製品名 カーボスター透析剤・M

一般名
薬効分類
電解質・輸液・栄養製剤
 >人工腎臓透析用剤
価格
10L1瓶(炭酸水素ナトリウム付):1527円/瓶

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 慢性腎不全における透析型人工腎臓の灌流液として、以下の要因を持つものに用いる。
    • 無糖の透析液では、血糖値管理の困難な場合
    • カリウム、マグネシウム濃度の高い透析液では、高カリウム血症、高マグネシウム血症の改善が不十分な場合
    • カルシウム濃度の高い透析液では、高カルシウム血症を起こすおそれのある場合

用法・用量

  • 用時、本剤のB剤1包を精製水に溶かして12.6Lの水溶液(B液)とする。B液1容に対し水26容を加えて希釈し、この希釈液34容に対してA剤1容を加えて希釈して用いる。
    用量は、透析時間により異なるが、通常、灌流液として150~300Lを用いる。
禁忌
副作用
注意

次の患者には慎重に投与すること

ジギタリス配糖体製剤投与中の患者[血清カリウム値低下によるジギタリス中毒発症のおそれがあるので、必要に応じカリウムを本剤に添加して使用すること。]
本剤は慢性腎不全に対する通常の血液透析に使用するが、次の事項を考慮して使用する。
本剤は重炭酸ナトリウムを含む透析液であるので、次のような場合に使用する。
酢酸濃度の高い透析液では、代謝性アシドーシスの改善が不十分な場合
酢酸濃度の高い透析液では、不均衡症候群、血圧低下等のため、血液透析療法の持続又は管理の困難な場合
酢酸濃度の高い透析液では、十分な除水(体重維持)ができない場合
本剤はブドウ糖を含む透析液であるので、ブドウ糖を含まない透析液では、透析中血糖値の急激な低下等、良好な血糖コントロールの困難な場合に使用する。
本剤はカリウム、カルシウム、マグネシウム濃度の低い透析液であるので、次のような場合に使用する。
カリウム、マグネシウム濃度の高い透析液では、高カリウム血症、高マグネシウム血症の改善が不十分な場合
活性型ビタミンD3剤等の薬剤の投与中で、血液透析による多量のカルシウム負荷を必要とせず、カルシウム濃度の高い透析液では、高カルシウム血症を起こすおそれのある場合
透析中や透析後に過度のアルカローシスとなることがあり、嘔気・嘔吐などの症状や、長期的には異所性石灰化を起こすおそれがあるので観察を十分に行うこと。
本剤は長期的評価が得られていないため、長期使用する場合には次の事項を考慮して使用する。
透析中や透析後に低カルシウム血症を引き起こすおそれがあるので観察を十分に行うこと。(「高齢者への投与」を参照のこと)
透析中や透析後に血中クエン酸濃度が上昇するおそれがあるので観察を十分に行うこと。
透析中や透析後にPo2の低下及びPco2の上昇が起こるおそれがあるので観察を十分に行うこと。
投与経路
本剤は注射又は腹膜灌流に用いないこと。
透析用希釈用水
エンドトキシン濃度50EU/L未満の透析用水を使用すること。
調製時
電解質・ブドウ糖溶液(A剤)と炭酸水素ナトリウム溶液(B液)は各々単独では使用しないこと。また、両液の濃厚液は直接混合しないこと。
本剤は用時調製用の製剤であり、A剤とB液を希釈調製後は速やかに使用すること。
定められた希釈液として調製すること。希釈濃度が不正確な場合は、次のような症状があらわれることがあるので注意すること。特にB剤の希釈濃度が高すぎた場合は、急性代謝性アルカローシスを起こし、テタニー、意識障害、精神障害、呼吸抑制、悪心・嘔吐等があらわれることがある。
濃度が高すぎた場合
代謝性アルカローシス、意識障害、血圧上昇、心悸亢進、頭痛
濃度が低すぎた場合
意識障害、急激な血圧低下、胸内苦悶、全身倦怠、四肢のしびれ感
透析液の電解質濃度を測定し、それらが適正であることを確認すること。
透析液の浸透圧比が0.9~1.1の範囲にあることを確認すること。
浸透圧比は生理食塩液の浸透圧(理論値308mOsm/L)に対する透析液の浸透圧測定値の比より求める。
透析液のpHは透析用希釈用水等の影響で若干の変動があり得るので、pH7.5~8.0の範囲内にあることを確認すること。
炭酸水素ナトリウム溶液の残液は使用しないこと。
使用時
血清浸透圧と透析液浸透圧とのバランスを保つこと。
使用に際しては、体温程度に温めること。
透析液中の沈殿の有無を透析器前の透析液回路で確認し、沈殿を生じた透析液は使用しないこと。
使用にあたっては、他の患者と同様に本剤の特性に十分に留意し、長期使用する場合には、骨合併症があらわれることがあるので、定期的に臨床検査(生化学検査、X線検査、骨塩量測定など)を行い、活性型ビタミンD3剤の投与などの適切な処置を行うこと。
また、アルミニウム骨症の患者は、骨塩量が低下することがあるので、骨塩量を定期的に測定し、低下する場合はカルシウム濃度の高い透析液を用いるなど、適切な処置を行うこと。
妊娠中の使用に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。(使用経験がない)