製品名 コランチル配合顆粒

一般名
Dicyclomine Hydrochloride
Dried Aluminum Hydroxide Gel
Magnesium Oxide
薬効分類
胃腸薬・止痢薬・整腸薬・下剤
 >総合胃腸薬
価格
1g:6.2円/g

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 下記疾患における自覚症状及び他覚所見の改善

    • 胃潰瘍,十二指腸潰瘍,胃炎

用法・用量

  • 通常,成人には1回1~2gを1日3~4回経口投与する。
    なお,年齢,症状により適宜増減する。
  • 参考

    症状が起こりやすい時間に合わせて食後又は食間に(必要なら更に就寝前にも)経口投与する。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 緑内障の患者[本剤中のジサイクロミン塩酸塩の抗コリン作用により眼圧が亢進し,症状を悪化させるおそれがある。]
  • 前立腺肥大による排尿障害のある患者[本剤中のジサイクロミン塩酸塩の抗コリン作用により排尿障害を悪化させるおそれがある。]
  • 重篤な心疾患のある患者[本剤中のジサイクロミン塩酸塩の抗コリン作用により心悸亢進,頻脈等を起こし,症状を悪化させるおそれがある。]
  • 麻痺性イレウスの患者[本剤中のジサイクロミン塩酸塩の腸管運動抑制作用により腸閉塞状態が強められ,症状を悪化させるおそれがある。]
  • 透析療法を受けている患者[長期投与によりアルミニウム脳症,アルミニウム骨症,貧血等があらわれることがある。]
副作用
アルミニウム脳症,アルミニウム骨症,貧血(頻度不明)
本剤中の乾燥水酸化アルミニウムゲルの長期投与によりアルミニウム脳症,アルミニウム骨症,貧血等があらわれるおそれがあるので,慎重に投与すること。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

前立腺肥大のある患者[本剤中のジサイクロミン塩酸塩の抗コリン作用により排尿障害を起こすおそれがある。]
甲状腺機能亢進症の患者[本剤中のジサイクロミン塩酸塩の抗コリン作用により甲状腺機能亢進症に伴う心悸亢進,頻脈等を悪化させるおそれがある。]
潰瘍性大腸炎の患者[本剤中のジサイクロミン塩酸塩の腸管運動抑制作用により中毒性巨大結腸があらわれることがある。]
腎障害のある患者[長期投与によりアルミニウム脳症,アルミニウム骨症,貧血等があらわれるおそれがあるので,定期的に血中アルミニウム,リン,カルシウム,アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと。]
心機能障害(うっ血性心不全,不整脈等)のある患者[本剤中のジサイクロミン塩酸塩は心悸亢進,頻脈等を,また,酸化マグネシウムは徐脈を起こし,症状を悪化させるおそれがある。]
下痢のある患者[本剤中の酸化マグネシウムは下痢を助長するおそれがある。]
高マグネシウム血症の患者[本剤中の酸化マグネシウムは高マグネシウム血症を悪化させるおそれがある。]
リン酸塩の欠乏している患者[本剤中の乾燥水酸化アルミニウムゲルはリン酸塩の吸収を阻害するおそれがある。]
高温環境にある患者[本剤中のジサイクロミン塩酸塩の抗コリン作用により発汗が抑制されるおそれがある。]
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]

重要な基本的注意

視調節障害,眠気を起こすことがあるので,本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させること。

高齢者への投与

高齢者では,抗コリン作用による口渇,排尿障害,便秘,眼圧亢進等があらわれやすいので,慎重に投与すること。

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
授乳中の婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[本剤中のジサイクロミン塩酸塩はヒト母乳中に移行することが報告されている。]

小児等への投与

低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立していない。[使用経験がない。]

薬物動態

血漿中濃度
健康成人男性にコランチル配合顆粒2gを空腹時単回経口投与したときのジサイクロミンの血漿中濃度及び薬物動態パラメータを図1・表1に示す。
図1 ジサイクロミンの血漿中濃度
表1 ジサイクロミンのパラメータ
nCmax(ng/mL)Tmax(hr)AUC0-9(ng・hr/mL)T1/2(hr)
1019.36±7.661.70±0.6888.16±29.483.12±0.89
(測定法:GC-MS)(mean±S.D.)
排泄
健康成人男性4例に14C-標識ジサイクロミン塩酸塩30mg/日を7日間連続経口投与したとき,ジサイクロミン塩酸塩及びその代謝物の主な排泄経路は腎で,1時間以内に尿中に認められ,7日間で尿中排泄率は79.5%,糞中排泄率は8.4%以下であった。(外国人によるデータ)