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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 高脂血症(家族性高コレステロール血症、黄色腫を含む。)

用法・用量

  • 通常、成人にはプロブコールとして1日量500mgを2回に分けて食後に経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減するが、家族性高コレステロール血症の場合は、プロブコールとして1日量1,000mgまで増量することができる。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2.2 重篤な心室性不整脈(多源性心室性期外収縮の多発)のある患者[より重篤な心室性不整脈(Torsade de pointes)を起こすおそれがある。]
  • 2.3 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 心筋梗塞の新鮮例及びうっ血性心不全のある患者
心室性不整脈を起こすおそれがある。
9.1.2 心室性不整脈のある患者(重篤な心室性不整脈(多源性心室性期外収縮の多発)のある患者を除く)
より重篤な心室性不整脈(Torsade de pointes)を起こすおそれがある。
9.1.3 QT延長を起こしやすい患者(先天性QT延長症候群、低カリウム血症等)
心室性不整脈を起こすおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。[2.3参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット、ウサギ)で乳汁中への移行が報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

8.重要な基本的注意

8.1 あらかじめ高脂血症の基本である食事療法を行い、さらに運動療法や高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分考慮すること。
8.2 投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。
8.3 本剤の投与により心電図上QT延長、心室性不整脈の報告があるので、本剤投与中は定期的に心電図を測定することが望ましい。

14.適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

5.効能又は効果に関連する注意

適用の前に十分な検査を実施し、高脂血症(家族性高コレステロール血症、黄色腫を含む)であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。本剤はコレステロール値の異常を主とした高脂血症によく反応する。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
健康成人にプロブコール250mgを食後単回経口投与した場合の血漿中濃度は、投与後18時間で最高値(約5μg/mL)に達し、生物学的半減期は50~62時間であった。
また、1日750mg注)、10日間連続経口投与では、投与開始後192時間で血漿中濃度は最高に達し(12μg/mL)、生物学的半減期は98時間であった。
16.3 分布
ラットに14C-プロブコールを経口投与した場合、ほぼ全身に分布し、単回投与(100mg/kg)の場合、肝、副腎、褐色脂肪に血漿中濃度の3~10倍、また反復投与(100mg/kg 1日1回、21日間)した場合、褐色脂肪、副腎、肝、脂肪に血漿中濃度の10~46倍移行した。中枢、生殖腺、眼への移行は少なく(単回投与で血漿中濃度の1/7~1/20、反復投与で血漿中濃度の1~1/2)、反復投与では組織からの消失はやや緩慢であった。イヌやサルでもほぼ同様の分布を示した。
16.4 代謝
健康成人に14C-プロブコールを経口投与した場合、尿中に代謝物ジフェノキノン体等が認められたが、血漿中及び糞中ではほとんどが未変化体であった(外国人データ)。
16.5 排泄
健康成人に14C-プロブコールを経口投与した場合、96時間までに糞中へ投与量の84%、尿中へ1.9%が排泄された(外国人データ)。
注)本剤の承認された用法及び用量は「通常、成人にはプロブコールとして1日量500mgを2回に分けて食後に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、家族性高コレステロール血症の場合は、プロブコールとして1日量1,000mgまで増量することができる。」である。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
シクロスポリンシクロスポリンの作用が減弱するおそれがある。機序は不明であるが、シクロスポリンの血中濃度が低下したとの報告がある。
クロフィブラートHDL-コレステロールが著しく低下したとの報告がある。機序は不明である。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 心室性不整脈(Torsade de pointes)、失神(いずれも頻度不明)
著明なQT延長に伴う心室性不整脈(Torsade de pointes)、失神があらわれることがある。
11.1.2 消化管出血、末梢神経炎(いずれも頻度不明)
11.1.3 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

0.1~5%未満0.1%未満頻度不明
心臓QT延長
過敏症発疹、そう痒
血液白血球減少、血小板減少等貧血
精神神経系めまい等頭痛等
消化器下痢・軟便、嘔気・嘔吐、食欲不振、腹痛、胸やけ、腹部膨満感等
肝臓AST上昇、ALT上昇、ALP上昇、LDH上昇
腎臓BUN上昇
筋肉CK上昇
その他倦怠感、尿酸上昇、空腹時血糖上昇
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