製品名 ペリアクチンシロップ0.04%
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- 一般名
- Cyproheptadine Hydrochloride Hydrate
- 薬効分類
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抗免疫薬・アレルギー疾患治療薬>H1受容体拮抗薬(第1世代)
- 価格
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0.04%10mL:1.63円/mL
- 製薬会社
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- 製造販売元:日医工株式会社
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効能・効果
用法・容量 -
効能・効果
- 皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎,皮膚そう痒症,薬疹),じん麻疹,血管運動性浮腫,枯草熱,アレルギー性鼻炎,血管運動性鼻炎,感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽
用法・用量
- シプロヘプタジン塩酸塩として,通常成人1回4mg(10mL)を1日1~3回経口投与する。
なお,年令,症状により適宜増減する。
- (参考)
Augsberger式による小児の1回投与量例:下記用量を1日1~3回経口投与する。年令 1回投与量 2~3歳 3mL 4~6歳 4mL 7~9歳 5mL 10~12歳 6.5mL
- 禁忌
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【禁忌】
次の患者には投与しないこと
- 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状を悪化させることがある。]
- 狭窄性胃潰瘍のある患者[抗コリン作用により胃内容の停滞が起こり,その結果胃酸分泌亢進が起き,症状を悪化させるおそれがある。]
- 幽門十二指腸閉塞のある患者[抗コリン作用により胃内容の停滞,幽門十二指腸部の膨満が起こり,症状を悪化させるおそれがある。]
- 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により尿閉を悪化させるおそれがある。]
- 気管支喘息の急性発作時の患者[抗コリン作用により,喀痰の粘稠化・去痰困難を起こすことがあり,喘息を悪化させるおそれがある。]
- 新生児・低出生体重児(「小児等への投与」の項参照)
- 老齢の衰弱した患者(「高齢者への投与」の項参照)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 副作用
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- (頻度不明)
- 次のような副作用があらわれることがあるので,症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
- 錯乱,幻覚
- 痙攣
- 無顆粒球症
- 重篤な血液障害があらわれることがあるので,定期的に検査を実施するなど観察を十分に行うこと。
- 注意
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慎重投与
次の患者には慎重に投与すること
- 気管支喘息又はその既往歴のある患者[抗コリン作用により,喀痰の粘稠化・去痰困難を起こすことがあり,喘息の悪化又は再発を起こすおそれがある。]
- 開放隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状を悪化させることがある。]
- 眼内圧亢進のある患者[抗コリン作用により症状を悪化させるおそれがある。]
- 甲状腺機能亢進症のある患者[抗コリン作用により症状を悪化させるおそれがある。]
- 心血管障害のある患者[抗コリン作用により症状を悪化させるおそれがある。]
- 高血圧症のある患者[抗コリン作用により症状を悪化させるおそれがある。]
- 乳・幼児(「小児等への投与」の項参照)
重要な基本的注意
- 眠気を催すことがあるので,自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように十分注意すること。
高齢者への投与
- 一般に高齢者では生理機能が低下しているので,減量するなど慎重に投与すること。なお,安全性が確立されていないので老齢の衰弱した患者には投与しないこと。
妊婦,産婦,授乳婦等への投与
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[動物実験(ラット)において催奇形作用が報告されている。]
- (参考)
- ラットに10~50mg/kg/日を妊娠7~15日の間に単回腹腔内投与あるいは2mg/kg/日を妊娠全期間にわたり連続腹腔内投与した試験及び15~50mg/kg/日を妊娠6~15日に連続経口投与した試験において,胎児及び産児の死亡率の上昇及び形態異常を認めたとの報告がある。
- 本剤投与中は授乳を中止させること。[授乳中の投与に関する安全性は確立していない。]
小児等への投与
- 新生児・低出生体重児に対する安全性は確立されていないので投与しないこと。[新生児へ投与し,無呼吸,チアノーゼ,呼吸困難を起こしたとの報告がある。]
- 乳・幼児において,過量投与により副作用が強くあらわれるおそれがあるので,年齢及び体重を十分考慮し,用量を調節するなど慎重に投与すること。[抗ヒスタミン剤の過量投与により,特に乳・幼児において,幻覚,中枢神経抑制,痙攣,呼吸停止,心停止を起こし,死に至ることがある。]
薬物動態
- 外国人のデータでは,健康成人2名に14C-シプロヘプタジン塩酸塩5mgを経口投与したとき,血漿中濃度は9時間後に最高に達し,その濃度はシプロヘプタジン換算量としてそれぞれ50ng/mL及び36ng/mLであった。また,投与後6日間までの排泄量はそれぞれ尿中に投与量の67%及び77%,糞中に33%及び23%であった。尿中排泄された代謝物の58~65%がグルクロン酸抱合体,9~11%が硫酸抱合体,5~6%が未抱合体であった。
- (注)本剤の承認された成人1回用量は4mg(10mL)である。