製品名 メイラックス細粒1%

一般名
Ethyl Loflazepate
薬効分類
鎮静薬(麻酔薬含む)
 >ベンゾジアゼピン系薬(超長時間型)
価格
1%1g:182.8円/g

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 神経症における不安・緊張・抑うつ・睡眠障害
  • 心身症(胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、過敏性腸症候群、自律神経失調症)における不安・緊張・抑うつ・睡眠障害

用法・用量

  • 通常、成人には、ロフラゼプ酸エチルとして2mgを1日1~2回に分割経口投与する。
    なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • ベンゾジアゼピン系薬剤に対して過敏症の既往歴のある患者
  • 急性狭隅角緑内障のある患者[眼圧が上昇し、症状が悪化するおそれがある。]
  • 重症筋無力症のある患者[筋弛緩作用により症状が悪化するおそれがある。]
副作用
連用により薬物依存(0.1%未満)を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作(0.1%未満)、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状(0.1%未満)があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。
刺激興奮、錯乱(0.1%未満)等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
幻覚(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、呼吸抑制(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

心障害のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
肝障害、腎障害のある患者[血中濃度が上昇するおそれがある。]
脳に器質的障害のある患者[作用が強くあらわれることがある。]
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
乳児、幼児、小児[「小児等への投与」の項参照]
衰弱患者[作用が強くあらわれる。]
中等度又は重篤な呼吸不全のある患者[症状が悪化するおそれがある。]

重要な基本的注意

眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避けること。本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討すること[「重大な副作用」の項参照]。

高齢者への投与

高齢者では、運動失調等の副作用が発現しやすいので少量から投与を開始するなど慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦(3箇月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中に他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)の投与を受けた患者の中に、奇形を有する児等の障害児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。]
妊娠後期の婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。また、ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。]
分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系薬剤で報告されている。
授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。[ヒト母乳中へ移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことがあり、また、黄疸を増強する可能性がある。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

薬物動態

血中濃度
本剤は経口投与後速やかに吸収され、消化管通過時や肝によって、初回通過効果を受け、未変化体は血中から検出されず、活性代謝物M-1(エチルエステル基が加水分解されたカルボン酸体)及びM-2(M-1の脱炭酸体)として血中に存在した。健康成人(n=20)にクロスオーバー法で、メイラックス錠又はメイラックス細粒(各々有効成分2mg含有)を1回経口投与したときの薬物動態パラメータは表1のとおりであり、平均血漿中活性代謝物濃度推移は図のとおりであった。この結果より、メイラックス錠とメイラックス細粒の生物学的同等性が証明された。
表1 薬物動態パラメータ
剤形Tmax(hr)Cmax(ng/mL)T1/2(hr)AUC(ng・hr/mL)
錠剤1.0±0.4130±24110±365,970±1,474
細粒1.2±0.5121±23110±355,770±1,327
Mean±S.D
図 健康成人における平均血漿中濃度
蛋白結合
限外濾過法により測定したヒト血清蛋白との結合率は表2のとおりであった(in vitro)。
表2 蛋白結合率(ヒト血清)
代謝物濃度(ng/mL)蛋白結合率(%)(平均±S.D.)
M-1100>99
50096.0
M-210098.6
50094.3±6.7
M-310096.7±0.8
排泄
尿中には、投与後14日間で投与量の50%が排泄(同定)され、主要尿中代謝物は、M-3(M-2の3位水酸化体)の抱合体であった。
[参考]
<錠剤>
本剤との生物学的同等性が確認されている錠剤での生物学的利用度(吸収率)は、外国人でのデータでは、健康成人(n=5)に錠剤2mgを経口投与及び静脈内投与し、それらのAUC(M-1+M-2)から求め、69±8%であった。