製品名 アミノレバン点滴静注
アミノレバン点滴静注
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- 一般名
- 薬効分類
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電解質・輸液・栄養製剤>アミノ酸製剤
- 価格
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200mL1袋:353円/袋
500mL1袋:675円/袋
- 製薬会社
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- 販売提携:大塚製薬株式会社
製造販売元:株式会社大塚製薬工場
- 販売提携:大塚製薬株式会社
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効能・効果
用法・容量 -
効能・効果
- 慢性肝障害時における脳症の改善
用法・用量
- 通常成人1回500~1000mLを点滴静注する。
投与速度は通常成人500mLあたり180~300分を基準とする。経中心静脈輸液法を用いる場合は、本品の500~1000mLを糖質輸液等に混和し、24時間かけて中心静脈内に持続注入する。
なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
- 禁忌
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【禁忌】
次の患者には投与しないこと
- 重篤な腎障害のある患者[水分の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。また、アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。]
- アミノ酸代謝異常症の患者[投与されたアミノ酸が代謝されず、症状が悪化するおそれがある。]
- 副作用
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- 低血糖(頻度不明)
- 低血糖があらわれることがあるので、発現時には速やかにブドウ糖注射液の投与を行うこと。また、このような患者では栄養管理を十分に行うことが望ましい。
- 高アンモニア血症(頻度不明)
- 高アンモニア血症があらわれたとの報告がある。本剤適用時に本症が発現し遷延する場合には、本剤を含む窒素源の投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 注意
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慎重投与
次の患者には慎重に投与すること
- 高度のアシドーシスのある患者[症状が悪化するおそれがある。]
- うっ血性心不全のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。]
適用上の注意
- 投与前
- 投与に際しては、感染に対する配慮をすること(患者の皮膚や器具消毒)。
- 寒冷期には体温程度に温めて使用すること。
- 開封後直ちに使用し、残液は決して使用しないこと。
- 投与時
- ゆっくり静脈内に投与すること。
- 血管痛があらわれた場合には、注射部位を変更すること。また場合によっては、投与を中止すること。
用法・用量に関連する使用上の注意
- 本剤にはナトリウムイオン約14mEq/L、クロルイオン約94mEq/Lが含まれているので、大量投与時又は電解質液を併用する場合には電解質バランスに注意すること。
高齢者への投与
- 一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。
小児等への投与
- 小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
薬物動態
- (参考)ラット
- 14C-アミノ酸を含む本剤をラットの静脈内に投与した結果、放射能は速やかに組織内に移行してほぼ全身に分布し、6時間後には50~70%が蛋白画分に取り込まれた。
組織内蛋白画分に取り込まれた全アミノ酸由来の放射能に対する分岐鎖アミノ酸由来の放射能の比率は、脳において最も高い値を示した。
また、72時間後までの投与量に対する排泄率は、呼気中41.7%、尿中5.9%、糞中2.6%であった。