製品名 セレスタミン配合錠
セレスタミン配合シロップ

一般名
Betamethasone
d-Chlorpheniramine Maleate
薬効分類
内分泌疾患用薬
 >副腎皮質ステロイド薬配合薬
価格
1錠:9.3円/錠
1mL:5.2円/mL

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 蕁麻疹(慢性例を除く)、湿疹・皮膚炎群の急性期及び急性増悪期、薬疹、アレルギー性鼻炎

用法・用量

  • <錠剤>

    • 通常、成人には1回1~2錠を1日1~4回経口投与する。
      なお、年齢、症状により適宜増減する。
      ただし、本剤を漫然と使用するべきではない。
  • <シロップ剤>

    • 通常、成人には1回5~10mLを1日1~4回経口投与する。
      小児には1回5mLを1日1~4回経口投与する。
      なお、年齢、症状により適宜増減する。
      ただし、本剤を漫然と使用するべきではない。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 適応、症状を考慮し、他の治療法によって十分に治療効果が期待できる場合には、本剤を投与しないこと。また、局所的投与で十分な場合には、局所療法を行うこと。
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 緑内障の患者[眼内圧の上昇により、緑内障が増悪することがある。]
  • 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿困難、尿閉等があらわれ、症状が増悪することがある。]
原則禁忌

次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること

  • 有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の患者[免疫機能抑制作用により、感染症が増悪することがある。]
  • 結核性疾患の患者[免疫機能抑制作用により、結核性疾患が増悪することがある。]
  • 消化性潰瘍の患者[胃酸分泌の亢進、肉芽組織増殖抑制作用により、潰瘍が増悪又は治癒が遅れることがある。]
  • 精神病の患者[中枢神経系に影響し、精神病が増悪することがある。]
  • 単純疱疹性角膜炎の患者[免疫機能抑制作用により、単純疱疹性角膜炎が増悪することがある。]
  • 後のう白内障の患者[水晶体線維に影響し、後のう白内障が増悪することがある。]
  • 高血圧症の患者[水及び電解質代謝作用により、高血圧症が増悪することがある。]
  • 電解質異常のある患者[電解質代謝作用により、電解質異常が増悪することがある。]
  • 血栓症の患者[血液凝固促進作用により、血栓症が増悪することがある。]
  • 最近行った内臓の手術創のある患者[創傷治癒(組織修復)が障害されることがある。]
  • 急性心筋梗塞を起こした患者[副腎皮質ホルモン剤で心破裂を起こしたとの報告がある。]
副作用
誘発感染症、感染症の増悪(0.1~5%未満)
誘発感染症、感染症の増悪があらわれることがある。また、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
続発性副腎皮質機能不全、糖尿病(頻度不明)、急性副腎不全(0.1~5%未満)
続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、また、急性副腎不全があらわれることがあるので、検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は休薬等適切な処置を行うこと。
消化性潰瘍(0.1~5%未満)、膵炎(頻度不明)
膵炎、また、胃潰瘍等の消化性潰瘍があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は休薬等適切な処置を行うこと。
精神変調(0.1~5%未満)、うつ状態、痙攣、錯乱(頻度不明)
うつ状態、痙攣、錯乱、また、精神変調があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常があらわれた場合には、減量又は休薬等適切な処置を行うこと。
骨粗鬆症、ミオパシー(0.1~5%未満)、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死(頻度不明)
大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、また、骨粗鬆症、ミオパシーがあらわれることがあるので、検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は休薬等適切な処置を行うこと。
緑内障、後のう白内障(頻度不明)
連用により眼圧亢進、緑内障、後のう白内障を来すことがあるので、定期的に検査をすることが望ましい。
血栓症(0.1%未満)
血栓症があらわれることがあるので、検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は休薬等適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血、無顆粒球症(0.1%未満)
クロルフェニラミン製剤では再生不良性貧血、無顆粒球症があらわれることがあるので、血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止すること。
幼児・小児の発育抑制(頻度不明)
「7.小児等への投与」の項参照)
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

感染症の患者[免疫機能抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。]
糖尿病の患者[糖新生促進作用(血糖値上昇)等により、糖尿病が増悪するおそれがある。]
骨粗鬆症の患者[骨形成の抑制、骨からのカルシウム排泄の増加により、骨粗鬆症が増悪するおそれがある。]
腎不全の患者[薬物の排泄が遅延するため、体内蓄積により副作用があらわれるおそれがある。]
甲状腺機能低下のある患者[副腎皮質ホルモン剤の血中からの半減時間が長くなるとの報告があり、副作用があらわれるおそれがある。]
肝硬変の患者[代謝酵素の活性低下等により、副作用があらわれるおそれがある。]
脂肪肝の患者[脂肪分解・再分布作用により、肝臓への脂肪沈着を増大させ、脂肪肝が増悪するおそれがある。]
脂肪塞栓症の患者[副腎皮質ホルモン剤の大量投与により、脂肪塞栓症が起こるとの報告があり、症状が増悪するおそれがある。]
重症筋無力症の患者[蛋白異化作用により、使用当初、一時症状が増悪するおそれがある。]
高齢者(「5.高齢者への投与」の項参照)

重要な基本的注意

眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。
本剤の投与により、誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害等の重篤な副作用があらわれることがあるので、本剤の投与にあたっては次の注意が必要である。特に本剤投与中に水痘又は麻疹に感染すると、致命的な経過をたどることがあるので、次の注意が必要である。
本剤投与前に水痘又は麻疹の既往や予防接種の有無を確認すること。
水痘又は麻疹の既往のない患者においては、水痘又は麻疹への感染を極力防ぐよう常に十分な配慮と観察を行うこと。感染が疑われる場合や感染した場合には、直ちに受診するよう指導し、適切な処置を講ずること。
水痘又は麻疹の既往や予防接種を受けたことがある患者であっても、本剤投与中は、水痘又は麻疹を発症する可能性があるので留意すること。
投与中は副作用の出現に対し、常に十分な配慮と観察を行い、また、患者をストレスから避けるようにし、事故、手術等の場合には増量するなど適切な処置を行うこと。
連用後、投与を急に中止すると、ときに発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、ショック等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。離脱症状があらわれた場合には、直ちに再投与又は増量すること。
副腎皮質ホルモン剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの患者において、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。本剤の投与期間中及び投与終了後は継続して肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルス増殖の徴候や症状の発現に注意すること。異常が認められた場合には、本剤の減量を考慮し、抗ウイルス剤を投与するなど適切な処置を行うこと。なお、投与開始前にHBs抗原陰性の患者において、B型肝炎ウイルスによる肝炎を発症した症例が報告されている。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
本剤は副腎皮質ホルモンをプレドニゾロン換算で、錠剤として1錠中2.5mg、シロップ剤として1mL中0.5mg相当量を含有するので、症状改善後は漫然として使用することのないよう注意する。

高齢者への投与

高齢者に長期投与した場合、感染症の誘発、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、後のう白内障、緑内障等の副作用があらわれやすいので、慎重に投与すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[動物実験(マウス)で催奇形作用が報告されており、また、新生仔に副腎不全を起こすことがある。]
本剤投与中は授乳を避けさせること。[母乳中へ移行することがある。]

小児等への投与

幼児・小児の発育抑制があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
長期投与した場合、頭蓋内圧亢進症状があらわれることがある。