製品名 ニチファーゲン注
ニチファーゲン注
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- 一般名
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Glycine
L-Cysteine - 薬効分類
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消化器用薬(その他)>肝機能改善薬
- 価格
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5mL1管:57円/管
20mL1管:57円/管
- 製薬会社
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- 製造販売元:日新製薬株式会社
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効能・効果
用法・容量 -
効能・効果
- 小児ストロフルス、湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、皮膚そう痒症、口内炎、フリクテン、薬疹・中毒疹
- 慢性肝疾患における肝機能異常の改善
用法・用量
- 通常成人には1日1回5~20mLを静脈内に注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 慢性肝疾患に対しては1日1回40~60mLを静脈内に注射又は点滴静注する。
年齢、症状により適宜増減する。
なお、増量する場合は1日100mLを限度とする。
- 禁忌
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【禁忌】
次の患者には投与しないこと
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アルドステロン症の患者、ミオパシーのある患者、低カリウム血症の患者[低カリウム血症、高血圧症等を悪化させるおそれがある。]
- 副作用
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- (頻度不明)
- ショック、アナフィラキシーショック
- ショック、アナフィラキシーショック(血圧低下、意識消失、呼吸困難、心肺停止、潮紅、顔面浮腫等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- アナフィラキシー様症状
- アナフィラキシー様症状(呼吸困難、潮紅、顔面浮腫等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 偽アルドステロン症
- 増量又は長期連用により高度の低カリウム血症、低カリウム血症の発現頻度の上昇、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれるおそれがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。
また、低カリウム血症の結果として、脱力感、筋力低下等があらわれるおそれがある。
- 注意
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慎重投与
次の患者には慎重に投与すること
- 高齢者[低カリウム血症等の発現率が高い。](「高齢者への投与」の項参照)
重要な基本的注意
- ショック等の発現を予測するため、十分な問診を行うこと。
- ショック発現時に救急処置のとれる準備をしておくこと。
- 投与後、患者を安静な状態に保たせ、十分な観察を行うこと。
- 甘草を含有する製剤との併用は、本剤に含まれるグリチルリチン酸が重複し、偽アルドステロン症があらわれやすくなるので注意すること。
適用上の注意
- 注射速度
- 静脈内投与は、患者の状態を観察しながらできるだけ投与速度を緩徐にすること。
- アンプルカット時
- ガラスアンプル品はワンポイントアンプルであるが、アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭し、カットすることが望ましい。
高齢者への投与
- 臨床での使用経験において、高齢者に低カリウム血症等の副作用の発現率が高い傾向が認められるので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
- 妊婦等への投与に関する安全性は確立していないので、これらの患者には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[グリチルリチン酸一アンモニウムを大量投与したときの動物実験(ラット)において腎奇形等が認められている。]