製品名 プロタノールL注0.2mg
プロタノールL注1mg

一般名
l-Isoprenaline Hydrochloride
薬効分類
昇圧・心不全・冠動脈・末梢血管疾患薬
 >カテコラミン
価格
0.02%1mL1管:216円/管
0.02%5mL1管:1024円/管

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • アダムス・ストークス症候群(徐脈型)の発作時(高度の徐脈、心停止を含む)、あるいは発作反復時
  • 心筋梗塞や細菌内毒素等による急性心不全
  • 手術後の低心拍出量症候群
  • 気管支喘息の重症発作時

用法・用量

  • (点滴静注)

    • l-イソプレナリン塩酸塩として0.2~1.0mgを等張溶液200~500mLに溶解し、心拍数又は心電図をモニターしながら注入する。
      徐脈型アダムス・ストークス症候群においては、心拍数を原則として毎分50~60に保つ。
      ショックないし低拍出量症候群においては、心拍数を原則として毎分110前後に保つようにする。
  • (緊急時)

    • 急速な効果発現を必要とする時には、l-イソプレナリン塩酸塩として0.2mgを等張溶液20mLに溶解し、その2~20mLを静脈内(徐々に)、筋肉内又は皮下に注射する。
      心臓がまさに停止せんとする時には、l-イソプレナリン塩酸塩として0.02~0.2mgを心内に与えてもよい。
      なお、症状により適宜増量する。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 特発性肥大性大動脈弁下狭窄症の患者〔心収縮力を増強するため、左室からの血液流出路の閉塞が増強され、症状を増強させるおそれがある。〕
  • ジギタリス中毒の患者〔重篤な不整脈が起こる可能性がある。〕
  • カテコールアミン(アドレナリン等)、エフェドリン、メチルエフェドリン、メチルエフェドリンサッカリネート、オルシプレナリン、フェノテロール、ドロキシドパとの併用は避けること。(「相互作用」の項参照)
副作用
本剤の投与中および投与後に心電図でST上昇又は低下を伴う心筋虚血(異型狭心症、非Q波梗塞等)(頻度不明)があらわれることがあるので、心電図及び血圧測定を行うこと。胸痛があらわれた場合には、直ちにニトログリセリンを投与する等適切な処置を行うこと。
β2-刺激剤により重篤な血清カリウム値の低下(頻度不明)が報告されている。また、β2-刺激剤による血清カリウム値の低下作用は、キサンチン誘導体、ステロイド剤、及び利尿剤の併用により増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意すること。さらに、低酸素血症は血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがある。このような場合には血清カリウム値をモニターすることが望ましい。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

冠動脈疾患の患者〔心筋虚血が起こるおそれがある。〕
甲状腺機能亢進症の患者〔甲状腺機能亢進症に伴う諸症状を悪化させるおそれがある。〕
高血圧の患者〔血圧が上昇するおそれがある。〕
うっ血性心不全の患者〔不整脈を起こすおそれがある。〕
糖尿病の患者〔血糖値を上昇させるおそれがある。〕

重要な基本的注意

心室性期外収縮心室性頻拍、更に致死的不整脈を生ずることがあるので、このような場合には投与を中止するか、減量又は点滴注入速度を遅くするなど適切な処置をとること。

適用上の注意

筋肉内注射時
筋肉内注射にあたっては、組織・神経などへの影響を避けるため、下記の点に注意すること。
同一部位への反復注射は行わないこと。また、小児には特に注意すること。
神経走行部位を避けるよう注意すること。
注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
使用時
本剤はワンポイントカットアンプルを採用しているが、アンプルのカット時には、異物混入をできるだけ避けるため、エタノール綿などで清拭した後ヤスリを用いず、アンプル枝部のマークの反対方向に折り取ること。
調製時
本剤は炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ剤と混合すると直ちに紅色~褐色になるので、混合を避けること。

高齢者への投与

高齢者では、生理機能が低下していることが多く、副作用があらわれやすいので少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。〔動物実験(マウス、ハムスター)で催奇形作用が報告されている。〕

薬物動態

作用発現は投与直後であり、持続時間は投与後約15分である。代謝は主に消化管、肝、肺などであり、消化管では抱合を受け、肝ではカテコール-O-メチルトランスフェラーゼにより分解される。静注されたときの主な代謝産物は3-O-メチルイソプレナリンとその抱合体であり、排泄部位は腎、胆汁である。