製品名 ナパゲルンローション3%
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- 一般名
- Felbinac
- 薬効分類
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鎮痛・解熱薬>貼付用鎮痛薬
- 価格
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3%1mL:7.2円/mL
- 製薬会社
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- 製造販売元 : 帝國製薬株式会社
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効能・効果
用法・容量 -
効能・効果
下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎
- 変形性関節症
- 筋・筋膜性腰痛症
- 肩関節周囲炎
- 腱・腱鞘炎
- 腱周囲炎
- 上腕骨上顆炎(テニス肘等)
- 筋肉痛
- 外傷後の腫脹・疼痛
用法・用量
- 症状により、適量を1日数回患部に塗布する。
- 禁忌
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【禁忌】
次の患者には使用しないこと
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発するおそれがある。]
- 副作用
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- ショック(頻度不明注))、アナフィラキシー(頻度不明注))
- ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、血管浮腫、呼吸困難等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行うこと。
- 注:自発報告のため頻度不明
- 注意
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慎重投与
次の患者には慎重に使用すること
- 気管支喘息のある患者[喘息発作を誘発するおそれがある。]
重要な基本的注意
- 消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
- 皮膚の感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に使用すること。
- 慢性疾患(変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には薬物療法以外の療法も考慮すること。また、患者の状態を十分観察し、副作用の発現に留意すること。
適用上の注意
- 使用部位
- 眼及び粘膜に使用しないこと。
- 表皮が欠損している場合に使用すると一時的にしみる、ヒリヒリ感を起こすことがあるので使用に際し注意すること。
- 使用方法
- 密封包帯法で使用しないこと。
妊婦、産婦、授乳婦等への使用
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。]
小児等への使用
- 小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
薬物動態
- 血清中濃度
- ナパゲルンローション3%を10mL(フェルビナクとして300mg)、健常成人男子5例の背部に単回塗布し、塗布8時間後に薬剤を除去したときのフェルビナクの血清中濃度は、塗布後24時間目に平均最高血中濃度414ng/mLを示し、48時間目に65ng/mLまで減少した。
- 尿中排泄
- 血清中濃度測定と同時に測定した尿中排泄では、主にフェルビナク抱合体並びに4'-OH-フェルビナク及びその抱合体が尿中に認められた。単回塗布後48時間目までのこれらの平均総排泄量は、10.79mg(塗布量の3.6%)であった。
- 組織移行性(参考)
- 3%-14C-フェルビナクローション剤の0.3mL(フェルビナクとして9mg)を雄性ラットの剃毛した正常腹部皮膚に単回塗布したとき、塗布部位皮膚中、筋肉中の放射能濃度は、血清中濃度よりも高く、それぞれ塗布後0.5時間目、6時間目に最高値が得られ、塗布後0~96時間のAUCは、それぞれ5.6mg eq hr/g、40.3μg eq hr/gであった。