注)、顆粒球減少、血小板減少(いずれも0.1~5%未満注)、溶血性貧血(頻度不明)
11.1.4 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(0.1%未満注)
腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.5 間質性肺炎、PIE症候群(いずれも0.1%未満注)
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.6 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも0.1%未満注)
11.1.7 痙攣(頻度不明)
痙攣等の中枢神経症状があらわれることがある。特に、腎不全患者にあらわれやすい。[9.2.1参照]
11.1.8 DIC(0.1%未満注)
11.1.9 肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも0.1%未満注)
AST、ALTの著しい上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
注)発現頻度は承認時までの臨床試験又は製造販売後調査の結果に基づく。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

5%以上0.1~5%未満0.1%未満
過敏症発疹、蕁麻疹、紅斑、そう痒、発熱リンパ腺腫脹、関節痛
血液貧血、好酸球増多、血小板増多
肝臓AST、ALTの上昇Al-P、LDH、γ-GTPの上昇
消化器悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、腹部膨満感、下痢
菌交代症口内炎、カンジダ症
ビタミン欠乏症ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)
その他高カリウム血症、血清アミラーゼ上昇頭痛、倦怠感
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