製品名 (無効20201031)
ミタピラリン原末
個人契約のトライアルまたはお申込みで全コンテンツが閲覧可能
- 一般名
- Calcium Polystyrene Sulfonate
- 薬効分類
-
電解質・輸液・栄養製剤>カリウム吸着薬
- 価格
-
1g:12.2円/g
- 製薬会社
-
- 販売元:杏林製薬株式会社
製造販売元:キョーリンリメディオ株式会社.
- 販売元:杏林製薬株式会社
-
効能・効果
用法・容量 -
効能・効果
- 急性および慢性腎不全に伴う高カリウム血症
用法・用量
経口投与
- 通常成人1日15~30gを2~3回にわけ、その1回量を水30~50mLに懸濁し、経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
注腸投与
- 通常成人1回30gを水又は2%メチルセルロース溶液100mLに懸濁して注腸する。体温程度に加温した懸濁液を注腸し30分から1時間腸管内に放置する。液がもれてくるようであれば枕で臀部挙上するか、或いはしばらくの間膝胸位をとらせる。
水又は2%メチルセルロース溶液にかえて5%ブドウ糖溶液を用いてもよい。
- 通常成人1回30gを水又は2%メチルセルロース溶液100mLに懸濁して注腸する。体温程度に加温した懸濁液を注腸し30分から1時間腸管内に放置する。液がもれてくるようであれば枕で臀部挙上するか、或いはしばらくの間膝胸位をとらせる。
- 禁忌
-
【禁忌】
次の患者には投与しないこと
- 腸閉塞の患者[腸管穿孔を起こすおそれがある。]
- 副作用
-
- 腸管穿孔、腸閉塞、大腸潰瘍(頻度不明)
- 腸管穿孔、腸閉塞、大腸潰瘍があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。これらの病態を疑わせる高度の便秘、持続する腹痛、嘔吐、下血等の異常が認められた場合には、投与を中止し、聴診、触診、画像診断等を実施し、適切な処置を行うこと。
- 注意
-
慎重投与
次の患者には慎重に投与すること
- 便秘を起こしやすい患者[腸閉塞、腸管穿孔を起こすおそれがある。]
- 腸管狭窄のある患者[腸閉塞、腸管穿孔を起こすおそれがある。]
- 消化管潰瘍のある患者[症状を増悪させるおそれがある。]
- 副甲状腺機能亢進症の患者[イオン交換で血中カルシウム濃度が上昇するおそれがある。]
- 多発性骨髄腫の患者[イオン交換で血中カルシウム濃度が上昇するおそれがある。]
重要な基本的注意
- 腸管穿孔、腸閉塞、大腸潰瘍があらわれることがあるので、高度の便秘、持続する腹痛、嘔吐、下血等の異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 本剤を経口投与するにあたっては、患者に排便状況を確認させ、便秘に引き続き腹痛、腹部膨満感、嘔吐等の症状があらわれた場合には、医師等に相談するように患者を指導すること。
- 過量投与を防ぐため、規則的に血清カリウム値及び血清カルシウム値を測定しながら投与すること。また異常を認めた場合には、減量又は休薬などの適切な処置を行うこと。
適用上の注意
- 経口投与時
- 類薬(ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)で、そのソルビトール懸濁液を経口投与し、小腸の穿孔、腸粘膜壊死、大腸潰瘍、結腸壊死等を起こした症例が報告されている。
- 本剤の経口投与では、消化管への蓄積を避けるため、便秘を起こさせないように注意すること。
- 注腸投与時
- 動物実験(ラット)で、ソルビトールの注腸投与により腸壁壊死を起こすことが報告されている。
また、外国においてポリスチレンスルホン酸型陽イオン交換樹脂のソルビトール懸濁液を注腸し、結腸壊死を起こした症例が報告されているので、本剤を注腸する際にはソルビトール溶液を使用しないこと。
- 本剤投与後は、腸管への残留を避けるため、必ず本剤を排泄させること。特に自然排泄が困難な患者においては、適切な方法を用いて本剤を腸管から取り除くこと。
- 動物実験(ラット)で、ソルビトールの注腸投与により腸壁壊死を起こすことが報告されている。
高齢者への投与
- 一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
- 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。