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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 鉄欠乏性貧血

用法・用量

  • 通常次の量を1日量とし、3~4回に分けて経口投与する。
    年齢シロップとして(mL)
    1歳未満2~4
    1~5歳3~10
    6~15歳10~15
  • なお、年齢、症状により適宜増減する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 鉄欠乏状態にない患者[鉄過剰症を起こすおそれがある。]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 消化性潰瘍、慢性潰瘍性大腸炎、限局性腸炎等の胃腸疾患のある患者
症状を増悪させるおそれがある。
9.1.2 発作性夜間血色素尿症の患者
溶血を誘発することがある。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 1日量は以下のとおりである。
年齢溶性ピロリン酸第二鉄として(mg)鉄として(mg)
1歳未満100~20012~24
1~5歳150~50018~60
6~15歳500~75060~90
7.2 下痢、吐乳等を起こしやすい低出生体重児、新生児又は乳児に投与する場合、初め少量から開始し、身体の様子を見ながら徐々に通常1日量まで増量すること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
本剤の2mL/kg(鉄として12mg/kg)をビーグル犬に、単回経口投与したときの外因性の血清鉄の平均血清中濃度は、投与2時間後に平均最高血清中濃度211.5μg/dLを示し、以後下図のような推移を示した。
図 インクレミンシロップ単回経口投与後の血清鉄濃度(ビーグル犬)
Cmax(μg/dL)AUC(μg・hr/dL)T1/2(hr)
217.6±10.32031±1396.5±1.1
平均値±S.E.(n=10)

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
テトラサイクリン系抗生物質
テトラサイクリン
ミノサイクリン等
相互に吸収を阻害し、効果が減弱するおそれがある。
両剤の服用間隔を2~4時間とすること。
本剤とテトラサイクリン系抗生物質が消化管内で難溶性のキレートを形成して、両剤の吸収を阻害し、血中濃度が低下する。
制酸剤本剤の吸収が阻害され、効果が減弱するおそれがあるので、投与間隔をあけること。消化管pH上昇により、鉄の溶解性が減少する。また、難溶性塩を形成し、鉄の消化管吸収が阻害されると考えられる。
セフジニル
ニューキノロン系抗菌剤
オフロキサシン
シプロフロキサシン塩酸塩水和物
ノルフロキサシン等
これらの薬剤の吸収を阻害し、効果を減弱させるおそれがあるので、投与間隔をあけること。キレートを形成し、吸収を阻害すると考えられる。
甲状腺ホルモン製剤
レボチロキシンナトリウム
リオチロニンナトリウム等
甲状腺ホルモン製剤の吸収を阻害し、効果を減弱させるおそれがあるので、投与間隔をあけること。難溶性の複合体を形成し、吸収を阻害すると考えられる。
タンニン酸を含有する食品本剤の吸収が阻害され、効果が減弱するおそれがある。不溶性の塩を形成し、吸収が阻害されると考えられる。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

頻度不明
消化器悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢、便秘、胃部不快感
皮膚光線過敏症
過敏症発疹、蕁麻疹、そう痒
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