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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • ○ビタミンA欠乏症の治療(夜盲症、結膜乾燥症、角膜乾燥症、角膜軟化症)
  • ○ビタミンAの需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(妊産婦、授乳婦、乳幼児、消耗性疾患など)
  • ○下記疾患のうち、ビタミンAの欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合

    • 角化性皮膚疾患

用法・用量

  • ビタミンAとして通常成人、1日3,000~100,000ビタミンA単位を筋肉内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者[8.2、9.1.1、9.1.2、11.1.1参照]
  • 2.2 レチノイド製剤(エトレチナート、トレチノイン、タミバロテン、ベキサロテン)を投与中の患者[10.1参照]
  • 2.3 妊娠3ヵ月以内又は妊娠を希望する女性へのビタミンA5,000IU/日以上の投与(ビタミンA欠乏症の女性は除く)[9.5.1参照]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギーを起こしやすい体質を持つ患者[2.1、8.2、11.1.1参照]
9.1.2 薬物過敏症の既往歴のある患者[2.1、8.2、11.1.1参照]
9.4 生殖能を有する者
[9.5.1参照]
9.5 妊婦
9.5.1 妊娠3ヵ月以内又は妊娠を希望する女性
ビタミンA欠乏症の治療に用いる場合を除いて本剤を投与しないこと。なお、ビタミンAの補給を目的として本剤を用いる場合は食品などからの摂取量に注意し、本剤による投与は5,000IU/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。外国において、妊娠前3ヵ月から妊娠初期3ヵ月までにビタミンAを10,000IU/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果がある。[2.3、9.4参照]
9.5.2 妊婦(妊娠3ヵ月以内の女性を除く)
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

8.重要な基本的注意

8.1 本剤の投与により、まれにショック等の重篤な過敏反応の発現がみられるので、使用に際しては少量注入後患者の状態をよく観察し、異常が認められた場合には速やかに投与を中止し、適切な処置をとること。[11.1.1参照]
8.2 ショック等を予測するため、投与に際してはアレルギー既往歴、薬物過敏症等について十分な問診を行うこと。[2.1、9.1.1、9.1.2、11.1.1参照]
8.3 本剤の添加剤であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有する医薬品で、ショックの発現が報告されているので、上記注意事項に留意すること。[11.1.1参照]

14.適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
14.1.1 筋肉内注射時
筋肉内注射により、注射部位に遅発性の硬結、発赤、腫脹を起こすことがある。
筋肉内に投与する場合は、組織・神経などへの影響を避けるため、下記の点に注意すること。
(1)同一部位への反復注射は避けること。なお、新生児、低出生体重児、乳児、小児には特に注意すること。
(2)神経走行部位を避けるよう注意すること。
(3)注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流を見た場合には、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。

併用禁忌 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
エトレチナート
(チガソン)
[2.2参照]
ビタミンAの正常血中濃度には影響を及ぼさないが、ビタミンA過剰症と類似した副作用症状があらわれることがある。エトレチナートのビタミンA様作用により、ビタミンAの作用が増強される。
トレチノイン
(ベサノイド)
[2.2参照]
ビタミンA過剰症と類似した副作用症状を起こすおそれがある。トレチノインはビタミンAの活性代謝物である。
タミバロテン
(アムノレイク)
ベキサロテン
(タルグレチン)
[2.2参照]
ビタミンA過剰症と類似した副作用症状を起こすおそれがある。これら薬剤はビタミンAと同じレチノイドである。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
パクリタキセルパクリタキセルの血中濃度が上昇する。本剤によるチトクロームP450(CYP2C8)に対する競合的阻害作用による。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック(頻度不明)
血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難等の症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。[2.1、8.1-8.3、9.1.1、9.1.2参照]

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

頻度不明
脳神経系注)大泉門膨隆、神経過敏、頭痛
胃腸注)食欲不振、嘔吐
肝臓注)肝腫大
皮膚注)脱毛、そう痒感
過敏症発疹等
その他注)体重増加停止、四肢痛、骨痛、関節痛

注)大量・長期投与によるビタミンA過剰症状[13.1参照]

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