製品名 カフコデN配合錠

一般名
Diprophylline
Dihydrocodeine Phosphate
dl-Methylephedrine Hydrochloride
Diphenhydramine Salicylate
Acetaminophen
Bromovalerylurea
薬効分類
鎮咳・去痰薬
 >鎮咳・去痰薬
価格
1錠:5.8円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • かぜ症候群における鎮咳、鎮痛、解熱
  • 気管支炎における鎮咳

用法・用量

  • 通常、成人には1回2錠、1日3回経口投与する。
    なお、12歳以上の小児には、年齢により、適宜減量する。
禁忌

【警告】

  • 本剤中のアセトアミノフェンにより重篤な肝障害が発現するおそれがあるので注意すること。
  • 本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により、アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから、これらの薬剤との併用を避けること。[「過量投与」の項参照]
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
  • 気管支喘息発作中の患者[気道分泌を妨げるおそれがある。]
  • アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)またはその既往歴のある患者[アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考えられる。]
  • 消化性潰瘍のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
  • 重篤な肝障害のある患者[昏睡に陥るおそれがある。]
  • 重篤な腎障害のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
  • 重篤な血液の異常のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
  • 重篤な心機能不全のある患者[循環系のバランスが損なわれ、心不全が悪化するおそれがある。]
  • 緑内障の患者[抗コリン作用により房水流出路が狭くなり、眼圧が上昇し、緑内障を悪化させるおそれがある。]
  • 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により膀胱平滑筋の弛緩、膀胱括約筋の緊張により、症状を悪化させるおそれがある。]
  • アドレナリン及びイソプロテレノール等のカテコールアミンを投与中の患者[不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある。「相互作用」の項(1)参照]
副作用
(頻度不明)
ショック
ショックを起こすことがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー
アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
顆粒球減少
顆粒球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
喘息発作の誘発
喘息発作を誘発することがある。
劇症肝炎、肝機能障害、黄疸
劇症肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎
間質性肺炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること。異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
間質性腎炎、急性腎障害
間質性腎炎、急性腎障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
呼吸抑制
呼吸抑制があらわれることがあるので、息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸、呼吸異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
なお、ジヒドロコデインリン酸塩による呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が拮抗する。
注意

次の患者には慎重に投与すること

脳に器質的障害のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
気管支喘息のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
代謝性アシドーシスのある患者[呼吸抑制を起こすおそれがある。]
副腎皮質機能低下症のある患者[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
てんかんの患者[中枢神経刺激作用により発作を起こすおそれがある。]
心機能異常のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
呼吸機能障害のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
高血圧症の患者[交感神経刺激作用により高血圧症状を悪化させるおそれがある。]
消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍の再発を促すおそれがある。]
肝障害またはその既往歴のある患者[肝機能が悪化するおそれがある。]
腎障害またはその既往歴のある患者[腎機能が悪化するおそれがある。]
血液の異常またはその既往歴のある患者[血液障害を起こすおそれがある。]
出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがある。]
甲状腺機能異常のある患者[甲状腺機能異常を悪化させるおそれがある。]
過敏症の既往歴のある患者
衰弱者[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
アルコール多量常飲者[肝障害があらわれやすくなる。「相互作用」の項参照]
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
12歳以上の小児[「小児等への投与」の項参照]
絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏、脱水症状のある患者[肝障害があらわれやすくなる。]
用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合は、本剤が適当でないと考えられるので、投与を中止すること。なお、12歳以上の小児に投与する場合には、使用法を正しく指導し、経過の観察を十分行うこと。
重篤な呼吸抑制があらわれるおそれがあるので、12歳未満の小児には投与しないこと(「小児等への投与」の項参照)。
重篤な呼吸抑制のリスクが増加するおそれがあるので、18歳未満の肥満、閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は重篤な肺疾患を有する患者には投与しないこと。
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう十分注意すること。
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。[副作用があらわれやすい。]
妊婦(12週以内あるいは妊娠後期)または妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[サリチル酸製剤(アスピリン等)では動物試験(ラット)で催奇形性作用が、また、ヒトで、妊娠後期にアスピリンを投与された患者及びその新生児に出血異常があらわれたとの報告がある。]
妊娠後期の婦人へのアセトアミノフェンの投与により胎児に動脈管収縮を起こすことがある。
妊娠後期のラットにアセトアミノフェンを投与した実験で弱い胎仔の動脈管収縮の報告がある。
分娩前に投与した場合、出産後新生児に退薬症候(多動、神経過敏、不眠、振戦等)があらわれるとの報告がある。
外国において、分娩時の投与により、新生児に呼吸抑制があらわれるとの報告がある。
授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。[ジヒドロコデインの類似化合物(コデイン)で、母乳への移行により、乳児でモルヒネ中毒(傾眠、哺乳困難、呼吸困難等)が生じたとの報告がある。なお、CYP2D6の活性が過剰であることが判明している患者(Ultra-rapid Metabolizer)では、母乳中のジヒドロモルヒネ濃度が高くなるおそれがある。ジフェンヒドラミンは、動物実験(ラット)で乳汁中に移行するとの報告がある。]
12歳未満の小児には投与しないこと。[呼吸抑制の感受性が高い。海外において、12歳未満の小児で死亡を含む重篤な呼吸抑制のリスクが高いとの報告がある。]
12歳以上の小児には副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。[呼吸抑制の感受性が高い。小児等に対する安全性は確立していない。]
本剤2錠を健常成人男子5名に単回経口投与した場合、各成分の最高血漿中濃度到達時間は次のとおりである。
成分名Tmax(h)
ジプロフィリン0.90±0.65
ジヒドロコデインリン酸塩0.90±0.65
dl-メチルエフェドリン塩酸塩0.95±0.62
ジフェンヒドラミンサリチル酸塩(ジフェンヒドラミンとして)1.95±1.28
アセトアミノフェン0.85±0.70
ブロモバレリル尿素0.85±0.70