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グリセリン浣腸液50%「マイラン」、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 便秘、腸疾患時の排便

用法・用量

  • 通常、10~150mLを直腸内に注入する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • <直腸内注入方法>

    • 使用前に本剤を温湯(約40℃)で体温近くまで加温する。
    • チューブ(注入管)を精製水等で洗浄する。
    • キャップをまわすように取りはずし、内容液を少量出してノズルの先端を潤すか、あるいはワセリン等を塗布して滑りやすくした後、チューブをゆっくりと肛門内に挿入する(小児の場合は3~7cm、成人の場合は6~10cm)。
    • チューブを片方の手で支え、徐々に内容液を直腸内に注入する。注入後、チューブを静かに抜きとり、肛門部を脱脂綿等で押さえ、3~10分後便意が強くなってから排便させる。
    • 挿入時の体位は左側臥位をとるほうが挿入しやすい。
    • チューブを無理に挿入すると、直腸粘膜を損傷することがあるので、注意してゆっくり挿入する。
    • 浣腸液の注入時に、不快感・抵抗感を感じたときはさらにゆっくり注入するか、又は注入を中止する。
    • 連続の使用を避けて、1個を1回で使用し、残液は容器ごと廃棄する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 腸管内出血、腹腔内炎症のある患者、腸管に穿孔又はそのおそれのある患者〔腸管外漏出による腹膜炎の誘発、蠕動運動亢進作用による症状の増悪、グリセリンの吸収による溶血、腎不全を起こすおそれがある〕
  • 全身衰弱の強い患者〔強制排便により衰弱状態を悪化させ、ショックを起こすおそれがある〕
  • 下部消化管術直後の患者〔蠕動運動亢進作用により腸管縫合部の離解をまねくおそれがある〕
  • 吐気、嘔吐又は激しい腹痛等、急性腹症が疑われる患者〔症状を悪化させるおそれがある〕

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

局所(腸管、肛門)に炎症・創傷のある患者〔出血を促しグリセリンが吸収され溶血を、また、腎不全を起こすおそれがある〕
腸管麻痺のある患者〔蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪させるおそれがある〕
重症の硬結便のある患者〔浣腸剤では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪させるおそれがある〕
重篤な心疾患のある患者〔症状を増悪させるおそれがある〕
乳児〔患児側の反応を十分に把握できない場合、過量投与に陥りやすい〕
高齢者、妊婦(「4.高齢者への投与」、「5.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)

重要な基本的注意

連用による耐性の増大等のため効果が減弱し、薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用を避けること。

適用上の注意

使用時
浣腸用にのみ使用すること。
注入に際し、直腸粘膜を損傷することがあるので、慎重に挿入すること。
挿入時、損傷を起こし、出血がみられた場合、グリセリンが血管内に入り、溶血を起こすおそれがある。
患者の状態を観察しながら投与し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること。
使用後
連続の使用を避け、1個を1回で使用し、使用残液は容器ごと廃棄すること。

高齢者への投与

高齢者では過度の瀉下作用により体液量の減少等をきたし、脱水等を起こすことがあるので、少量から開始するなど慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦
妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。
流早産
子宮収縮を誘発して流早産を起こす危険性があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。

その他の副作用 

頻度不明
過敏症(注)発疹等
消化器腹痛、腹鳴、腹部膨満感、直腸不快感、肛門部違和感・熱感、残便感等
循環器血圧変動

(注)このような場合には投与を中止すること。

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