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イトラコナゾール錠50mg「科研」

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • [適応菌種]

    • 皮膚糸状菌(トリコフィトン属、ミクロスポルム属、エピデルモフィトン属)、カンジダ属、マラセチア属、アスペルギルス属、クリプトコックス属、スポロトリックス属、ホンセカエア属
  • [適応症]

    • ○内臓真菌症(深在性真菌症)

      • 真菌血症、呼吸器真菌症、消化器真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎
    • ○深在性皮膚真菌症

      • スポロトリコーシス、クロモミコーシス
    • ○表在性皮膚真菌症(爪白癬以外)

      • 白癬

        • 体部白癬、股部白癬、手白癬、足白癬、頭部白癬、ケルスス禿瘡、白癬性毛瘡
      • カンジダ症

        • 口腔カンジダ症、皮膚カンジダ症、爪カンジダ症、カンジダ性爪囲爪炎、カンジダ性毛瘡、慢性皮膚粘膜カンジダ症
      • 癜風、マラセチア毛包炎
    • ○爪白癬

用法・用量

  • <内臓真菌症(深在性真菌症)>

    • 通常、成人にはイトラコナゾールとして100~200mgを1日1回食直後に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、イトラコナゾール注射剤からの切り替えの場合、1回200mgを1日2回(1日用量400mg)食直後に経口投与する。
  • <深在性皮膚真菌症>

    • 通常、成人にはイトラコナゾールとして100~200mgを1日1回食直後に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、1日最高用量は200mgとする。
  • <表在性皮膚真菌症(爪白癬以外)>

    • 通常、成人にはイトラコナゾールとして50~100mgを1日1回食直後に経口投与する。ただし、爪カンジダ症及びカンジダ性爪囲爪炎に対しては、100mgを1日1回食直後に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、1日最高用量は200mgとする。
  • <爪白癬(パルス療法)>

    • 通常、成人にはイトラコナゾールとして1回200mgを1日2回(1日量400mg)食直後に1週間経口投与し、その後3週間休薬する。これを1サイクルとし、3サイクル繰り返す。なお、必要に応じ適宜減量する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 2.1 ピモジド、キニジン、ベプリジル、トリアゾラム、シンバスタチン、アゼルニジピン、アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル、ニソルジピン、エルゴタミン・カフェイン・イソプロピルアンチピリン、ジヒドロエルゴタミン、エルゴメトリン、メチルエルゴメトリン、バルデナフィル、エプレレノン、ブロナンセリン、シルデナフィル(レバチオ)、タダラフィル(アドシルカ)、スボレキサント、イブルチニブ、チカグレロル、ロミタピド、イバブラジン、ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期)、ルラシドン塩酸塩、アナモレリン塩酸塩、フィネレノン、アリスキレン、ダビガトラン、リバーロキサバン、リオシグアトを投与中の患者[10.1参照]
  • 2.2 肝臓又は腎臓に障害のある患者で、コルヒチンを投与中の患者[9.2.1、9.3.2、10.2参照]
  • 2.3 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者[8.1、9.1.1参照]
  • 2.4 重篤な肝疾患の現症、既往歴のある患者[8.1、9.3.1参照]
  • 2.5 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 薬物過敏症の既往歴、アレルギー既往歴のある患者(ただし、本剤に対して過敏症の既往歴のある患者には投与しないこと)[2.3、8.1参照]
9.1.2 うっ血性心不全又はその既往歴のある患者
うっ血性心不全の悪化又は再発を来すおそれがある。虚血性心疾患、基礎心疾患(弁膜症等)、慢性閉塞性肺疾患、腎不全、その他の浮腫性疾患等うっ血性心不全を起こすおそれのある患者に対して本剤を投与する場合には、その危険性について十分に説明するとともに、下肢浮腫、呼吸困難等の異常が認められた場合には直ちに受診するよう患者を指導すること。[11.1.1参照]
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 腎機能障害のある患者で、コルヒチンを投与中の患者
投与しないこと。[2.2、10.2参照]
9.2.2 腎機能障害のある患者(コルヒチンを投与中の患者を除く)
本剤及び代謝物等の排泄が遅延し、副作用があらわれやすくなるおそれがある。
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 重篤な肝疾患の現症、既往歴のある患者
投与しないこと。不可逆的な肝障害におちいるおそれがある。[2.4、8.1参照]
9.3.2 肝機能障害のある患者で、コルヒチンを投与中の患者
投与しないこと。[2.2、10.2参照]
9.3.3 肝機能障害のある患者(コルヒチンを投与中の患者又は重篤な肝疾患のある患者を除く)
肝障害を悪化させるおそれがある。[8.1、11.1.2参照]
9.4 生殖能を有する者
妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び投与終了後一定期間は、適切な避妊を行うよう指導すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。動物実験(ラット、マウス)で催奇形性が報告されている。[2.5参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒトで母乳中へ移行することが報告されている。
9.7 小児等
重症な感染症例で治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
承認時までの臨床試験(効能・効果追加承認時を含む)及び再審査期間内に得られた小児に対する使用例数は65症例(1歳以上7歳未満22例、7歳以上15歳未満43例)であり、副作用は4例に下痢、低カリウム血症、AST、LDH、カリウムの上昇が認められた。
9.8 高齢者
消化器症状等副作用があらわれた場合は減量又は休薬するなど慎重に投与すること。高齢者では生理機能が低下していることが多く、副作用があらわれやすい。

8.重要な基本的注意

<効能共通>
8.1 本剤の投与に際しては、肝疾患の既往歴、薬物過敏症、アレルギー既往歴等について十分な問診を行い、これらの現症又は既往歴のある患者については、投与中止又は慎重投与について考慮すること。[2.3、2.4、9.1.1、9.3.1、9.3.3参照]
8.2 肝障害、胆汁うっ滞、黄疸があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うことが望ましい。[11.1.2参照]
8.3 本剤投与開始にあたっては、あらかじめワルファリン服用の有無を確認し、ワルファリンと併用する場合は、プロトロンビン時間測定及びトロンボテストの回数を増やすなど慎重に投与すること。[10.2参照]
8.4 低カリウム血症があらわれることがあるので、定期的に血中電解質検査を行うこと。[11.1.6参照]
<内臓真菌症(深在性真菌症)>
8.5 イトラコナゾール注射剤から本剤400mg/日長期継続投与へ切り替えた場合、高い血中濃度が持続するので、投与期間中には、血液検査等を定期的に行うことが望ましい。
<爪白癬(パルス療法)>
8.6 本剤は投与終了後も爪甲中に長期間貯留することから、効果判定は爪の伸長期間を考慮して行うこと。

14.適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

7.用法及び用量に関連する注意

<効能共通>
7.1 本剤はイトリゾール内用液と生物学的に同等ではなく、イトリゾール内用液はバイオアベイラビリティが向上しているため、イトリゾール内用液から本剤への切り替えについては、イトラコナゾールの血中濃度が低下することがあるので、イトリゾール内用液の添加剤であるヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンに起因する胃腸障害(下痢、軟便等)による異常を認めた場合などを除き、原則として切り替えを行わないこと。
<爪白癬(パルス療法)>
7.2 減量時の有効率に関しては、「17.臨床成績」の項を参照のこと。
<爪カンジダ症、カンジダ性爪囲爪炎>
7.3 長期(6ヵ月程度)にわたって投与しても症状の改善が認められない場合には、本剤の投与を中止する。

5.効能又は効果に関連する注意

<表在性皮膚真菌症(爪白癬以外)>
5.1 難治性あるいは汎発性の病型に使用すること。
<爪白癬(パルス療法)>
5.2 本剤は抗菌薬であるため、新しい爪が伸びてこない限り、一旦変色した爪所見を回復させるものではない。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
16.1.1 単回投与
健康成人にイトラコナゾールカプセル50~200mgを経口投与したとき、速やかに吸収され、血漿中未変化体濃度は投与後約4~5時間で最高値に達し、その後二相性で消失し、β相の消失半減期は約14~28時間であった。主活性代謝物ヒドロキシイトラコナゾールの血漿中濃度は投与後約4~6時間で最高値に達した後、約10~21時間の消失半減期で消失した。
健康成人(n=5)にイトラコナゾールカプセルを単回経口投与したときの血漿中濃度推移
健康成人(n=5)に単回投与したときの薬物動態パラメータ
用量(mg)対象Cmax(ng/mL)Tmax(hr)AUC(ng・hr/mL)t1/2(hr)
50未変化体
主活性代謝物
37.0±14.9
146.2±43.8
4.4±0.9
4.4±0.9
456±184
1,819±612
13.8±7.0
21.3±36.0
100未変化体
主活性代謝物
132.2±80.7
267.4±71.4
4.8±1.8
6.0±1.4
2,221±1,141
6,772±3,221
24.9±7.7
17.4±11.2
200未変化体
主活性代謝物
215.6±58.1
678.6±62.4
4.4±0.9
5.2±1.8
4,142±1,272
15,028±2,524
27.9±9.9
9.5±2.1
(平均値±S.D.)
16.1.2 生物学的同等性試験
イトラコナゾール錠50mg「科研」とイトリゾールカプセル50を、クロスオーバー法によりそれぞれ1製剤(イトラコナゾールとして50mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
健康成人(n=20)にイトラコナゾール50mgを単回経口投与したときの血漿中濃度推移
健康成人(n=20)に単回投与したときの薬物動態パラメータ
判定パラメータ参考パラメータ
AUC0-48(ng・hr/mL)Cmax(ng/mL)Tmax(hr)T1/2(hr)
イトラコナゾール錠50mg「科研」333.4±159.134.6±17.03.0±0.915.9±6.5
イトリゾールカプセル50347.0±184.935.8±19.72.8±1.015.5±3.7
(平均値±S.D.)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
16.2 吸収
16.2.1 食事による影響
イトラコナゾール100mgを空腹時に投与したとき、食直後投与時の最高血漿中濃度の約40%であり、ヒドロキシイトラコナゾールも同様の傾向が認められ、食直後投与によってイトラコナゾールの生物学的利用率が向上した。
16.3 分布
16.3.1 体組織への分布
患者・健康成人のデータでは、イトラコナゾール100mg経口投与後の肺、腎、肝、皮膚等の組織内未変化体濃度は血漿中濃度よりも高かった。また、皮膚組織内未変化体濃度は、最終投与後1週間は治療濃度域であった。(外国人データ)
16.3.2 乳汁移行性
健康女性のデータでは、授乳婦にイトラコナゾール1回200mgを1日2回経口投与したとき、乳汁中に未変化体が検出された。(外国人データ)
16.3.3 血漿蛋白結合率
99.8%(in vitro、平衡透析法、0.5μg/mL)
16.4 代謝
ヒトにイトラコナゾールを経口投与したとき、肝臓で主に代謝され、主な代謝物はヒドロキシイトラコナゾールである。
初回通過効果の有無及びその割合
あり(割合は不明)
代謝物の活性の有無
ヒドロキシイトラコナゾール(主活性代謝物)は、未変化体と比較してほぼ同等の抗真菌活性を示す。
代謝酵素(チトクロームP450)の分子種
CYP3A4
16.5 排泄
健康成人に3H-イトラコナゾール100mg経口投与したとき、投与7日間以内に放射活性の54.1%が糞中に、35.2%が尿中に排泄された。(外国人データ)

併用禁忌 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
ピモジド
オーラップ
キニジン
ベプリジル
ベプリコール
[2.1参照]
これらの薬剤の血中濃度上昇により、QT延長が発現する可能性がある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
トリアゾラム
ハルシオン
[2.1参照]
トリアゾラムの血中濃度上昇、作用の増強、作用時間の延長があらわれることがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
シンバスタチン
リポバス
[2.1参照]
シンバスタチンの血中濃度上昇により、横紋筋融解症があらわれやすくなる。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
アゼルニジピン
カルブロック
アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル
レザルタス配合錠
ニソルジピン
[2.1参照]
これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
エルゴタミン・カフェイン・イソプロピルアンチピリン
クリアミン配合錠
ジヒドロエルゴタミン
エルゴメトリン
メチルエルゴメトリン
パルタンM
[2.1参照]
これらの薬剤の血中濃度上昇により、血管攣縮等の副作用が発現するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
バルデナフィル
レビトラ
[2.1参照]
バルデナフィルのAUCが増加しCmaxが上昇するとの報告がある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
エプレレノン
セララ
[2.1参照]
エプレレノンの血中濃度を上昇させるおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
ブロナンセリン
ロナセン
[2.1参照]
ブロナンセリンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
シルデナフィル
レバチオ
[2.1参照]
シルデナフィルの血中濃度を上昇させるおそれがある(シルデナフィルとリトナビルの併用により、シルデナフィルのCmax及びAUCがそれぞれ3.9倍及び10.5倍に増加したとの報告がある)。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
タダラフィル
アドシルカ
[2.1参照]
タダラフィルの血中濃度を上昇させるおそれがある(タダラフィルとケトコナゾールの併用により、タダラフィルのAUC及びCmaxがそれぞれ312%及び22%増加したとの報告がある)。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
スボレキサント
ベルソムラ
[2.1参照]
スボレキサントの作用を著しく増強させるおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
イブルチニブ
イムブルビカ
[2.1参照]
イブルチニブの血中濃度が上昇し、副作用が増強されるおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
チカグレロル
ブリリンタ
[2.1参照]
チカグレロルの血中濃度が上昇し、出血の危険性が増大するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
ロミタピド
ジャクスタピッド
[2.1参照]
ロミタピドの血中濃度が著しく上昇するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
イバブラジン
コララン
[2.1参照]
イバブラジンの血中濃度が上昇し、過度の徐脈があらわれることがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期)
ベネクレクスタ
[2.1参照]
ベネトクラクスの血中濃度が上昇し、腫瘍崩壊症候群の発現が増強する可能性がある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
ルラシドン塩酸塩
ラツーダ
[2.1参照]
ルラシドン塩酸塩の血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
アナモレリン塩酸塩
エドルミズ
[2.1参照]
アナモレリン塩酸塩の血中濃度が上昇し、副作用の発現が増強するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
フィネレノン
ケレンディア
[2.1参照]
フィネレノンの血中濃度が著しく上昇するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
アリスキレン
ラジレス
[2.1参照]
イトラコナゾールカプセルの併用投与(空腹時)により、アリスキレンのCmax及びAUCがそれぞれ約5.8倍及び約6.5倍に上昇したとの報告がある。本剤のP糖蛋白阻害作用により、アリスキレンの排泄が阻害されると考えられる。
ダビガトラン
プラザキサ
[2.1参照]
ダビガトランの血中濃度が上昇し、出血の危険性が増大することがある。本剤のP糖蛋白阻害作用により、ダビガトランの排泄が阻害されると考えられる。
リバーロキサバン
イグザレルト
[2.1参照]
リバーロキサバンの血中濃度が上昇し、出血の危険性が増大するおそれがある(リバーロキサバンとケトコナゾールの併用により、リバーロキサバンのAUC及びCmaxがそれぞれ158%及び72%増加したとの報告がある)。本剤のCYP3A4及びP糖蛋白阻害作用により、リバーロキサバンの代謝及び排泄が阻害され、抗凝固作用が増強されると考えられる。
リオシグアト
アデムパス
[2.1参照]
リオシグアトの血中濃度を上昇させるおそれがある(リオシグアトとケトコナゾールの併用により、リオシグアトのAUC及びCmaxがそれぞれ150%及び46%増加し、また、消失半減期が延長し、クリアランスも低下したとの報告がある)。本剤のCYP3A4及びP糖蛋白阻害作用により、リオシグアトのクリアランスが低下することが考えられる。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
アトルバスタチンアトルバスタチンの血中濃度を上昇させることがあり、横紋筋融解症があらわれやすくなる。必要に応じてアトルバスタチンの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤
ビンクリスチン
ビンブラスチン等
これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがあり、ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤の副作用が増強されることがある。必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
メチルプレドニゾロン
デキサメタゾン
ブデソニド
これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがあり、これらの薬剤の副作用が増強されることがある。必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
コルヒチン
[2.2、9.2.1、9.3.2参照]
コルヒチンの血中濃度を上昇させることがあり、コルヒチンの作用が増強されることがある。必要に応じてコルヒチンの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
ジソピラミドジソピラミドの血中濃度上昇により、QT延長が発現する可能性がある。必要に応じてジソピラミドの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
ベンゾジアゼピン系薬剤
ミダゾラム
ブロチゾラム
アルプラゾラム
これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがある。必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
抗精神病薬
ハロペリドール
アリピプラゾール
ペロスピロン
クエチアピン
これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがある。必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど用量に注意すること。
・本剤とアリピプラゾールの併用により、アリピプラゾールのCmax、AUC、t1/2がそれぞれ19.4%、48.0%、18.6%増加したとの報告がある。
・本剤とペロスピロンの併用により、ペロスピロンのCmax及びAUCがそれぞれ5.7倍及び6.8倍増加したとの報告がある。
本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
免疫抑制剤
シクロスポリン
タクロリムス水和物
これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがある。必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
抗悪性腫瘍剤
ドセタキセル水和物
エベロリムス
テムシロリムス
ゲフィチニブ
ダサチニブ
エルロチニブ
ラパチニブ
ボルテゾミブ
イマチニブ
スニチニブ
ボスチニブ
カバジタキセル
セリチニブ
クリゾチニブ
シロリムス(錠)
パノビノスタット
ポナチニブ
ルキソリチニブ
アパルタミド
トレチノイン(カプセル)
ペミガチニブ
エヌトレクチニブ
これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがある。必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど用量に注意すること。
・クリゾチニブ反復投与時に本剤を併用投与したとき、クリゾチニブの定常状態におけるAUCtau及びCmaxは単独投与と比べそれぞれ57%及び33%増加した。
本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
オピオイド系鎮痛剤
フェンタニル
オキシコドン
メサドン
これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがある。必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど用量に注意すること。
・本剤とオキシコドンの併用により、オキシコドンのクリアランスが32%減少し、AUCが51%増加したとの報告がある(オキシコドン注射剤)。また、オキシコドンのAUCが144%上昇したとの報告がある(オキシコドン経口剤)。
本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
ブプレノルフィン
セレギリン
ガランタミン
モザバプタン
トルバプタン
エレトリプタン
サルメテロール
シクレソニド
フルチカゾン
アプレピタント
イミダフェナシン
ソリフェナシン
トルテロジン
シロスタゾール
シナカルセト
エバスチン
ダルナビル
マラビロク
オキシブチニン
ドンペリドン
シロドシン
キニーネ
ゾピクロン
グアンファシン
ジエノゲスト
これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがある。必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど用量に注意すること。
・トルバプタンとの併用が避けられない場合は、トルバプタンの減量あるいは、低用量から開始するなど用量に注意すること。
・本剤とイミダフェナシンの併用により、イミダフェナシンのCmax及びAUCがそれぞれ1.32倍及び1.78倍増加したとの報告がある。
本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
シルデナフィル
バイアグラ
シルデナフィルとエリスロマイシンの併用によりシルデナフィルのCmax、AUCの増加が認められたとの報告がある。必要に応じてシルデナフィルの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
タダラフィル
シアリス
ザルティア
タダラフィルの血中濃度を上昇させるおそれがある(タダラフィルとケトコナゾールの併用により、タダラフィルのAUC及びCmaxがそれぞれ312%及び22%増加したとの報告がある)。必要に応じてタダラフィルの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
ワルファリン
[8.3参照]
ワルファリンの作用が増強し、著しいINR上昇があらわれることがある。必要に応じてワルファリンの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
アキシチニブアキシチニブの血中濃度が上昇し、副作用の発現頻度及び重症度が増加するおそれがある。やむを得ず併用する際にはアキシチニブの減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
フェソテロジン活性代謝物5-HMTの血漿中濃度の上昇に伴い効果や副作用の増強が予想される。必要に応じてフェソテロジンの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
ボセンタンボセンタンの血中濃度が上昇し、ボセンタンの副作用が発現しやすくなるおそれがある。必要に応じてボセンタンの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
アルテメテル・ルメファントリンアルテメテル及びルメファントリンの血中濃度が上昇し、QT延長が起こるおそれがある。必要に応じてアルテメテル・ルメファントリンの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
デソゲストレル・エチニルエストラジオールこれらの薬剤の血中濃度を上昇させることがある。必要に応じてデソゲストレル・エチニルエストラジオールの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、急性骨髄性白血病)ベネトクラクスの血中濃度が上昇し、副作用が増強する可能性があるので、ベネトクラクスを減量するとともに患者の状態を慎重に観察すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤
ニフェジピン
ニルバジピン
フェロジピン等
ベラパミル
これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがある。また、心機能が低下する可能性がある。必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。また、両剤の心抑制作用が増強する可能性がある。
イリノテカンイリノテカンの活性代謝物の血中濃度が上昇することがある。必要に応じてイリノテカンの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4阻害作用により、イリノテカンの活性代謝物の無毒化が阻害されると考えられる。
バルベナジンバルベナジン及び活性代謝物の血漿中濃度が上昇するおそれがある。バルベナジンの作用が増強することで副作用があらわれるおそれがあるため、観察を十分に行うこと。本剤を併用する場合にはバルベナジンの増量はしないこと。本剤のCYP3A阻害作用により、バルベナジン及び活性代謝物の代謝が阻害されると考えられる。
ニロチニブニロチニブの血中濃度が上昇し、QT延長があらわれることがある。必要に応じてニロチニブの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4及びP糖蛋白阻害作用により、ニロチニブの代謝及び排泄が阻害されると考えられる。
アピキサバンアピキサバンの血中濃度を上昇させることがある。必要に応じてアピキサバンの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4及びP糖蛋白阻害作用により、アピキサバンの代謝及び排泄が阻害されると考えられる。
エドキサバンエドキサバンの血中濃度を上昇させ、出血の危険性を増大させるおそれがある。必要に応じてエドキサバンの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のP糖蛋白阻害作用により、エドキサバンのバイオアベイラビリティを上昇させると考えられる。
ジゴキシン
ブスルファン
これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがある。
本剤とブスルファンの併用により、ブスルファンのクリアランスが20%減少したとの報告がある。必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど用量に注意すること。
機序不明
ロペラミドロペラミドの血中濃度が上昇することがある。必要に応じてロペラミドの投与量を減量するなど用量に注意すること。本剤のCYP3A4及びP糖蛋白阻害作用により、ロペラミドの代謝及び排泄が阻害されると考えられる。
クラリスロマイシン
リトナビル
ホスアンプレナビル/リトナビル
エリスロマイシン
シプロフロキサシン
本剤の血中濃度が上昇することがある。
本剤とシプロフロキサシンの併用により、イトラコナゾールのCmax及びAUCがそれぞれ53.13%及び82.46%増加したとの報告がある。必要に応じて本剤の投与量を減量するなど用量に注意すること。
これらの薬剤のCYP3A4に対する阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。
ダルナビル/リトナビル本剤又はダルナビルの血中濃度が上昇する可能性がある(ダルナビル/リトナビルとケトコナゾールの併用により、ダルナビルとケトコナゾールの血中濃度の上昇が認められたとの報告がある)。必要に応じて本剤又はこれらの薬剤の投与量を調節するなど用量に注意すること。本剤及びこれらの薬剤のCYP3A4に対する阻害作用により、血中濃度の変化が起こる場合がある。
エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩
エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩
本剤、エルビテグラビル及びコビシスタットの血中濃度が上昇する可能性がある。必要に応じて本剤又はこれらの薬剤の投与量を調節するなど用量に注意すること。本剤及びコビシスタットのCYP3A等阻害作用により、相互に代謝が阻害される。
ダルナビル エタノール付加物・コビシスタット本剤、ダルナビル又はコビシスタットの血中濃度が上昇する可能性がある。必要に応じて本剤又はダルナビル エタノール付加物・コビシスタットの投与量を調節するなど用量に注意すること。本剤とダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、相互に代謝が阻害される。
ダルナビル エタノール付加物・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩本剤、ダルナビル、コビシスタット又はテノホビル アラフェナミドの血中濃度が上昇する可能性がある。必要に応じて本剤又はダルナビル エタノール付加物・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩の投与量を調節するなど用量に注意すること。本剤とダルナビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドのCYP3A及びP糖蛋白阻害作用により、相互に代謝が阻害される。
カルバマゼピン
エトラビリン
リファブチン
本剤の血中濃度が低下することがある。また、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。必要に応じて本剤又はこれらの薬剤の投与量を調節するなど用量に注意すること。これらの薬剤の肝薬物代謝酵素誘導により、本剤の肝代謝が促進される。また、本剤のCYP3A4に対する阻害作用によりこれらの薬剤の代謝が阻害される。
リファンピシン
フェニトイン
イソニアジド
フェノバルビタール
エファビレンツ
ネビラピン
本剤の血中濃度が低下することがある。
本剤とネビラピンの併用により、本剤のCmax、AUC及びt1/2がそれぞれ38%、61%及び31%減少したとの報告がある。必要に応じて本剤の投与量、両剤の投与間隔を調節するなど注意すること。
これらの薬剤の肝薬物代謝酵素誘導により、本剤の肝代謝が促進される。
H2遮断薬
ファモチジン等
本剤の血中濃度が低下することがある。併用する場合には両剤の投与間隔をできる限り空けるなど慎重に投与すること。酸分泌量低下のため本剤の消化管での溶解性が低下し、吸収が低下することがある。
プロトンポンプ阻害剤
オメプラゾール
ランソプラゾール
ラベプラゾール
エソメプラゾール
ボノプラザンフマル酸塩
本剤の血中濃度が低下することがある。必要に応じて本剤の投与量、両剤の投与間隔を調節するなど注意すること。酸分泌量低下のため本剤の消化管での溶解性が低下し、吸収が低下することがある。
制酸剤
乾燥水酸化アルミニウムゲル
乾燥水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム等
本剤と制酸剤の併用により、本剤のCmax及びAUCがそれぞれ70%及び66%減少したとの報告がある。必要に応じて本剤の投与量、両剤の投与間隔を調節するなど注意すること。酸分泌量低下のため本剤の消化管での溶解性が低下し、吸収が低下することがある。
メロキシカム本剤とメロキシカムの併用により、メロキシカムのCmax及びAUCがそれぞれ64%及び37%減少したとの報告がある。必要に応じてメロキシカムの投与量を調節するなど用量に注意すること。本剤がメロキシカムの消化管からの吸収を抑制すると考えられる。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 うっ血性心不全(頻度不明)、肺水腫(頻度不明)
下肢浮腫、呼吸困難等の症状に注意すること。[9.1.2参照]
11.1.2 肝障害(0.25%)、胆汁うっ滞(頻度不明)、黄疸(0.1%未満)
食欲不振、嘔気、嘔吐、倦怠感、腹痛、褐色尿等の症状に注意すること。[8.2、9.3.3参照]
11.1.3 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.1%未満)、急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明)、剥脱性皮膚炎(頻度不明)、多形紅斑(頻度不明)
11.1.4 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)
チアノーゼ、冷汗、血圧低下、呼吸困難、胸内苦悶等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.5 間質性肺炎(頻度不明)
咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施し、本剤の投与を中止するとともに、適切な処置を行うこと。
11.1.6 低カリウム血症(0.1%未満)[8.4参照]
発現頻度は、内臓真菌症に対する臨床試験(注射剤を最大2週間投与後、本剤を最大12週間投与)での安全性評価対象例51例(うちカプセル剤継続投与36例)及び使用成績調査を含む。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

0.1~5%未満0.1%未満頻度不明
感染症鼻炎
過敏症血管浮腫
循環器不整脈心室性期外収縮、房室ブロック、動悸、狭心症発作、徐脈、心電図異常、血管障害、血圧上昇、頻脈、高血圧、低血圧
消化器腹痛、嘔気、便秘、下痢、嘔吐、消化不良、食欲不振、鼓腸放屁おくび、舌炎、口内炎、腹部腰背部痛軟便、腹部不快感、口腔内痛、歯周炎、胃炎、胃十二指腸潰瘍
肝臓肝機能異常、AST増加、ALT増加、LDH増加、γ-GTP増加、ALP増加血中ビリルビン増加、LAP増加
呼吸器咽喉頭疼痛、呼吸困難、咳嗽
皮膚発疹、そう痒症紅斑性発疹、脱毛、蕁麻疹、光線過敏性反応白血球破砕性血管炎、湿疹、皮膚乾燥、皮膚腫脹
精神神経系倦怠感肩こり、不眠、めまい、頭痛、末梢神経障害眠気、錯感覚、感覚鈍麻、不安、傾眠、発声障害、錯乱状態、振戦
腎臓BUNの上昇尿蛋白及び尿糖の陽性、腎障害頻尿、尿失禁、血尿、尿検査異常、尿円柱、尿量減少、腎機能検査値異常注)、腎尿細管障害
血液好酸球増多、白血球減少、血小板減少貧血白血球増多、顆粒球減少、好中球減少
生殖器月経異常、勃起不全
その他浮腫発熱、ほてり、味覚異常、耳鳴、難聴胸痛、血清病、視覚障害(霧視、複視を含む)、筋痛、関節痛、悪寒、異常感、無力症、腫脹、自傷、体重増加、高血糖、多汗症、顔面浮腫
臨床検査トリグリセライドの上昇血清尿酸上昇、血清カリウムの上昇、血中アミラーゼ増加、総蛋白増加、総コレステロール増加血中リン増加、血中コレステロール減少、血中ナトリウム減少、CRP増加、CK増加

注)イトリゾール内用液の国内臨床試験において認められた以下の事象を含む
尿中β2ミクログロブリン増加、β-NアセチルDグルコサミニダーゼ増加、尿中α1ミクログロブリン増加、尿検査異常
発現頻度は、内臓真菌症に対する臨床試験(注射剤を最大2週間投与後、本剤を最大12週間投与)での安全性評価対象例51例(うちカプセル剤継続投与36例)及び使用成績調査を含む。

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