製品名 ルネトロン錠1mg

一般名
Bumetanide
薬効分類
降圧薬
 >利尿薬(ループ利尿薬)
価格
1mg1錠:23.1円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 心性浮腫、腎性浮腫、肝性浮腫、癌性腹水

用法・用量

  • 通常成人1日1~2錠(ブメタニドとして1~2mg)を連日又は隔日に経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 肝性昏睡の患者[血中アンモニア濃度を上昇させ、症状を悪化させるおそれがある。]
  • 体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している患者[電解質失調を促進させるおそれがある。]
  • 無尿の患者[有効循環血液量が減少し、糸球体ろ過率の低下のため尿素窒素が上昇することがある。]
副作用
脱水症状(0.10%)
脱水症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

進行した肝硬変症の患者[肝性昏睡を誘発することがある。]
重篤な肝障害のある患者[低カリウム血症等の電解質失調を起こすことがある。]
重篤な腎障害のある患者[急激な体液の減少を伴う腎血流量の低下をもたらし、尿素窒素が上昇することがある。]
本人又は両親、兄弟に痛風、糖尿病のある患者[痛風の素因を有する患者では高尿酸血症の発現に伴い、痛風発作を誘発することがある。糖尿病の患者では、インスリンの分泌低下及び低カリウム血症による糖利用障害のため耐糖能の低下が発現し、糖尿病を悪化させることがある。]
下痢、嘔吐のある患者[体液量が減少していることがあるので、更に脱水症状や、低ナトリウム血症を招くことがある。]
利尿剤の連続投与を受けている患者[体液量の減少又は電解質平衡の失調等を起こしている可能性がある。]

重要な基本的注意

本剤の利尿効果は急激にあらわれることがあるので、電解質平衡失調、脱水に十分注意し、少量から投与を開始して、徐々に増量すること。
連用する場合、電解質失調があらわれることがあるので、定期的に検査を行うこと。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

高齢者への投与

高齢者には、次の点に注意し、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
高齢者では急激な利尿は血漿量の減少をきたし、脱水、低血圧等による立ちくらみ、めまい、失神等を起こすことがある。
特に心疾患等で浮腫のある高齢者では急激な利尿は急速な血漿量の減少と血液濃縮をきたし、脳梗塞等の血栓塞栓症を誘発するおそれがある。
高齢者では、低ナトリウム血症、低カリウム血症があらわれやすい。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]

薬物動態

血中濃度
海外における検討によれば、健康成人3例を対象にブメタニド1、2、3、4及び5mgを経口投与し、その血中濃度をガスクロマトグラフ法により測定した成績では、血中濃度のパターンは3例とも類似しており、最高血中濃度はほぼ30分後に出現する。次図はそのうちの1例の成績を図示したものである。
ブメタニドの経口投与による血中濃度
排泄
海外における検討によれば、健康成人に14C標識ブメタニド1.15mg(15.5μCi)を経口投与し、尿中排泄を測定した結果は次図に示すとおりである。
ブメタニドの経口投与による尿中排泄
尿中14C放射活性の24時間までの回収率は投与量の65%であり、糞中回収率は72時間までに18%である。
(参考:動物)
分布・代謝
ビーグル犬6頭に各々14C標識ブメタニド7.43mg/kg(100μCi/kg)を経口投与し、腸管から血液中に吸収された14C標識ブメタニドの分布を全身オートラジオグラフィーにより検討した結果、主に肝臓、腎臓、胆のう、膀胱などに移行がみられ、脳、全身骨格筋などにはほとんど移行しない。
また、代謝物について投与6時間後の膀胱内尿、胆のう内胆汁ならびに腸管内容物を薄層クロマトグラフィーで代謝物の分離を行った結果、尿中にはブメタニドのみが検出され、胆汁中及び腸管内容物中には主として抱合体が認められている。