製品名 クラビット錠250mg
クラビット錠500mg
クラビット細粒10%
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- 一般名
- Levofloxacin Hydrate
- 薬効分類
-
抗菌薬>抗菌薬(キノロン系)
- 価格
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250mg1錠(レボフロキサシンとして):207円/錠
500mg1錠(レボフロキサシンとして):355.1円/錠
100mg1g(レボフロキサシンとして):90.8円/g
- 製薬会社
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- 製造販売元:第一三共株式会社
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効能・効果
用法・容量 -
効能・効果
<適応菌種>
- 本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、炭疽菌、結核菌、大腸菌、赤痢菌、サルモネラ属、チフス菌、パラチフス菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、ペスト菌、コレラ菌、インフルエンザ菌、緑膿菌、アシネトバクター属、レジオネラ属、ブルセラ属、野兎病菌、カンピロバクター属、ペプトストレプトコッカス属、アクネ菌、Q熱リケッチア(コクシエラ・ブルネティ)、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)、肺炎クラミジア(クラミジア・ニューモニエ)、肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)
<適応症>
- 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、尿道炎、子宮頸管炎、胆嚢炎、胆管炎、感染性腸炎、腸チフス、パラチフス、コレラ、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、炭疽、ブルセラ症、ペスト、野兎病、肺結核及びその他の結核症、Q熱
用法・用量
- 通常、成人にはレボフロキサシンとして1回500mgを1日1回経口投与する。なお、疾患・症状に応じて適宜減量する。
- 肺結核及びその他の結核症については、原則として他の抗結核薬と併用すること。
- 腸チフス、パラチフスについては、レボフロキサシンとして1回500mgを1日1回14日間経口投与する。
- 禁忌
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【禁忌】
次の患者には投与しないこと
- 本剤の成分又はオフロキサシンに対し過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 小児等(「小児等への投与」及び「その他の注意」の項参照)
- ただし、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び小児等に対しては、炭疽等の重篤な疾患に限り、治療上の有益性を考慮して投与すること。
- 副作用
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- ショック(0.01%未満)、アナフィラキシー(頻度不明注1))
- ショック、アナフィラキシー(初期症状:紅斑、悪寒、呼吸困難等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明注1))、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明注1))
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 痙攣(0.01%未満)
- 痙攣があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- QT延長(頻度不明注1))、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)(頻度不明注1))
- QT延長、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 急性腎障害(0.01%未満)、間質性腎炎(頻度不明注1))
- 急性腎障害、間質性腎炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 劇症肝炎(頻度不明注1))、肝機能障害(0.01%未満)、黄疸(頻度不明注1))
- 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸(初期症状:嘔気・嘔吐、食欲不振、倦怠感、そう痒等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 汎血球減少症(頻度不明注1))、無顆粒球症(頻度不明注1))、溶血性貧血(頻度不明注1))、血小板減少(0.01%未満)
- 汎血球減少症、無顆粒球症(初期症状:発熱、咽頭痛、倦怠感等)、ヘモグロビン尿等を伴う溶血性貧血、血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 間質性肺炎(頻度不明注1))、好酸球性肺炎(頻度不明注1))
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、好酸球性肺炎があらわれることがあるので、このような症状が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤投与等の適切な処置を行うこと。
- 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明注1))
- 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 横紋筋融解症(頻度不明注1))
- 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 低血糖(頻度不明注1))
- 低血糖があらわれることがあり、低血糖性昏睡に至る例も報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。糖尿病患者(特にスルホニルウレア系薬剤やインスリン製剤等を投与している患者)、腎機能障害患者、高齢者であらわれやすい。
- アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害(頻度不明注1))
- アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害があらわれることがあるので、腱周辺の痛み、浮腫、発赤等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。臓器移植の既往のある患者であらわれやすい。
- 錯乱、せん妄、抑うつ等の精神症状(頻度不明注1))
- 錯乱、せん妄、抑うつ等の精神症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 過敏性血管炎(頻度不明注1))
- 過敏性血管炎があらわれることがあるので、発熱、腹痛、関節痛、紫斑、斑状丘疹や、皮膚生検で白血球破砕性血管炎等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 重症筋無力症の悪化(頻度不明注1))
- 重症筋無力症の患者で症状の悪化があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 大動脈瘤、大動脈解離(頻度不明注2))
- 大動脈瘤、大動脈解離を引き起こすことがあるので、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと(「慎重投与」、「重要な基本的注意」の項参照)。
- 末梢神経障害(頻度不明注1))
- 末梢神経障害があらわれることがあるので、しびれ、筋力低下、痛み等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 注1)自発報告又は海外において認められている副作用のため頻度不明。
- 注2)海外の疫学研究における報告のため頻度不明。
- 注意
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慎重投与
次の患者には慎重に投与すること
- 高度の腎機能障害のある患者[高い血中濃度の持続が認められている(「用法・用量に関連する使用上の注意」、「薬物動態」の項参照)。]
- てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣を起こすことがある。]
- キノロン系抗菌薬に対し過敏症の既往歴のある患者
- 重篤な心疾患(不整脈、虚血性心疾患等)のある患者[QT延長を起こすことがある。]
- 重症筋無力症の患者[症状を悪化させることがある。]
- 大動脈瘤又は大動脈解離を合併している患者、大動脈瘤又は大動脈解離の既往、家族歴若しくはリスク因子(マルファン症候群等)を有する患者[海外の疫学研究において、フルオロキノロン系抗菌薬投与後に大動脈瘤及び大動脈解離の発生リスクが増加したとの報告がある(「重要な基本的注意」、「重大な副作用」の項参照)。]
- 高齢者[腱障害があらわれやすいとの報告がある(「高齢者への投与」の項参照)。]
重要な基本的注意
- 他の抗結核薬との併用により、重篤な肝障害があらわれることがあるので、併用する場合は定期的に肝機能検査を行うこと。
- 意識障害等があらわれることがあるので、自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意するよう患者に十分に説明すること。
- 大動脈瘤、大動脈解離を引き起こすことがあるので、観察を十分に行うとともに、腹部、胸部又は背部に痛み等の症状があらわれた場合には直ちに医師の診察を受けるよう患者に指導すること。大動脈瘤又は大動脈解離を合併している患者、大動脈瘤又は大動脈解離の既往、家族歴若しくはリスク因子を有する患者では、必要に応じて画像検査の実施も考慮すること(「慎重投与」、「重大な副作用」の項参照)。
適用上の注意
- 薬剤交付時
- PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
用法用量に関連する使用上の注意
- 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
- 本剤の500mg1日1回投与は、100mg1日3回投与に比べ耐性菌の出現を抑制することが期待できる。本剤の投与にあたり、用量調節時を含め錠250mg及び細粒10%を用いる場合も分割投与は避け、必ず1日量を1回で投与すること(「薬効薬理」の項参照)。
- 腸チフス、パラチフスについては、レボフロキサシンとして(注射剤より本剤に切り替えた場合には注射剤の投与期間も含め)14日間投与すること。
- 炭疽の発症及び進展の抑制には、欧州医薬品庁(EMA)が60日間の投与を推奨している。
- 長期投与が必要となる場合には、経過観察を十分に行うこと。
- 腎機能低下患者では高い血中濃度が持続するので、下記の用法・用量を目安として、必要に応じて投与量を減じ、投与間隔をあけて投与することが望ましい(「薬物動態」の項参照)。
腎機能Ccr(mL/min) 用法・用量 20≦Ccr<50 初日500mgを1回、2日目以降250mgを1日に1回投与する。 Ccr<20 初日500mgを1回、3日目以降250mgを2日に1回投与する。
効能効果に関連する使用上の注意
- 咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、感染性腸炎、副鼻腔炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
高齢者への投与
- 本剤は、主として腎臓から排泄される(「薬物動態」の項参照)が、高齢者では腎機能が低下していることが多いため、高い血中濃度が持続するおそれがあるので投与量ならびに投与間隔に留意し、慎重に投与すること(「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照)。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
- 授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。[オフロキサシンでヒト母乳中へ移行することが報告されている。]
小児等への投与
- 低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していないので、投与しないこと(「その他の注意」の項参照)。
薬物動態
- 血中濃度
- 血漿中濃度の推移
- 国内において健康成人にレボフロキサシン500mg錠1錠を空腹時に単回経口投与した場合、血漿中濃度推移及び薬物動態パラメータは次のとおりであった。
- レボフロキサシン単回経口投与時の血漿中濃度推移(n=40、mean±SD)
- 単回経口投与時におけるレボフロキサシンの薬物動態パラメータ
(ノンコンパートメント解析、n=40、mean±SD)Tmax(hr) Cmax(μg/mL) t1/2(hr) AUC0-72hr(μg・hr/mL) 500mg空腹時 0.99±0.54 8.04±1.98 7.89±1.04 50.86±6.46
- 血漿蛋白結合率
- レボフロキサシン1~50μg/mLのin vitroでのヒト血漿蛋白結合率は、限外ろ過法で約26~36%であった。
- 分布
- 日本人における成績
- 患者にレボフロキサシンとして500mgを単回経口投与した場合、口蓋扁桃(投与後2.6~4.1時間で対血漿濃度比:1.42~1.89)、前立腺(投与後2.9~4.0時間で対血漿濃度比:0.76~1.58)、耳漏(投与後1~4時間で対血漿濃度比:0.40~0.88)、上顎洞粘膜(投与後2.3~5.8時間で対血漿濃度比:0.89~2.29)、鼻汁(投与後1~4時間で対血漿濃度比:0.11~1.39)であり、高い移行性を示した。
なお、健康成人又は患者にレボフロキサシン水和物として100mg又は200mgを単回経口投与した場合、皮膚(投与後0.8~4時間で対血清濃度比:平均1.1)、唾液(対血清濃度比:約0.7)、口蓋扁桃(対血清濃度比:約2)、喀痰(対血清濃度比:0.8~1.1)、前立腺(投与後1~6時間で対血清濃度比:0.8~1.9)、前立腺液(投与後1.5時間で対血清濃度比:約0.6)、胆嚢(対血清濃度比:0.3~4.2)、房水(投与後2~9時間で対血清濃度比:0.14~0.31)、涙液(100mg投与で最高濃度0.61μg/mL)、耳漏(投与後2時間で対血清濃度比:0.6)、上顎洞粘膜(投与後2~6時間で対血清濃度比:1.1~1.9)、女性性器(100mg投与後3~4時間で0.6~2.1μg/g)であった。
- 外国人における成績
- 健康成人又は患者にレボフロキサシンとして500mgを単回経口投与した場合、炎症性滲出液(投与後0.5~24時間で対血漿濃度比:0.2~1.5)、気管支粘膜(投与後0.5~8時間で対血漿濃度比:0.9~1.8)、気管支肺胞洗浄液(投与後0.5~8時間で対血漿濃度比:1.1~3.0)、肺マクロファージ(投与後0.5~24時間で対血漿濃度比:4.1~18.9)、肺組織(投与後2.28~25.43時間で対血漿濃度比:1.06~9.98)であった。
- 代謝
- 尿中代謝物
- 国内において健康成人にレボフロキサシン水和物として100mgを単回経口投与した場合、投与後24時間までの累積尿中排泄率は、未変化体が投与量の79.6%、脱メチル体が1.75%、N-オキサイドが1.63%であった。
- 胆汁中代謝物
- 国内において患者にレボフロキサシン水和物として100mg単回経口投与後2~3.5時間での胆嚢胆汁中グルクロン酸抱合体濃度は0.05~0.44μg/mLであり、未変化体に対する割合は3.9~25.8%であった。また、胆管胆汁中にもほぼ同程度のグルクロン酸抱合体が認められた。
- 排泄
- 国内において健康成人にレボフロキサシンとして500mgを単回経口投与した場合、投与後0~24時間の尿中濃度は、138.8~877.7μg/mLであり、投与後72時間までに投与量の83.76%が未変化体として尿中に排泄された。
また、健康成人にレボフロキサシン水和物として200mgを食後投与した場合、糞中には投与後72時間で投与量の3.9%が未変化体として排泄された。
- 点滴静注との比較
- 国内において健康成人にレボフロキサシン500mgを単回経口投与した場合又は60分間で単回点滴静注した場合、薬物動態パラメータは、次のとおりであった。
(ノンコンパートメント解析、n=48、mean±SD) 被験者数 Tmax(hr) Cmax(μg/mL) t1/2(hr) AUC0-72hr(μg・hr/mL) 500mg経口投与 40 0.99±0.54 8.04±1.98 7.89±1.04 50.86±6.46 500mg点滴静注 8 1.00±0.00 9.79±1.05 8.05±1.54 51.96±4.96
- 腎機能障害患者での体内動態
- 国内においてクレアチニン・クリアランス値(Ccr)により群分けし、レボフロキサシン500mgを空腹時単回経口投与した場合、腎機能の低下に伴い血漿中濃度の生物学的半減期の延長、尿中濃度の低下及び尿中排泄率の低下が認められた。
(ノンコンパートメント解析、n=22、mean±SD) Ccr(mL/min) 患者数 t1/2(hr) AUC0-72hr(μg・hr/mL) 尿中排泄率(%)(0~48hr) 50≦Ccr 11 9.17±1.28 81.74±20.78 80.02±6.08 20≦Ccr<50 7 15.88±3.79 150.96±18.03 56.39±13.51 Ccr<20 4 33.69±14.57 250.66±58.30 28.28±11.83
- 血液透析又はCAPDは、体内からのレボフロキサシン除去への影響は少ないと報告があり、透析後の追加投与は不要と考えられる。
- 国内においてクレアチニン・クリアランス値(Ccr)により群分けし、レボフロキサシン500mgを空腹時単回経口投与した場合、腎機能の低下に伴い血漿中濃度の生物学的半減期の延長、尿中濃度の低下及び尿中排泄率の低下が認められた。
- シメチジン、プロベネシドによる影響
- 海外(欧州)において健康成人に、シメチジン400mgを1日2回、又はプロベネシド500mgを1日4回、7日間投与し、4日目にレボフロキサシン500mgを空腹時単回経口投与した。シメチジン及びプロベネシドとの併用によりレボフロキサシンのAUC0-72hrはそれぞれ27.0%及び38.2%上昇し、t1/2はそれぞれ30.5%及び31.8%延長したが、Cmaxに影響はみられなかった。